【徹底比較】ダイソー300円イヤホンALシリーズ/おすすめイヤホンは?

「気軽に手軽にイヤホンライフを」をモットーに、イヤホン関連の記事を投稿しているイヤホン平民のイヤミンです。

男性

ダイソーの300円イヤホンALシリーズが5種類もあるんだけど、おすすめはありますか?

ダイソー300円イヤホンのALシリーズ5機種を実際使ってみてレビューしました。
今回は5機種の比較記事で、ランキング形式にしてまとめています。

イヤミン

個別のレビュー記事もあるので、詳細は関連記事からどうぞ。

この記事でわかること
  • ダイソー300円イヤホンALシリーズの性能
  • 筆者独自ALシリーズのおすすめランキング
  • ALシリーズの口コミ(他者の評価)

先に記事全体のまとめを下記記載します。

この記事のまとめ

  • ALシリーズは、百均のダイソーが2020年12月に発売した5種類のイヤホン
  • 5機種全てで300円以上の音質が実現されており、コストパフォーマンスが高い
  • 全機種で低音域が強い傾向がある
  • 筆者のおすすめは、バランスの取れたAL-002
  • 口コミでも評判が良い
目次

ダイソー300円イヤホンALシリーズとは?

百円均一で人気小売店のDAISO(ダイソー)ですが、イヤホンについては、100円~300円まで幅広く販売しています。

イヤミン

ダイソーでは500円のワイヤレスイヤホンも販売しています。

ダイソーの300円イヤホンは、HQシリーズとALシリーズがあり、ALシリーズはHQシリーズの後継機で、2020年12月に5機種が発売されました。

ALシリーズ5機種

5機種がそれぞれ「迫力低音 ヴォーカルのびやか」や「クリアな高音質」などのキャッチフレーズがあり、特徴を持っています。

女性

そうは言っても低価格イヤホンって、うたい文句と中身が違うことがあるんじゃないの?

イヤミン

いや、まさにその通りで、実際このALシリーズにも当てはまる部分がありました。

詳しくみていきますが、まずは5機種共通のスペック・価格・性能から述べていきます。

ALシリーズ 共通点

ALシリーズ5機種共通のスペック、性能をみていきます。

ALシリーズ 価格・スペック

項目ALシリーズ(共通)
メーカーDAISO
発売日2020年12月
生産国中国
価格(税込み) 330円
ドライバー ダイナミック 10㎜
出力音圧レベル 104±3dB/mW
再生周波数帯域 20~20,000Hz
最大入力 記載なし
インピーダンス 16Ω
質量  12g
プラグ 3.5mm4極ステレオミニプラグ
コード(ケーブル) 1.2m
イヤーピース 付属なし
マイクあり
ALシリーズ/価格・スペック

上記スペックはケースの表、側面、裏側に記載されています。

AL-004/ケース正面
AL-004/ケース側面
AL-004/ケース裏面

ALシリーズ5機種は、ハウジングの形状や色が異なります。

AL-001
AL-004
AL-002
AL-005
AL-003

ケーブルは色のみが異なり、材質、長さは同じです。
少し脆弱(ぜいじゃく)な印象です。

ALシリーズ/ケーブル

操作マイクは、ケーブルの分岐部に位置しています。
少し口元から距離がありますので、外音を取り込みやすくはなっています。

ALシリーズ/操作マイク

プラグは、金メッキ加工のステレオミニプラグです。

ALシリーズ/プラグ

付属のイヤーピースは、シリコン素材1種類のみです。
触った感触では、ゴムというより紙のような薄い作りでした。

大きさはMサイズですが、少し小さめです。
SednaEarfit Crystalのイヤーピースと比べると、MSと同じサイズでした。

イヤーピース比較
左3個: SednaEarfit Crystal  / 右端:ALシリーズ

マイク音質

ALシリーズは、全機種にリモコンマイクが付いています。
歩行中に通話したり、リモートワークをする方には欲しい機能ですね。

Web会議ソフトのZOOMを使ってマイク音質を確認したところ、全機種共通で問題なく使用できるレベルでした。

比較参考:マイク音質性能(AL-001、AL₋005、Apple EarPods)

AL-001/マイク音質
AL-005/マイク音質
Apple AirPods/マイク音質

音漏れ

ALシリーズ全機種で音漏れ具合も確認しました。

イヤーピースが薄かったので心配されましたが、通常の音量であれば音漏れはありませんでした。

カナル型イヤホンは、イヤーピースが耳の穴に密着しているので、なかなか音が漏れることがありません。
(大音量で鳴らすとカナル型イヤホンでも音は漏れます)

ALシリーズ5機種 比較

ここから比較検証に入ります。

ALシリーズの検証結果を比較表でまとめました。
(あくまで個人の感想です。)

スクロールできます
機種つけ心地音質        ポイントレビュー
AL-001ハウジング:青、赤
ケーブル:黒
良好高域:6
中域:6
低域:7
音場:5
解像度:4
総合:5.6
低音域が一番強調されている
・迫力ある音質を求める方におすすめ
・つけ心地も良好
・解像度は弱い
AL-001個別記事
AL-002ハウジング:白、黒
ケーブル:白、黒
良好高域:6
中域:6
低域:6
音場:5
解像度: 6
総合:5.8
・迫力低音ではなく、バランス型
・クセがなく、万人受けする音質
全機種の中では一番おすすめ
AL-002個別記事
AL-003ハウジング:ピンク、黒
ケーブル:白、黒
普通高域:6
中域:6
低域:6
音場:5
解像度: 6
総合:5.8
高音域、解像度は全機種中で一番
・低音域もそれなりに出ている
・一般的にはバランス型
AL-003個別記事
AL-004ハウジング:白、黒
ケーブル:白、黒
普通高域:5
中域:6
低域:6
音場:4
解像度:4
総合:5
・バランス型よりも低音が強調されている
・解像度は低い
AL-004個別記事
AL-005ハウジング:シルバー、黒
ケーブル:黒
普通高域:5
中域:6
低域:7
音場:5
解像度: 4
総合: 5.4
迫力ある低音域を実現
・解像度は低い
AL-005個別記事
ALシリーズ/比較

ALシリーズの特長は、低音域がよく出ており迫力ある音質が実現できています。

反面、高音域、解像度でそれぞれ差があり、そこで音質に違いが出ています。

では、ALシリーズ5機種をおすすめ順に見て行きましょう。

ALシリーズ5機種 おすすめランキング

1位 AL-002

良かった点(メリット)
残念だった点(デメリット)
  • 全音域安定のバランス型
  • 解像度、音場が良好
  • つけ心地の良さ
  • 迫力低音では他機種より劣る
  • キャッチフレーズと中身が違う

こんな人におすすめ

  • 特に音質に好みはないので、バランス型がよい
  • つけ心地を重視している

初めに、AL-002はうたい文句の「迫力低音+ヴォーカル伸びやか」とは少し違います

同じうたい文句のAL-001よりも低音域が抑えられており、その分解像度が上がり比較的クリアな音質が実現できています。
また音場も広い印象を受けました。

他の機種も特別不満はないのですが、聴き比べると一番クセがなく万人受けする音質に仕上がっています。

低音もそれなりに鳴っていますので、低音好きの方でも満足できるように思います。

ハウジング部のノズル部分がナナメに伸びており、耳穴にフィットする作りが個人的に合っていました。
長時間付けていても耳穴が疲れにくいと感じています。

タッチノイズを軽減できるシュア掛けはできません。
シュア掛けを考えている方は同じような音質のAL-003をおすすめします。

2位 AL-003

良かった点(メリット)
残念だった点(デメリット)
  • 高音域、解像度が一番出ている
  • 低音域含む他音域も安定している
  • 高音域やクリアさを強調している他イヤホンよりは劣る

こんな人におすすめ

  • バラードや女性ヴォーカルを意識した高音域や解像度を重視している。
  • バランスタイプの音質を好む

ALシリーズは、全機種共通で低域が強調されています。

その中でAL₋003は、高音域のクリアさが他4機種の中では一番でした。

しかしながら、うたい文句の「すっきり クリアな高音域」ほど高音域が出ているかといえばそこまでではなく、高音域重視の方は物足りなく感じるかもしれません

その分高音域特有の刺さるような音質にはなっておらず、聴き疲れしにくい音質になっていると感じます。

メーカー評価値では、「低域」、「迫力」と言った項目が低いのですが、低域もそれなりに出ていますし、迫力もあります

バランス型のAL-002と音質が似ていますが、音場がAL-002の方がやや上回っていました。
イヤホンのつけ心地もAL₋002の方が良好でした。

3位 AL-001

良かった点(メリット)
残念だった点(デメリット)
  • 低音域を強調した音質
  • 他音域も隠れることなくしっかり出ている
  • 解像度が低く、少しベールに包まれている

こんな人におすすめ

  • 低音重視の迫力ある音質を求めている。
  • つけ心地を重視している。

AL-001は低域の強さが5機種の中で一番でした。

低域が強い分少し解像度は落ちますが、中音、高音もしっかり出ており、迫力ある音質を求める方にはおすすめです。

低音を強調している分、少し音が丸くなってベールに包まれたような音質になっています。
この部分で3位としましたが、聴き比べしなければ気にならないレベルかと思います。

イヤミン

初めてAL₋001を聴いた時は、音質の良さに「おお!」と思いました。

AL-001のつけ心地は良好で、ノズルがななめに出ているタイプです。
耳穴にフィットしやすいです。

4位 AL-005

良かった点(メリット)
残念だった点(デメリット)
  • 低音域を強調した音質
  • 他音域も隠れることなくしっかり出ている
  • 解像度が低く、少しベールに包まれている
  • AL-001より少し低音域が弱い

こんな人におすすめ

  • 低音重視の迫力ある音質を求めている。
  • シュア掛けもやってみたい

「リズム際立つ 迫力の重低音」をうたうAL₋005。

似たようなキャッチフレーズのAL-001と聴き比べたのですが、中域、高域では大きな差はありませんでした。

特長ある低音域ですが、AL-001の方が若干ながら強い印象を受けました。

あくまでAL-001と比べての話なので、単体で評価すれば「迫力ある重低音」は実現できており、音質に不満はありません

あと、AL₋001はシェア掛けができないので、シェア掛けを考えているならこのAL₋005をおすすめします。

5位 AL-004

良かった点(メリット)
残念だった点(デメリット)
  • 低音域を強調したバランス型
  • 解像度が低く、少しベールに包まれている
  • 他機種の特長より劣っている

こんな人におすすめ

  • 個人の評価よりもメーカーの評価値を重視したい
  • 低音域重視の迫力ある音質を好む

AL-004は、「オールマイティ バランスタイプ」をうたい文句にしています。

聴いてみたところ、低音域が強く、その分解像度が低く感じました。
解像度の低さは、低音強調のAL-001やAL₋005と同じようにベールに包まれた感があります。

ただし、低音が強いと言ってもAL-001やAL-005ほど低音が出ておらず、少し中途半端な位置付けとなってしまいました。

「バランスタイプ」を求めるならAL-002、もしくはAL-003(高音域寄りだが)をおすすめします。

しかしながら、AL-004が決して悪いといっているわけではなく、5機種の中で比較して特徴がなく、おすすめしにくいというだけです。

単体で評価するなら、低域はもちろん、高域、中域も十分に出ており、300円という低価格を考えれば十分コスパの高い出来となっています。

イヤミン

AL-004を購入しても300円なので満足度は高いと思いますよ。

ALシリーズの口コミ

ALシリーズ5機種の比較・検証した結果を述べてきましたが、あくまで筆者個人の感想です。

では、ALシリーズの口コミはどうでしょうか。

下記にネット上にあったYOUTUBE動画、ブログ記事を紹介します。

<動画サイト>

サイト名     サイトアドレス       備考
ものがまチャンネルhttps://www.youtube.com/watch?v=aZCLComUXZMALシリーズ5機種のレビューをわかりやすく動画でまとめています。
登場する霊夢と魔理沙のやり取りも面白いです。
ふぐみかんhttps://www.youtube.com/watch?v=NWiUIWimXsIAL₋002以外の4機種をレビューされています。専門的でわかりやすい解説です。
4機種全てで個別に動画を出されています。

<ブログサイト>

サイト名    サイトアドレス       備考
となぶろhttps://tonaburo.com/blog-entry-194.htmlALシリーズ5機種を5ジャンルの音楽から多角的に評価しています。厳しめの評価ですが、参考になります。
てつぱらhttps://tetsupara.net/blog/daiso-330yen-earphone-2020/ALシリーズ4機種を評価。それぞれの特徴をうまく表現されています。
ロケットニュース24https://rocketnews24.com/2021/03/21/1470897/AL₋002をレビュー。2000円イヤホンと同等レベルとの評価をされています。
Noriのボビーブログhttps://sekaitanken.com/product-reviews/daiso-300-yen-high-quality-earphone-reviewAL₋005を別イヤホンと比較しながらレビューされています。ゲーム用途には合う音質で満足されています。
el_snowの日記https://el-snow.hatenablog.com/entry/2020/12/18/215925ALシリーズ5機種を評価されています。全機種が満足できる音質で、良いイヤホンとの評価です。
手引書 あるアルhttps://tebikisyo.info/100kin/daiso-earphone/AL₋005の概要をレビューされています。十分な音質と評価されています。
ある日突然、http://blog.livedoor.jp/flatboat/archives/50448131.htmlAL₋001~AL₋004の4機種をそれぞれ個別記事でレビューされています。リンクはAL₋001の記事です。
みんからhttps://minkara.carview.co.jp/userid/473462/blog/44691804/AL₋001とAL₋002を使用されています。ALシリーズの耐久性(故障が多い)について興味深い記事です。

それぞれ独自の視点でALシリーズを使用した感想を述べています。

高評価の口コミが多い中で、数ヶ月使用して何度も故障があったとの記事もありました。

イヤミン

見た目ケーブルが弱そうなので、断線などの故障は発生しやすいかもしれませんね…。
私もしばらく使用して耐久性を確認したいと思います。

ALシリーズを検討されている方はこれらのレビューも参考にして購入されることをおすすめします。

左:AL-001 / 右:AL-002

ALシリーズ 比較検証 まとめ

最後に本記事のまとめです。

この記事のまとめ

  • ALシリーズは、百均のダイソーが2020年12月に発売した5種類のイヤホン
  • 5機種全てで300円以上の音質が実現されており、コストパフォーマンスが高い
  • 全機種で低音域が強い傾向がある
  • 筆者のおすすめは、バランスの取れたAL-002
  • 口コミでも評判が良い。
こんな人におすすめ
  • ダイソーの300円イヤホンに興味がある
  • コスパの高いイヤホンを探している。
  • 音質や外観はそこまで気にしていない。
  • 予備機として持っておきたい
  • 300円のイヤホンを試してみたい

ダイソー300円イヤホンALシリーズを比較検証してきました。

このイヤホンの一番の売りは300円という低価格にあります。
そして、300円という低価格であるにも関わらず、ベースとなる音質がイヤホンの性能としてしっかり実現できています

ALシリーズ5機種をランキング形式としましたが、5位のAL₋004でも口コミにあるように十分満足できる出来栄えとなっています。
300円の低価格ながら全ての機種で完成度が高く、多くの方が満足できる品質です。

イヤホンにお金をかけたくない方、予備の機種として持っておきたい方、低価格のイヤホンを試してみたい方など購入動機は様々かと思います。
300円という価格を考えれば失敗してのリスクも低いので、興味のある方は一度試されてはいかがでしょうか。

以上、ダイソー300円イヤホンALシリーズの比較レビューでした。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

ダイソー300円イヤホン比較

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