

Amazonのイヤホンランキングで、上位にJoyhouse K2がありました。
3000円前後のワイヤレスイヤホンですが、実力はどうですか。



完全ワイヤレスイヤホンとしては基本的な性能を備えており、問題なく使用できますよ。
この記事は、完全ワイヤレスイヤホン/Joyhouse K2について書いています。
- Joyhouse K2の性能
- 同価格帯イヤホンとの比較
- Joyhouse K2の口コミ・評判


- オーディオマニアをうたうにはいまだ発展途上の平民ブロガー
- 「気軽に手軽にイヤホンライフを~」をモットーにイヤホン関連の情報発信しています。
- 本サイトのレビュー記事は全て実物を実際に使用して感想を書いています。
Joyhouse K2の詳細に入る前に、この記事のまとめ・結論を先に述べます。
Joyhouse K2


音質評価:4.8 (音質の評価はこちら)


- 高音:5/10
- 中音:5/10
- 低音:5/10
- 音場:5/10
- 解像度:4/10
- ワイヤレスイヤホン初心者
- 3000円前後のTWSイヤホンを探している
- 音質にはさほどこだわりはない
- オンライン会議などでマイクを使う頻度が多い
結論として、Joyhouse K2は完全ワイヤレスイヤホンとして十分に使用できる製品に仕上がっています。
音質はこもりがちですが、キンキンするような刺激がなく落ち着いて聴くことができます。
つけ心地、接続安定性、タッチセンサー、マイク性能は良好で致命的な欠点はありませんでした。
音質にさほどこだわりがなく、主に「ながら聴き」で使用される方にはおススメできるワイヤレスイヤホンです。
では、詳しく見ていきましょう。
先に性能レビューをみたい方はこちら
Joyhouseとは?





Joyhouseって聞いたことがない会社ですが、どんな会社ですか?
Joyhouseはブランド名で、正式な会社名はワールドリンク株式会社です。
埼玉県川口市を拠点としています。
ワールドリンクは、Amazonや楽天などを通してオンライン販売に力を入れており、ドライヤー、スマートウォッチ、イヤホン、扇風機、充電器などの電子機器を主に販売しています。
ワールドリンクにて商品を企画し、中国の製造メーカーに生産を委託して、Joyhouseブランドで製品を販売しています。



Joyhouseブランドで電化製品を販売しているのですね。



完全ワイヤレスイヤホンも複数機種販売されています。
Joyhouseのホームページはこちら
Joyhouse K2 概要


初めにJoyhouse K2の概要を見ていきます。
Joyhouse K2 スペック
Joyhouse K2のスペックです。
項目 | Joyhouse K2 |
---|---|
ドライバー | 10mmダイナミック |
出力音圧レベル | (記載無し) |
再生周波数帯域 | (記載無し) |
インピーダンス | (記載無し) |
質量 | 本体:4.4g×2 ケース:31.4g |
イヤーピース | 材質:シリコーンゴム Sサイズ 径:9.2㎜、高さ:5.7㎜ Mサイズ 径:10.5㎜、高さ:6.1㎜ Lサイズ 径:13.1㎜、高さ:7.0㎜ |
ノズルサイズ | ノズル径:5.6㎜ くびれ部:4.4㎜ ノズル長:3.1㎜ |
充電端子 | USB Type-C |
充電時間 | イヤホン:記載なし 充電ケース:1~2時間 |
電池持続時間 | 本体:約4.5時間 充電ケース込:約15時間 |
Bluetoothバージョン | 5.1 |
コーデック | SBC、AAC |
対応Bluetoothプロファイル | (記載無し) |
防水性能 | IPX7 |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み | × |
自動装着検出 | × |
保証期間 | 1年 |
その他 | ENCデュアルマイク CVC8.0 |
イヤホンの性能を示す出力音圧レベル、再生周波数帯域、インピーダンスなどの記載はありませんでした。
何気にすごいのは、防水性能がIPX7に対応していることです。
IPX7は、30分間水の中に入れても影響が出ないレベルです。
シャワーや入浴中に使用しても問題ないことを意味しています。
SONYの数万円するワイヤレスイヤホン/WF-1000XM4でもIPX4(雨や汗程度では問題なし)のレベルです。
IPX7がいかに水に対して強いことがわかります。
IPX7防水仕様ですが、取扱説明書に「湿気の多い場所での使用・保管はしないでください」とありました。
入浴時の使用は避けた方が無難ですね。



低価格帯のワイヤレスイヤホンには、そもそも防水性能が付いていないものも多いです。
JoyhouseのBluetoothバージョンは5.1になります。
Bluetoothバージョンは、再生機器側(スマホやDAP)のバージョンも同等以上である必要があります。
例えば、イヤホンがBluetooth5.2でも、再生機器でiPhone7(Bluetooth4.2)を使用していると、小さい方のBluetooth4.2になります。
再生機器側のBluetoothバージョンで、接続安定性が悪くなることもあります。
5.1は方向探知機能が付与されており、より一層の通信安定性があり、音が途切れにくくなります。
Joyhouse K2の接続安定性については後述します。(接続安定性の記載はこちら)
電池持続時間は、イヤホン単体で4~5時間、ケース込みで15時間になります。
そこまで長く持つわけではありませんので、充電回数は増えそうです。
Joyhouse K2 外観
外観を見ていきましょう。
ケース正面です。


製品の写真と製品名が記載されています。
Bluetoothバージョンが5.1であることもわかります。
ケース裏側です。


製品仕様が書かれています。
メーカー希望小売価格は13,980円となっています。
実際はかなりディスカウントされていますが、この価格だとおススメできないですね。
では、開封していきます。
開封直後です。


緩衝材に包まれており、梱包は丁寧な印象です。
綺麗に梱包されていると、テンションが上がりますね。
梱包物は下記の通りです。


- 収納袋
- イヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース(S、M、L)
- 取扱説明書(保証書付き)
- USB充電ケーブル(Type-C)
イヤホンの本体です。


AppleのAirPodsに代表されるスティック型になります。
イヤホン本体の重量は、片側4.4gでした。


軽量なので、特に重さは感じません。
イヤホンの筐体(ハウジング)です。




Joyhouse K2の操作は筐体裏側のタッチセンサーで行います。


タッチセンサーを使用して以下の操作ができます。
タッチセンサー操作 | L側 | R側 |
---|---|---|
1回タップ | ・受話 ・音量- | ・受話 ・音量+ |
2回タップ | ・終話 ・再生/一時停止 | ・終話 ・再生/一時停止 |
3回タップ | ・Siriの起動/解除 | ・Siriの起動/解除 |
長押し(約2秒) | ・着信拒否 ・曲戻り(再生中) | ・着信拒否 ・曲送り(再生中) |
タッチセンサーの反応は普通です。
物理ボタンではなくタッチするので、たまに操作を誤ることがありましたが、特に操作をしていて、ストレスは感じませんでした。



個人的には物理ボタンの方が好みです。
イヤホンのノズルです。
ノズルは耳の形状に合わせてナナメに出ています。




ノズルサイズは下記の通りです。
ノズル径:5.6㎜


くびれ部:4.4㎜


ノズル長:3.1㎜


ノズルの長さが一般のイヤホンに比べて短めです。
普通のイヤーピースだと充電ケースに入らなくなるので、イヤーピースを変更する際は、ショートサイズ(TWSイヤホン用)のイヤーピースを選ぶようにしましょう。
イヤーピースです。
S、M、Lの3サイズが用意されています。


シリコン素材で作られていますが、薄いので貧弱な印象です。
イヤーピースのサイズは下記の通りです。
S径:9.2㎜


S長さ:5.7㎜


M径:10.5㎜


M長さ:6.1㎜


L径:13.1㎜


L長さ:7.0㎜


イヤーピースは3サイズありますが、少し小ぶりです。
充電ケースです。
手のひらにおさまるサイズです。




充電ケースの重さは31.4gです。


ケースを開けてイヤホンを収納します。


イヤホンをケースに収める時は、イヤーピース側を外向けにして収納します。
耳とは逆向きになります。
ケースから耳にイヤホンを装着する時は180度回転させる必要があります。



何気にこのイヤホンを回転させる動作が面倒です。
充電ケースを設計する際は、イヤーピース側を内向きにしてほしかったですね。
正面にバッテリー容量を示すインジケーターが付いています。


インジケーターの目安は下記の通りです。
●(点滅) | 0~25% |
● | 25~35% |
●● | 35~65% |
●●● | 65~100% |



●が一つになって点滅を始めたらケースを充電しましょう。
充電ケースの裏側にJoyhouseのブランド名と型番が記載されています。


ケース底部にUSBの接続口があります。


こちらからケースの充電を行います。
端子はUSB Type-Cになります。
Joyhouse K2は、ワイヤレス充電には対応していません。
Joyhouse K2 充電方法
充電方法を解説します。
充電ケースを充電する


(充電中はケースのインジケーターが点滅します)




充電時間は1~2時間になります。
続いてイヤホンの充電です。
イヤホンを充電する






イヤホンの充電時間も1~2時間になります。
Joyhouse K2 Bluetooth接続方法
Joyhouse K2をペアリング(接続)する方法を解説します。
まずはiPhoneです。
iPhone Bluetooth接続方法
(自動的に電源がONになり、イヤホンがペアリングモードになる。)






※写真は「オフ」になっています。タップして「オン」に切り替えてください。


※イヤホンがペアリングモードになっていると、「Joyhouse K2」が表示されます。




続いてAndroidの接続方法です。
Android Bluetooth接続方法
(自動的に電源がONになり、イヤホンがペアリングモードになる。)






※写真は「オフ」の状態です。タップして「オン」に切り替えます。









ワイヤレスイヤホンの接続は簡単にできますよ。
Joyhouse K2 レビュー


Joyhouse K2を、下記5つの項目に分けて、レビューしていきます。
音質もさることながら、つけ心地や接続安定性も重視しましょう。
- つけ心地
- 音質
- 接続安定性
- マイク音質
- 遅延度合
Joyhouse K2 つけ心地:良好
イヤホンで重要なつけ心地を見ていきます。


Joyhouse K2のつけ心地は良好です。(あくまで個人の感想です。)
スティック型のイヤホンが特に耳穴に干渉することもなく、ちょうどいいフィット感です。
一度ランニングに使用してみましたが、多少の緩みはあったものの、問題なく使用できました。
ランニングもできるので、ウォーキング程度の軽い運動なら全く問題ありません。
イヤーピースがS、M、Lと3種類入っていますので、合わない方はサイズを変更してみましょう。
Joyhouse K2に付いているイヤーピースは、SとMが少し小ぶりです。
私の場合、普段はMサイズを使用していますが、Joyhouse K2のMサイズは小さく感じました。
左耳が少し大きいので、左側だけLサイズを使用しています。
繰り返しになりますが、ノズルサイズが小さいので、イヤーピースの標準サイズを付けるとケースに入らなくなります。
ショートサイズ(TWSイヤホン用)のイヤーピースを選ぶようにしてください。
Joyhouse K2 音質:音はこもりがち


イヤホンで重要な音質を確認しました。
再生機器はiPhone12miniを使用しています。
第一印象としては、低価格帯で無名メーカーのワイヤレスイヤホンとしては、まずまずでした。
音の傾向としては低音やや強めのドンシャリ型になります。
全体的には、刺激のないマイルドな音質なのですが、その分音がこもって聴こえます。
音のこもりは、他のイヤホンと比較すると顕著にわかります。
音全体が丸くなっており、にじんでいるように聴こえます。
特に低音が強い分、中音と高音をマスクしてしまいがちです。
じっくり音楽を鑑賞する点では不向きなイヤホンと言えるでしょう。
各音域ですが、低音はやや強めです。
低音域の境目がぼんやりしており、他の音と重なりがちです。
ボン!やドン!ではなく、ボ~ン、ド~ンとなるようなイメージです。
ボーカルを代表する中音も上述の低音が強いため、一歩後ろ側から聞こえてきます。
ロックやポップス、EDMなど豊かな楽曲だとボーカルの声が少し遠くなります。
高音は丸い分、柔らかくマイルドな音になっており、刺さるような刺激は一切ありません。
ただし、クリアではないので、ピアノやシンバルの音色はややぼんやりしています。
音の広さは限定的です。
この価格帯のワイヤレスイヤホンで音の立体感を出すのはさすがに難しいですね。
私の音質評価は下記の通りです。
音質評価:4.8


- 高音:5/10
- 中音:5/10
- 低音:5/10
- 音場:5/10
- 解像度:4/10
このクラスのワイヤレスイヤホンで高音質を求めるのは難しいです。
個人的には、価格帯を考えれば問題ないレベルの音質と評価しています。



こもりはありますが、音質にさほどこだわらない方であれば、十分な音質かと思います。
Joyhouse K2 接続安定性:音飛びは一切なし
Joyhouse K2はBluetooth5.1を採用しています。
ワイヤレスイヤホンで重要な接続安定性を確認しました。


再生機器はiPhone 12mini(Bluetoothバージョン5.0)を使用しました。
まず、家の中や人がいない場所での音飛びは一切ありませんでした。
電波の干渉を受けにくいので、ほとんどのワイヤレスイヤホンは安定して接続できます。
肝心の人の多い街中での評価ですが、5日間満員電車や駅のホームなどで使用してみました。
結果、人混みでも音飛びは一度も起こりませんでした。
同価格帯のTWSイヤホンでも少なからず音飛びは確認していたので、この結果にはかなり驚きです。
結論としてJoyhouse K2の接続安定性は優秀です。
外に持ち出しても安心して使用できます。



接続が途切れないのはいいですね!
Joyhouse K2 マイク音質:良好(ENCデュアルマイクとCVC8.0を採用)
Joyhouse K2にはマイクも付属されています。
このマイクですが、ENCデュアルマイクとCVC8.0を採用しています。



ENCデュアルマイク?
CVC8.0?



私も知らなかったので、ググってみました。



通話時に自分の声が相手側に聞こえやすくなるのですね。
ENCデュアルマイクのことを「ノイズキャンセリング」の表記で書かれているものを見かけますが、この機能はあくまで通話時に使用するものです。
高機能イヤホンで搭載されている、周囲の雑音を消してイヤホンの音声のみを耳に届ける「アクティブノイズキャンセリング」とは別物です。
購入する際には気をつけましょう。
では、Joyhouse K2のマイク性能を見ていきましょう。
オンライン通話ソフト「Zoom」を使用して、受信側から録音しました。
比較をする上で、下記イヤホンも参考として音声を載せておきます。
- 3coins BEANS MUSIC2:1500円ワイヤレスイヤホン
- ダイソー TWS001:1000円ワイヤレスイヤホン
- ソニー WF-1000XM4:20,000円台ワイヤレスイヤホン
- ダイソー EV002:300円有線イヤホン
Joyhouse K2マイク音質
ワイヤレスイヤホンにしては、クリアな音質です。
大事なオンライン会議などでも十分使用できるレベルです。
3coins BEANS MUSIC2マイク音質
BEANS MUSIC2のマイク音質はこもっています。
普通の通話でもちょっと使いづらいですね。
ダイソー TWS001
こちらもBEANS MUSIC2同様にこもりがあります。
相手側が聴き取りにくそうです。
ソニー WF-1000XM4
20,000円台のワイヤレスイヤホンとなれば、マイク音質もいいですね。
これなら安心して使用できます。
ダイソー EV002(有線イヤホン)
300円の有線イヤホンですが、有線だけにマイク音質はいいです。
比較すると、Joyhouse K2のマイク音質がクリアで聴き取りやすいことがわかります。
2万円台のワイヤレスイヤホン/WF-1000XM4と遜色ありません。
結論として、Joyhouse K2のマイクは十分使用できます。
同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べても断然音がよく、相手側にクリアな声を届けることができます。
さらにCVC8.0の仕様でENCデュアルマイクを搭載しており、騒音時でも快適な通話が期待できそうです。
個人的には、オンライン会議など重要な場面では、ワイヤレスイヤホンよりも有線イヤホンをおススメします。
ダイソーの300円有線イヤホンでもクリアな音質であることがわかるかと思います。
Joyhouse K2 音の遅延:動画視聴は問題なし
音の遅延を確認するために、音ゲーのゲームアプリ「太鼓の達人」をプレイしてみました。


結果、なんとかプレイできましたが、音楽と太鼓のタイミングにややズレがあり、違和感がありました。
難易度を上げると全くついていけません。
さすがに音ゲーは厳しいです。
動画視聴は違和感なく見ることができました。
よくよく注意して見れば口元と声にわずかなズレがあるようにも思えますが、特に問題ないレベルです。
結論としては、音ゲー以外では使用できます。
ワイヤレスイヤホンの遅延としては、標準レベルです。
Joyhouse K2 比較





Joyhouse K2の性能はわかりましたが、他のイヤホンに比べてどうでしょうか。
この欄では、同価格帯のワイヤレスイヤホン2機種と有線イヤホン2機種の計4機種と比較してJoyhouse K2の音質面を見ていきます。
Joyhouse K2 VS 3coins BEANS MUSIC2


3coinsのBEANS MUSIC2は、2021年11月に発売された1500円の完全ワイヤレスイヤホンです。
前作BEANS MUSICから音質性能や接続安定性を大きく改善しています。
3coins BEANS2 MUSIC2の記事はこちら
比較表は下記の通りです。
製品名 | ![]() ![]() Joyhouse K2 | ![]() ![]() BEANS MUSIC2 |
販売店 (販売元) | (Joyhouse) | 3coins (パル) |
発売日 | 2021年5月 | 2021年11月 |
音質 | 高音:5/10 中音:5/10 低音:5/10 音場:5/10 解像度:4/10 総合:4.8/10 | 高音:5/10 中音:6/10 低音:5/10 音場:5/10 解像度:5/10 総合:5.2/10 |
接続安定性 | 良い | 普通 |
電池持続時間 | イヤホン:約4.5時間 ケース込:約15時間 | イヤホン:約4.5時間 ケース込:最大13.5時間 |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 |
コーデック | SBC、AAC | SBC、AAC |
防水性能 | IPX7 | ー |
ノイズキャンセリング | ー | ー |
外音取り込み | ー | ー |
保証期間 | 1年 | 6ヶ月 |
マイク音質 | 良い | 悪い |
良かった点 | ・防水性能がIPX7 ・保証期間が一年 ・接続安定性が秀逸 ・マイク音質が良好 | ・保証期間が6ヶ月 ・電池容量がわかりやすい ・大きく改善された音質 |
残念だった点 | ・ケースから取り出しにくい ・音がこもる | ・前機種に比べ、電池持ちが悪くなった ・マイク音質が悪い |
詳細記事 | 本記事 | 詳細を見る |
Joyhouse K2とBEANS MUSIC2は共に低音強調のドンシャリ型です。
共にウォームな音質で高音の刺激もなく、落ち着いて音楽を聴くことができます。
比較すると、Joyhouse K2の方が低音が強く、ズンズンと響きます。
その分こもりが強く、低音が中音まで及んでおり、ボーカルの声が一歩下がって聴こえます。
クリア感はBEANS MUSIC2の方が少し上です。
音質以外では、BEANS MUSIC2はマイク性能が劣ります。
こもった声になるので相手側に聴きづらくなります。
重要な会議などでは使用は避けた方がいいでしょう。
マイクをよく使用される方は、Joyhouse K2がおススメです。



BEANS MUSIC2は3coinsで販売されていますので、価格は1500円と固定されています。


Joyhouse K2 VS ダイソーTWS001


ダイソーの1000円ワイヤレスイヤホン/TWS001との比較です。
TWS001は、業界最安の完全ワイヤレスイヤホンで、1000円で販売されています。
人気の機種なので、ダイソーで見かけたら運がよく、品切れ状態が日常化しています。
TWS001の記事はこちら
比較表は下記の通りです。
製品名 | ![]() ![]() Joyhouse K2 | ![]() ![]() TWS001 |
販売店 (販売元) | (Joyhouse) | ダイソー (大創興業) |
発売日 | 2021年5月 | 2021年5月 |
音質 | 高音:5/10 中音:5/10 低音:5/10 音場:5/10 解像度:4/10 総合:4.8/10 | 高音:6/10 中音:6/10 低音:6/10 音場:6/10 解像度:6/10 総合:6.0/10 |
接続安定性 | 良い | 悪い |
電池持続時間 | イヤホン:約4.5時間 ケース込:約15時間 | イヤホン:約4時間 ケース込:最大10時間 |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 |
コーデック | SBC、AAC | SBC |
防水性能 | IPX7 | ー |
ノイズキャンセリング | ー | ー |
外音取り込み | ー | ー |
保証期間 | 1年 | ー |
マイク音質 | 良い | 悪い |
良かった点 | ・防水性能がIPX7 ・保証期間が一年 ・接続安定性が秀逸 ・マイク音質が良好 | ・TWSイヤホンで業界最安値 ・音質が良い |
残念だった点 | ・ケースから取り出しにくい ・音がこもる | ・接続安定性が悪い(音飛びが発生する) ・マイク音質が悪い |
詳細記事 | 本記事 | 詳細を見る |
音質は、TWS001の方が明らかに上です。
Joyhouse K2は音全体が丸くなってこもり気味なのですが、TWS001は音のこもりが小さく、比べるとクリアな音質に聴こえます。
TWS001は、低音から高音まで各音の領域もわかりやすく聴きやすいです。



ダイソーのTWS001は1000円のTWSイヤホンとは思えないほどの音質を実現しています。
個人的にはTWS001はおススメしていません。
接続安定性が悪く、人混みの多い電車の中や街中だと音が途切れがちになります。


Joyhouse K2 VS Apple EarPods


続いて多くの方が使用したことのあるApple EarPods(有線イヤホン)と比較してみます。
EarPodsは、従来iPhoneやiPadに付属のイヤホンとして同梱されていました。
いわゆる「おまけ」の扱いでしたが、Appleが開発したとあって有線イヤホンとしては質が高いです。
Apple EarPodsの記事はこちら
比較した結果は下記の通りです。
製品名 | ![]() ![]() Joyhouse K2 | ![]() ![]() EarPods |
販売店 (販売元) | (Joyhouse) | (Apple) |
発売日 | 2021年5月 | 2012年9月 |
音質 | 高音:5/10 中音:5/10 低音:5/10 音場:5/10 解像度:4/10 総合:4.8/10 | 高音:6/10 中音:6/10 低音:6 /10 音場:7/10 解像度:6/10 総合:6.2/10 |
接続安定性 | 良い | ー |
電池持続時間 | イヤホン:約4.5時間 ケース込:約15時間 | ー |
Bluetooth | 5.1 | ー |
コーデック | SBC、AAC | |
防水性能 | IPX7 | ー |
ノイズキャンセリング | ー | ー |
外音取り込み | ー | ー |
保証期間 | 1年 | ー |
マイク音質 | 良い | 良い |
良かった点 | ・防水性能がIPX7 ・保証期間が一年 ・接続安定性が秀逸 ・マイク音質が良好 | ・クリアな音質 ・バランスよい音の構成 ・つけ心地がよい ・マイク音質が良好 |
残念だった点 | ・ケースから取り出しにくい ・音がこもる | ・音の密度が低い ・スペックの公開情報がない |
詳細記事 | 本記事 | 詳細を見る |
比較するとEarPodsの音質はクリアですね。
音の透明感は、比較するとかなりの差を感じます。
今までEarPodsを使用してきた方は、joyhouse K2の音がこもっているように感じると思います。
よって、EarPodsからJoyhouse K2への買い替えはおススメしにくいです。
Joyhouse K2は音が丸くなっている分刺激が少なく落ち着いて聴ける音質です。
音質だけで見るとEarPodsの方が上ですが、ワイヤレスイヤホンとしての機能をどう評価するかです。
上述した通りワイヤレスイヤホンとしては、接続安定性やマイク性能などJoyhouse K2は十分な性能を持っています。


Joyhouse K2 VS ダイソー EV002


最後にダイソーの300円イヤホン/EV002と比較します。
EV002は2022年2月にダイソーから発売された300円の有線イヤホンです。
好評だった前回のAlシリーズに負けず劣らず、低価格ながらクオリティの高い製品に仕上がっています。



EV002の音質は、1000円程度のイヤホンと比べても遜色ないです。
EV002の関連記事はこちら
比較した結果は下記の通りです。
製品名 | ![]() ![]() Joyhouse K2 | ![]() ![]() EV002 |
販売店 (販売元) | (Joyhouse) | ダイソー (大創興業) |
発売日 | 2021年5月 | 2022年2月 |
音質 | 高音:5/10 中音:5/10 低音:5/10 音場:5/10 解像度:4/10 総合:4.8/10 | 高音:6/10 中音:6/10 低音:6/10 音場:6/10 解像度:6/10 総合:6.0/10 |
接続安定性 | 良い | ー |
電池持続時間 | イヤホン:約4.5時間 ケース込:約15時間 | ー |
Bluetooth | 5.1 | ー |
コーデック | SBC、AAC | |
防水性能 | IPX7 | ー |
ノイズキャンセリング | ー | ー |
外音取り込み | ー | ー |
保証期間 | 1年 | ー |
マイク音質 | 良い | 良い |
良かった点 | ・防水性能がIPX7 ・保証期間が一年 ・接続安定性が秀逸 ・マイク音質が良好 | ・300円の低価格 ・低音重視の迫力ある音質 ・リモコンマイクが付属されている |
残念だった点 | ・ケースから取り出しにくい ・音がこもる | ・L/R表示が見えにくい |
詳細記事 | 本記事 | 詳細を見る |
比較すると、有線イヤホンは低価格でも音質がいいのがわかります。
音のクリアさ、解像度、音場含めてEV002の方が優れています。
特にわかりやすいのはクリアさで、比較するとJoyhouse K2のこもり具合が目立ちます。
EV002は300円イヤホンの中では優秀な部類です。
Joyhouse K2の音質は、有線イヤホンの300~1000円相当の音質と言えるでしょう。
ワイヤレスイヤホンと有線イヤホンの音質はかなりの差があります。
ワイヤレスイヤホンの機能性と高音質の両方を求めていくと、万単位の高額なイヤホンになってきます。
売れている完全ワイヤレスイヤホン(参考)





どのレベルで満足するか人それぞれですね。
Joyhouse K2 比較まとめ
Joyhouse K2を比較してきました。
製品名 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() TWS001 | ![]() ![]() EarPods | ![]() ![]() EV002 |
販売店 (販売元) | (Joyhouse) | 3coins (パル) | ダイソー (大創興業) | (Apple) | ダイソー (大創興業) |
発売日 | 2021年5月 | 2021年11月 | 2021年5月 | 2012年9月 | 2022年2月 |
音質 | 高音:5/10 中音:5/10 低音:5/10 音場:5/10 解像度:4/10 総合:4.8/10 | 高音:5/10 中音:6/10 低音:5/10 音場:5/10 解像度:5/10 総合:5.2/10 | 高音:6/10 中音:6/10 低音:6/10 音場:6/10 解像度:6/10 総合:6.0/10 | 高音:6/10 中音:6/10 低音:6 /10 音場:7/10 解像度:6/10 総合:6.2/10 | 高音:6/10 中音:6/10 低音:6/10 音場:6/10 解像度:6/10 総合:6.0/10 |
接続安定性 | 良い | 普通 | 悪い | ー | ー |
電池持続時間 | イヤホン:約4.5時間 ケース込:約15時間 | イヤホン:約4.5時間 ケース込:最大13.5時間 | イヤホン:約4時間 ケース込:最大10時間 | ー | ー |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 | 5.0 | ー | ー |
コーデック | SBC、AAC | SBC、AAC | SBC | ||
防水性能 | IPX7 | ー | ー | ー | ー |
ノイズキャンセリング | ー | ー | ー | ー | ー |
外音取り込み | ー | ー | ー | ー | ー |
保証期間 | 1年 | 6ヶ月 | ー | ー | ー |
マイク音質 | 良い | 悪い | 悪い | 良い | 良い |
良かった点 | ・防水性能がIPX7 ・保証期間が一年 ・接続安定性が秀逸 ・マイク音質が良好 | ・保証期間が6ヶ月 ・電池容量がわかりやすい ・大きく改善された音質 | ・TWSイヤホンで業界最安値 ・音質が良い | ・クリアな音質 ・バランスよい音の構成 ・つけ心地がよい ・マイク音質が良好 | ・300円の低価格 ・低音重視の迫力ある音質 ・リモコンマイクが付属されている |
残念だった点 | ・ケースから取り出しにくい ・音がこもる | ・前機種に比べ、電池持ちが悪くなった ・マイク音質が悪い | ・接続安定性が悪い(音飛びが発生する) ・マイク音質が悪い | ・音の密度が低い ・スペックの公開情報がない | ・L/R表示が見えにくい |
詳細記事 | 本記事 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
まとめると、Joyhouse K2の音質は今回の4機種の中では一番下の評価となりました。
反面、音質以外の接続安定性やマイク音質は優秀でワイヤレスイヤホンとしての機能は十分に備わっています。
Joyhouse K2の音質はEV002よりも劣りますが、あくまで比較した結果です。
300円有線イヤホンと同等と評価しましたが、この音を「良い」、「悪い」と感じるのは各個人によって異なります。



私の場合、ワイヤレスイヤホンは基本「ながら聴き」なので、満足してJoyhouse K2を使用しています。
Joyhouse K2 評判・口コミ





Joyhouse K2の世間一般の評判はどうですか?
Joyhouse K2は、Amazonや楽天のレビューで評価されています。
その口コミを集めてみましたので、紹介します。
Joyhouse K2 Amazon口コミ
Amazonのレビューの詳細はこちら
- iPhoneとのペアリングはとてもスムーズで、重低音など音質も全く問題ないです。
- 音質、繋がりの良さはかなり良いです。色々と電車やバス、街中など試してみましたが接続は安定です。特に気に入った点は、この価格帯のイヤホンにしては低音が効くと思います。
- いろいろ調べたり皆さんのレビューを参考にして当該製品を購入しました。相当安価にも拘らず音質が良いことと操作が簡単なことは素晴らしいと思いました。
- 機械音痴の私にとって、設定が難しかったら、いくら機能が素晴らしくても、使えないのですが、簡単にペアリングが出来ました。
- スマホとの接続や使い方も意外に簡単です。音質も問題なく、会話も問題なし。
Joyhouse K2 楽天市場口コミ
楽天市場のレビュー詳細はこちら
- ペアリングの設定など初めてでしたがとても簡単でした。フィット感もあり、ケースを開けた瞬間接続されるし、家事をしながら聞くことも多く同じ階をウロウロしてもどこでも音切れすることもなく大満足です。バッテリーの持ちも今のところ気になることはないです。
- 使用感、音質共に全く問題ありません。特に音質はノイズも感じませんので心地よく音楽が聴けます。低価格にしてこのクオリティは高いと思います。
- 接続は日本語の説明書も付いているので、すごく簡単です。それと満員電車でも途切れないので不快な思いをする事もないです。2週間弱使ってみましたが、電池の持ちも良く、通勤だけで使うなら1週間に一度充電すれば充分です。あとケースが軽いのも良いです。
- 過去最高の接続を確保しています。これでこの値段はバツグンのコストパフォーマンスだと思います。もちろん音質もこの値段なら文句無しです。一度ペアリングしてしまえば、次からは自動で(しかも一瞬で)繋がるのがとても便利です。また、軽くて装着感も抜群で、耳も痛くなりにくく、音がとても聞き取りやすいと思います。電池の持ちも今のところ問題なく、コスパ重視の方にもおすすめです。
Joyhouse K2 口コミまとめ
Amazonと楽天市場からJoyhouse K2の口コミを紹介しましたが、ポイントをまとめます。
まず良い評価で多かったのは、ペアリングが簡単とのことでした。
これは日本語の説明書も付いていますし、私も1分でできました。
ただし、他のワイヤレスイヤホンも簡単にペアリングできますので、ペアリングの容易さには差はないです。
続いて接続安定性ですが、接続安定性が良好であることは多くの方が言われています。
これは私も同感で、一週間使用して外で途切れたことがありませんでした。
同価格帯のワイヤレスイヤホンでは、ぶちぶち切れたり、ごくたまにでも片方が切れることがありました。
Joyhouse K2の接続安定性は優秀と評価しています。
ただし、一部口コミには途切れやすいとの声もありました。
音質は、良い、問題ない、悪い、価格相当と評価は分かれました。
音の感じ方は人それぞれなので、なかなか口コミで判断するのは難しいと思います。



私個人は、低価格帯のワイヤレスイヤホンなので、十分許容範囲の音質と考えています。
Joyhouse K2はワイヤレスイヤホンです。
音質は同価格帯の有線イヤホンと比べると劣ります。
ワイヤレスイヤホンを正当に評価するには、音質以外の機能性(接続安定性、マイク音質、電池性能など)もよく見る必要があるように思います。
Joyhouse K2 まとめ
Amazonや楽天で人気のワイヤレスイヤホン/Joyhouse K2をレビューしてきました。
最後にまとめに入ります。
Joyhouse K2


音質評価:4.8


- 高音:5/10
- 中音:5/10
- 低音:5/10
- 音場:5/10
- 解像度:4/10
- ワイヤレスイヤホン初心者
- 3000円前後のTWSイヤホンを探している
- 音質にはさほどこだわりはない
- オンライン会議などでマイクを使う頻度が多い
Joyhouse K2は低価格帯のワイヤレスイヤホンながら、機能性は十分でした。
特に接続安定性は優秀で、街中で使用しても接続は切れにくいです。
実際、私は一度も切れたことがありません。
マイク音質も良かったです。
マイクの音質は自分の声が相手にどのように伝わっているかがわかりにくいので、おろそかになりがちです。
実際にZoomを使って音声を録音したところ、Joyhouse K2のマイク性能は良好でした。
自分の声がクリアに相手側に伝わるので、安心してオンライン通話に臨むことができます。
他にも保証期間が一年であること、防水性能でIPX7に対応していることなど、この価格帯としては十分な機能や保証が備わっています。
マイナス面としては、音質がこもり気味で透明度が低いことです。
この価格帯で高音質を求めるのは酷のようにも思いますが、音にこだわりのある方はもう一段高い価格帯のイヤホンを検討されることをおススメします。
総じて、Joyhouse K2は、低価格完全ワイヤレスイヤホンとしては十分な出来に仕上がっています。
「ながら聴き」をメインで考えている方、音にさほどこだわりのない方で完全ワイヤレスを使用したい方には十分おススメできるイヤホンです。
以上、Joyhouse K2のレビューでした。
この記事が皆様の検討の一助になれば幸いです。

