「気軽に手軽にイヤホンライフを」をモットーにイヤホン
情報を発信しているイヤホン平民のイヤミンです。
ダイソーで新しい完全ワイヤレスイヤホンを見つけたんだけど、おススメですか?
前作と比較してどうですか?
イヤホンにケーブルがなく完全に独立しており、Bluetooth(無線)の通信を受信して音を鳴らすイヤホンのこと。
TWS(True Wireless Stereo)イヤホンとも呼ばれている。
今回は2021年10月にダイソーで発売された1000円のTWSイヤホン(ETWS1)をレビューします。
大きな欠点なく、使えるTWSイヤホンに仕上がっています。
ダイソーで販売している他イヤホン3機種との比較もしました。
(ダイソー他3機種との比較箇所はこちら)
この記事を読むと、
・ETWS1の性能
・ダイソー他イヤホンとの比較評価
・口コミ・評判
・どんな人におすすめなのか
がわかります。
ダイソー1000円イヤホン/ETWS1のまとめ
ETWS1 こんな人におすすめ
- 低価格のTWSイヤホンを探している
- TWSイヤホンを初めて使用する
- 音質にさほどこだわりはない
では、ETWS1を見ていきましょう。
1000円TWSイヤホン/ETWS1とは?
ETWS1は、2021年10月にダイソーで発売された完全ワイヤレス(TWS)イヤホンです。
ダイソーの製品では、前作に続く1000円のTWSイヤホンでSNSで話題となっています。
すでにYouTubeやブログなどでレビューされている方も多数います。
ETWS1は、ダイソー純正ではなく、販売元は㈱ラティーノのエコラ事業部になります。
ダイソー純正ではないのですね。
ダイソー純正は、販売元が「㈱大創産業」と書かれています。
ETWS1は、株式会社ラティーノとなっています。
株式会社ラティーノは、CD/DVDの制作やインクカートリッジの製造販売を事業としていますが、卸販売もやっています。
イヤホンの卸販売は、公式HPでの記載はありませんでした。
株式会社ラティーノの会社案内はこちら
ラティーノ/エコラ事業部が扱うイヤホンは、頭にエコラの「E」が入ります。
エコラ(E)TWSイヤホン1番目の意味で「ETWS1」の型番になっているようです。
ETWS1ですが、ダイソーの店舗でも扱っている店舗は限られます。
また人気が高く、在庫切れになっている店も多いようです。
私も4店舗目でようやく見つけました。
しかも最後の1台でした。
ETWS1は、ダイソーのオンラインストアでの扱いはありません。
よって、ETWS1を入手するにはダイソーの店舗で購入するか、メルカリやネットオークションなどで取引するかになります。
ダイソーの店舗はこちら
メルカリでの出品数は多いです。
税込み価格(1100円)前後での価格で取引されています。(2021年11月の情報です。)
ダイソーを何軒も回るのは面倒ですね。
メルカリを使うのもありですが、もう少し手軽に入手できればいいのですが。
そうですね。
売れているようですので、ますます入手困難になりそうです。
興味ある方でしたら、ダイソーで見つけたら買いですね。
1000円TWSイヤホン/ETWS1の性能は?
ETWS1 スペック
まずはETWS1のスペックから見ていきます。
項目 | ETWS1 |
---|---|
価格 | 1100円 |
ドライバー | ダイナミック |
出力音圧レベル | 100±5dB |
再生周波数帯域 | 20Hz~20,000Hz |
インピーダンス | 16Ω |
質量 | 8.6g |
イヤーピース | 材質:シリコーンゴム 径:12.0mm 高さ:8.6㎜ |
ノズルサイズ | ノズル径:5.1㎜ くびれ部:4.1㎜ ノズル長:4.5㎜ |
充電時間 | イヤホン:1~1.5時間 |
充電端子 | マイクロUSB Type-B |
電池持続時間 | 本体:約6時間 |
Bluetoothバージョン | 5.0+EDR |
コーデック | SBC、AAC |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
防水性能 | × |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み | × |
自動装着検出 | × |
電池持続時間は約6時間でダイソー純正のTWS001の約4時間を超えています。
充電ケースから2~2.5回の充電が可能ですので、イヤホンと充電ケースで12~15時間は使用できそうです。
Bluetoothバージョンは、5.0+EDRと書かれています。
Bluetoothのバージョンは、通信方法の新旧を表しています。
最新のバージョンは5.2ですが、5.0でも問題ありません。
4.1以上のものであれば日常的な使用環境では問題ないと言われています。
EDR (Enhanced DATA Rate)はBluetooth2.0世代から登場した機能です。
EDR対応の場合は、通信スピードが速くなっています。
ただし、5.0のBluetoothバージョンだとEDR対応有無での通信品質は変わりません。
コーデックは、SBCとAACに対応しています。
コーデックとは、「音声データを送信器(スマホなど)から受信器(イヤホン)に送る際の形式」のこと。
SBCはBluetoothオーディオの標準コーデックで、AACは主にiPhone/iPadで対応で、SBCよりも高音質で遅延が少ないです。
1000円TWSイヤホンでコーデックにAACが採用されたのは、このETWS1が初めてです。
音質の向上と低遅延が期待されます。
対応Bluetoothプロファイルも基本的な性能が備わっています。
・A2DP(Advanced Audio Distribution Profile):音楽再生用
・AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile):リモコン操作用
・HFP(Hands-Free Profile):ハンズフリー用
・HSP(Headset Profile):ヘッドセット用
ETWS1は、TWSイヤホンとしての基本的な性能は全て揃っています。
ETWS1 外観
ETWS1の外観を見ていきましょう。
ケース正面です。
純正ダイソー品と違い、カラフルな印象です。
「美しい音が流れる6時間」のフレーズがあります。
また右下に「ETWS1」と型番が書かれています。
ケース裏側には製品と付属品の写真、仕様(スペック)、輸入販売元、生産国(中国)が書かれています。
ケース側面部には、使用上の注意が書かれています。
ガラケーでは使用できない旨の記載もあります。
ガラケーでTWSイヤホンの接続を試みた方がいたのでしょうか…。
では、開封していきます。
同梱内容は下記の通りです。
- イヤホン
- 充電ケース
- 充電ケーブル
- 取扱説明書
製品は、プラスチックのケースに保護されています。
ケースから出します。
説明書は、細かく作られていました。
まるで高い家電を購入したかのような説明書です。
充電方法、操作ボタン、ペアリング方法の他に、イヤホンの装着方法までイラスト付きで説明がありました。
低価格イヤホンで、ここまで丁寧に作り込まれた説明書は見たことがありません。
イヤホン本体です。
材質はABS樹脂です。
簡単に言えば、プラスチックの素材です。
A(アクリルニトリル)、B(ブタジエン)、S(スチレン)の3種類の成分を組み合わせた樹脂で、耐衝撃性や加工性に優れています。
イヤホン本体の重量は8.6gです。
軽いので、耳への負担が軽減されます。
イヤホン本体に大き目の操作ボタンがついています。
この操作ボタンを使用して、下記の操作が可能になります。
<音楽を聴く時の操作>
- 再生/一時停止:イヤホンの左右どちらかのボタンを短く1回押す
- 次の曲:右イヤホンを短く2回押す
- 前の曲:左イヤホンを短く2回押す(「前の曲に戻る」または「再生中の曲頭に戻る」操作のこと
- 音量調節(+):右イヤホンを短く3回押す
- 音量調節(-):左イヤホンを短く3回押す
<携帯電話着信時の操作>
- 通話応答:左右どちらかのボタンを短く1回押す
- 通話拒否:着信時に左右どちらかの機能ボタンを約2~3秒間押す
- 通話終了:左右どちらかの機能ボタンを短く1回押す
音量調節の3回押しもうまくできました。
ボタンが大きいので押しやすいですね。
イヤホンのノズルです。
本体からナナメに伸びており、耳にフィットする構造になっています。
ノズルサイズは下記の通りです。
・ノズル径:5.1㎜
・くびれ部:4.1㎜
・ノズル長:4.5㎜
イヤーピースはシリコーンゴム製です。
イヤーピースのサイズは下記の通りです。
・径:12.0㎜
・高さ:8.6㎜
ETWS1のイヤーピースのサイズは標準です。
TWS001のイヤーピース径は10.6㎜でしたので、比較すると少し大きいですが、ETWS1が標準サイズです。
充電ケースです。
充電ケースの重さは、24.5gでした。
充電ケースの裏側に、マイクロUSBの接続口があります。
こちらから充電ができます。
ETWS1 充電方法
充電方法を解説します。
<充電ケースを充電する>
①充電ケースに充電ケーブルのマイクロBプラグを挿し込む
②パソコンまたはUSB ACアダプタに、マイクロUSB充電ケーブルのTypeA側を接続する。
(充電が開始され、青のインジケーターが点滅する。)
※充電ケースはフタを開けた状態で充電してください
③青のインジケーターが4つ点灯すると充電完了
青のインジケーターは、充電ケースの電池残量を示しています。
点灯が1つになれば、充電しましょう。
ETWS1の充電時間は1~1.5時間になります。
充電ケースへの充電について、説明書に下記注意点が書かれていました。
・充電時間が過ぎたら、直ちに充電ケーブルを外すこと
(所定の充電時間を超えて充電した場合、電池が発熱・発火する場合があります。
・過度の充填はバッテリー劣化や故障の原因になります。
発熱・発火は怖いですね。
過充填はそこまで気にしていなかったのですが、注意が必要ですね。
<イヤホンに充電する>
①イヤホンをL/R表示に合わせて充電ケースに収納する。
イヤホンの赤色ライトが点灯し、充電が開始される。
②イヤホンの青色ライトが点灯すれば、充電完了。
青色ライトは、点灯後しばらくすると消える。
イヤホンの充電時間は、1~1.5時間になります。
ETWS1 Bluetooth接続方法
<iPhone向け>
①ホーム画面の「設定」をタップして設定画面を開く
②「Bluetooth」をタップする
③Bluetoothがオフになっている場合はオンに切り替える
※この画面でBluetooth機器をペアリングモードにする
④しばらくするとデバイスの項目に製品名が表示されるので、「BTTWSL1」をタップする
⑤製品名の横に「接続済み」と表示されたら接続完了
<Android向け>
①ホーム画面の「設定」をタップして設定画面を開く
②「無線とネットワーク」の欄にある「Bluetooth」をタップする
③「Bluetooth」がオフの場合、タップして「ON」に切り替える。
④オンにした状態で、利用する周辺機器をペアリングモードにする
⑤しばらくすると、「使用可能な機器」に製品名「BTTWSL1」が表示されるので、タップする
⑥「ペアリングされた機器」の欄に「接続」と表示されたら完了
ETWS1 つけ心地:良好
ETWS1を装着してつけ心地を確認しました。
つけ心地は良好です。(あくまで個人の感想です。)
ハウジングからのノズルが耳穴に合わせて伸びていることもあり、うまくフィットしてくれます。
ハウジングも大きくないので、耳の形に強く干渉することもありません。
装着感がいいので、長時間の視聴も問題ありません。
また、外れにくいので、運動にも向いています。
通勤時に使用していますが、1時間半程度であれば、全く問題ありませんでした。
ETWS1 音質:問題ないレベル
「美しい音が流れる6時間」、ETWS1のキャッチフレーズです。
美しい音かどうか、実際聴いて音質を確認しました。
まず全体の音質ですが、中音重視の音質でかまぼこ型でした。
目立って悪い部分はないので、低価格のTWSイヤホンとしては十分な音質に仕上がっています。
低音は強くないので、迫力ある重低音を求める方には物足りなく感じます。
また、音のクリアさを示す解像度や奥域の広さ(音場)は価格相当でした。
「美しい音」は誇張している感がありますが、低価格イヤホンの音質としては問題ないレベルです。
私の音質評価は下記の通りです。
高音:5/10
中音:5/10
低音:5/10
音場:4/10
解像度:4/10
総合:4.6/10(C)
あと、複雑な音が重なった楽曲で、ごくたまにジジっというノイズが入ります。
聴いていて何度か「あれっ?」と感じたのですが、口コミにも書いている方がいらしたので、たまに発生する現象かと思われます。
ETWS1 接続安定性:問題なし
ETWS1にて音楽を聴きながら、朝の通勤時間帯で接続安定性を確認しました。
他のTWSイヤホンでよく接続が途切れる場所・時間を中心に確認しましたが、このETWS1は、音がほとんど途切れることなく快適に使用できました。
ごくまれに途切れることがありましたが、頻度がかなり低いので、接続安定性は良好と言えます。
通勤や通学の人込みの中でも安定して使用できますよ。
ETWS1 マイク音質:十分な性能
ETWS1には、イヤホンにマイクが内蔵されており、ハンズフリーの通話が可能です。
ETWS1のマイク性能を確認するために、テレビ会議ソフト「Zoom」を使って、受信側で録音しました。
録音した結果はこちらです。
(比較用にダイソー純正のTWS001の録音結果も掲載します。)
ETWS1のマイク性能:
TWS001のマイク性能:
ETWS1の方がクリアに聴こえます。
テレビ電話で使用するには、十分なマイク性能です。
1000円TWSイヤホン/ETWS1 比較
ダイソー純正のTWS001と比べてどうですか?
ETWS1とTWS001は価格も同じですし、なにより同じダイソーで販売されていますから、比較したいですよね。
同価格のTWS001、また他ダイソーのイヤホンも合わせて比較しました。
項目 | ETWS1 | TWS001 | BT003 | AL002 |
---|---|---|---|---|
イヤホン分類 | 完全ワイヤレスイヤホン | 完全ワイヤレスイヤホン | ワイヤレスイヤホン | 有線イヤホン |
価格(税込み) | 1100円 | 1100円 | 550円 | 330円 |
音質 | 高音:5 中音:5 低音:5 音場:4 解像度:4 総合:4.6(C) | 高音:6 中音:6 低音:6 音場:6 解像度:6 総合:6.0(B) | 高音:4 中音:5 低音:5 音場:3 解像度:4 総合:4.2(C) | 高音:6 中音:6 低音:6 音場:5 解像度:6 総合:5.8(B) |
つけ心地 | 良好 | 良好 | 外れやすい | 良好 |
接続安定性 | 良好 | 悪い | 良好 | ー |
総評 | ・TWSイヤホンの基本性能を備えている ・TWSでコードがなく、使いやすい | ・音質は一番よい ・TWSでコードがなく、使いやすい。 ・接続安定性が悪い | ・接続安定性が良い ・音質はこもる ・激しく動くと外れやすい | ・最安値 ・音質はよい ・コードがある ・iPhone7以降だと変換コネクタが必要 |
ETWS1は、全体のバランスが取れており、特に大きな欠点はありません。
音質はTWS001や有線イヤホンAL002に劣りますが、大きな差ではないかと思われます。
TWS001とAL002の音質は、低価格イヤホンでは一歩抜けている感があります。
1000円TWSイヤホン/ETWS1 評判/口コミ
ETWS1の性能検証、他イヤホンを記載しましたが、世間の評判や口コミはどうでしょうか。
YouTube、ブログの口コミをまとめましたので、下記参照ください。
<YouTube>
サイト名 | リンク | 概要 |
---|---|---|
かじまっくチャンネル | https://www.youtube.com/watch?v=0zB9uQaIwY4 | 数多くのイヤホンをレビューされているかじまっくさんのYouTubeです。 コンパクトにまとめていますので、わかりやすいです。 TWS001と比較していますが、音質はTWS001の方が上とのことです。 |
ボルマサ | https://www.youtube.com/watch?v=175axOMGoEo | 高音から低音までバランスよくクリアな音質との評です。 |
<ブログ>
サイト名 | リンク | 概要 |
---|---|---|
nezutan日記 | https://nezutan.net/daiso-wiress-earphone/2/ | TWS001、ETWS1の両方の口コミや個人の感想をまとめています。 音質は良いとも悪いとも言えないとの評です。 |
ある日突然、 | http://blog.livedoor.jp/flatboat/archives/50448930.html | 外観から音質まで詳細にレビューされており、参考になります。 イヤーピースを交換しての感想も述べられています。 |
Miki’s mental world Blog edition | https://notmikis.blog.jp/archives/50574697.html | 左右で位相が反転しているのでは?との興味深い記事です。 |
ETWS1の口コミでは、好意的な評価が多かったです。
ダイソー純正のTWS001に比べると音質は落ちるとの評もありました。
1000円TWSイヤホン/ETWS1 まとめ
ダイソーで販売されている1000円TWSイヤホン/ETWS1をレビューしました。
最後にまとめを下記述べていきます。
ダイソー1000円イヤホン/ETWS1のまとめ
ETWS1 こんな人におすすめ
- 低価格のTWSイヤホンを探している
- TWSイヤホンを初めて使用する
- 音質にさほどこだわりはない
ETWS1は、1000円低価格TWSイヤホンでありながら、基本的な性能が全て揃っています。
大きな欠点はなく、音質も低価格イヤホンとしては十分満足できる仕上がりになっています。
比較でも述べましたが、音質については同じダイソーのTWS001の方が上です。
TWS001には接続安定性の欠点があるため、人混みの中での使用がある方は、ETWS1をおすすめします。
ダイソーの店舗でも扱っている店が限られていますが、TWSイヤホンを初めて使用される方であれば、一度試してみるのをおススメします。
TWSイヤホンの入門機としては最適なイヤホンです。
以上、ダイソー1000円TWSイヤホン/ETWS1のレビューでした。
この記事が皆様の検討の一助になれば幸いです。
ダイソー純正の1000円TWSイヤホンや3coinsのワイヤレスイヤホンもレビューしています。
興味ある方は下記記事をどうぞ。