【ダイソー300円イヤホン/AL-003レビュー】高音域に特化した音質か?

「気軽に手軽にイヤホンライフを」をモットーに、イヤホン関連の記事を投稿しているイヤホン平民のイヤミンです。

女性

ダイソーの300円イヤホンAL₋003って「クリアな高音域」って書いてあるけど実際どうですか。

100円均一のダイソーの中では高価格帯の部類に入る300円イヤホン。
高音質をうたう300円イヤホンは、HQシリーズとALシリーズがありますが、後継機となるALシリーズ5種(AL001~AL005)を実際使用してみました。

ダイソー300円イヤホンALシリーズ5機種

ダイソーのALシリーズ5機種のまとめ記事もありますので、興味ある方は下記記事をどうぞ。

今回紹介するAL₋003は「すっきり クリアな高音域」をうたい文句にしています。

イヤミン

本当に「すっきり クリアな高音域」なのか?
そもそも300円イヤホンの音質はどうなのか?

実際使ってみましたので、レビューしていきます。

先にAL-003の良かった点、残念だった点をまとめると下記のようになります。

良かった点(メリット)
残念だった点(デメリット)
  • 高音質のバランス型
  • 解像度が高く、クリアな音質
  • コストパフォーマンスの高さ
  • ケーブルの見た目

こんな人にはおすすめ

  • イヤホンにコストをかけたくないが、それなりの音質のものが欲しい
  • 見た目、ブランドを気にしない
  • 迫力ある重低音よりもクリアな音質を重視している。
  • 予備機として携帯しておきたい
  • 300円のイヤホンを試してみたい

こんな人にはおすすめできない

  • イヤホンの音質にこだわりがある
  • 見た目・ブランド重視

では、AL-003をレビューしてきます。

目次

【ダイソー300円イヤホン/AL-003】 概要

まずはAL-003の外観から見ていきます。

AL₋003 外観

AL-003/ケース

AL-003のパッケージは赤になります。

ALシリーズはパッケージの形が同じなので、パッケージの色か右下の番号で区別しましょう。

AL-003の番号は、「11」になります。

AL-003/ケース正面拡大

AL-003の色の種類は白と黒があります。

AL-003/白と黒

パッケージが同じでも、中身(色の種類)が違うので、購入する際は注意しましょう。

今回紹介しているのは、白のタイプです。

パッケージには次のことが書かれています。

  • 「すっきり クリアな高音質」のキャッチフレーズ
  • アルミニウムハウジング
  • Φ3.5㎜ ステレオミニプラグ
  • 約1.2m ケーブルの長さ
  • 評価値(高域、中域、低域、迫力、解像度)
  • 300円イヤホン 11
AL-003/ケース正面拡大

ケース側面に主な仕様が記載されています。
(ALシリーズ他4機種と全て同じ記載内容です。)

AL-003/ケース側面

ケース裏側には、下記記載があります。

  • 輸入会社(日本語記載なし)
  • 製造元:中国(日本語記載なし)
  • 使用方法
  • 製品名:高音質ステレオイヤホン(マイク付、AL₋003)
  • 使用上の注意
  • 会社名:DAISO(㈱大創産業)
AL₋003/ケース裏側

ケース裏側に、本機「AL-003」の型番が記載されています。

AL-003/ケース裏側拡大

では、開封していきます。

AL₋003/開封直後①

ケース内には本体のみで、付属品や説明書類はありません。

さらに開封していきます。

AL-003/開封直後②
AL-003/開封直後③

プラグは、金メッキ加工の一般的な3.5㎜ステレオミニプラグです。

AL-003/プラグ

ケーブルに操作ボタンもついています。
音楽の再生・停止と着信時の受話・終話の操作が可能です。

AL-003/操作ボタン

ハウジングは、アルミニウム加工となっています。
イヤーピースを耳に押し込むカナル型イヤホンです。

AL-003/ハウジング

AL-003は、AL-001や002と比べて、ノズルの形に違いがあります。
AL-003は、ノズルがハウジングの中心にあり、垂直に伸びています。

AL-003/ノズル拡大
AL-001/ノズル拡大

ALシリーズのケーブルは、細目です。
開封直後は、梱包で形(かた)がついており、よれよれになってます。

見た目チープ感が出ています。

AL-003/開封直後装着

AL-003 スペック・価格

AL-003のスペック(価格含む)は下記の通りです。

項目AL-003
価格(税込み) 330円
ドライバー ダイナミック 10㎜
出力音圧レベル 104±3dB/mW
再生周波数帯域 20~20,000Hz
最大入力 記載なし
インピーダンス 16Ω
質量  12g
プラグ 3.5mm4極ステレオミニプラグ
コード(ケーブル) 1.2m
イヤーピース 付属なし
AL-003/価格・スペック

キャッチフレーズ:すっきり クリアな高音域

メーカー音質評価値

  • 高域:5/5
  • 中域:4.5/5
  • 低域:3.5/5
  • 迫力:3.5/5
  • 解像度:5/5

高音域、解像度が強調されており、低域を売りにするAL-001とは逆の形になっています。

<メーカー音質評価値比較>

AL-003/音質評価値
AL-001/音質評価値
イヤミン

AL-003は、メーカー評価値だと、高音域、解像度が高くなっています。
実際どうなんでしょうか。

では、私が使用した感想を、①つけ心地、②音質、③マイク性能、④音漏れの4つに分けてそれぞれ述べていきます。
(あくまで個人の感想です。)

【ダイソー300円イヤホン/AL-003】レビュー

つけ心地:標準だが、密着感は弱いか

AL-003のつけ心地は悪くありません。

AL-003/装着

ただし、AL-001やAL-002と比べるとノズルが垂直に伸びている分密着感が物足りなく感じました

イヤミン

振動を与えると外れやすいので、運動には向いていないと思います。
AL-001のようにノズルがナナメになっている方が耳穴にフィットしやすいですね。

付属のイヤーピースのサイズは、少し小ぶり。

SednaEarfit Crystalのイヤーピースと比べると、MSと同じサイズでした。

イヤーピース比較
左:Sedna Earfit Crystal / 右:AL-003

普段大き目のイヤーピースを使用している方も、物足りないかもしれませんね。

イヤミン

イヤーピースは100均ショップ(ダイソー、seria)でも売ってますよ。
大きさを調整して耳にフィットさせると密着感が上がり、音質の調整もできます。

音質:高域特化ではなく、バランス型

AL-003のキャッチフレーズは、「すっきり クリアな高音域」

AL-003の売りは、高音域と解像度にあるようです。

AL-003/スマホ

実際聴いてみたところ、AL-003の音質も300円とは思えないほどの高音質が実現できていました。

パッケージ上の低域の評価値は3.5/5でしたが、しっかり低域も出ていました

低域の強さについては、AL₋002と同程度です。

他の5機種と比べると高音域・解像度は高いのですが、AL₋002と比べると微差程度でした。
評価値5/5というほどの高音域や解像度ではなかったように思います。

その分高音域のシャリシャリ感は抑えられており、刺さるような刺激がないのはメリットです。

AL₋003は、少し高音域重視のバランス型で、万人受けする音質となっています。
特に音質にこだわっていない方でしたら、十分満足できる出来栄えかと思います。

イヤミン

AL-003とAL-002の音質の傾向が似ていますよ。
どちらもバランス型で甲乙つけがたいですね。

私のAL-003の音質の評価は下記の通り

  • 高域:6/10
  • 中域:6/10
  • 低域:6/10
  • 音場:5/10
  • 解像度:7/10
  • 音質総合:6/10(ランク:B)

マイク性能:問題ない音質

ALシリーズ5機種は全てリモコンマイクが付いています。
歩行中に通話したり、リモートワークをする方には欲しい機能ですね。

Zoomを使い、AL-003のマイク性能を確認しました。
(Zoomは、PCやスマホを使用して、Web上でテレビ会議ができるアプリです。)

AppleのAirPodsと比較しています。

AL-003/マイク性能
Apple AirPods/マイク性能

AirPodsに比べると少し音がこもっているようにも思いますが、マイク音質としては十分かと思います。

ALシリーズは、口元からマイクまでの距離が離れているため、外部の音声を拾いやすくなっています。
周りの環境によっては、AirPodsのように口元からマイクまでの距離が短いイヤホンの方がいいかもしれません。

イヤミン

AL-003のマイクも十分使えますね。

音漏れ:通常の音量であれば音漏れなし

音漏れ具合も確認しました。

AL-001、002と同様に通常の音量であれば音漏れはありませんでした。

カナル型イヤホンは、イヤーピースが耳の穴に密着しているので、なかなか音が漏れることがありません。
(大音量で鳴らすとカナル型イヤホンでも音は漏れます)

【ダイソー300円イヤホンAL-003レビュー】良かった点、残念だった点

AL-003の良かった点、残念だった点を下記述べていきます。

良かった点① 高音質のバランス型

高音域を強調していましたが、低音もそれなりに出ておりバランスよく仕上がっています

解像度も他AL機種の中では一番ですし、クセのないフラットな音質になっています。

良かった点② コストパフォーマンスの高さ

ALシリーズは、300円の安さで高音質の音を鳴らすのが売り。

実際聴いてみて、このAL-003も300円とは思えない高音質を実現していました。
1000円程度のイヤホンと遜色ないレベルの音質になっています。

メインで使用するもよし、予備機としてかばんに入れておいてもいいかと思います。

次に残念だった点を記載します。

残念だった点 ケーブルの脆弱性

ALシリーズ5種に共通していますが、ケーブルが細いために、ふにゃふにゃしており、チープに見えます。
こちらは1000円クラスのイヤホンと比べ、見た目で差が出てますね。

ケーブルが細いため耐久性(断線)も心配です。

良かった点(メリット)
残念だった点(デメリット)
  • 高音質のバランス型
  • 解像度が高く、クリアな音質
  • コストパフォーマンスの高さ
  • ケーブルの見た目
ダイソー300円イヤホン AL-003

こんな人におすすめ(おすすめできない)

こんな人にはおすすめ

  • イヤホンにコストをかけたくないが、それなりの音質のものが欲しい
  • 見た目、ブランドを気にしない
  • 迫力ある重低音よりもクリアな音質を重視している。
  • 予備機として携帯しておきたい
  • 300円のイヤホンを試してみたい

こんな人にはおすすめできない

  • イヤホンの音質にこだわりがある
  • 見た目・ブランド重視

最後に

AL-003も、AL₋001とAL-002同様に高音質に仕上がっていますので、音質は満足いくかと思います。

高音域・解像度をうたっていますが、低音もそれなりに出ており、万人受けするバランスのより仕上がりになっています。
迫力ある低音を求めていない方でしたら、ALシリーズ5機種の中でもAL-003をおすすめします

ダイソー300円イヤホンALシリーズは5機種あり、どれがいいのか迷う方もおられるかと思います。
5機種のまとめ記事を書いていますので、興味ありましたらご覧いただければ幸いです。

以上、ダイソー300円イヤホンAL-003のレビューでした。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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