「気軽に手軽にイヤホンライフを」モットーにイヤホン関連記事を投稿しているイヤミンです。
当ブログでは、主に低価格帯のイヤホンを実際に使用して、レビューしています。
初めてワイヤレスイヤホンを使用するのですが、ダイソーのイヤホンはどうですか?
ダイソーでは、500円のワイヤレスイヤホン、1000円の完全ワイヤレスイヤホンが販売されています。
この記事では、500円のワイヤレスイヤホン/BT004を紹介します。
BT003の記事はこちら
BT004は、ケース右下の番号が「2819」のものです。
この記事を読むと、
・最新型ダイソー500円ワイヤレスイヤホン/BT004の性能
・BT003とBT004の比較
・BT004の口コミ・評判
がわかります。
先に結論を書くと、BT004はワイヤレスイヤホンとしての基本性能を備えています。
「装着感」、「音質」、「接続安定性」において大きな欠点はなく、十分使用できるレベルにあります。
BT004はコスパの高い製品に仕上がっているので、特にワイヤレスイヤホン初心者の方にはおススメです。
・ワイヤレスイヤホン初心者
・音質にこだわりはない
・イヤホンにお金をかけたくない
ダイソーの500円ワイヤレスイヤホン1号機は音質が悪く、世間では酷評されていました。
BT003やBT004は一号機から大きく改善されており、ワイヤレスイヤホンとして十分な性能を備えています。
では、詳しくレビューしていきます。
ダイソーBT004 概要
ダイソーの500円ワイヤレスイヤホン/BT004は、2021年9月に発売されました。
BT004の発売と同時に白のBT003も発売されています。
2021年1月に発売されたBT001とBT002の後継機になります。
BT001とBT002は、2021年4月に充電時の異常発熱の問題で自主回収になりました。
BT001、BT002は、前作から大幅に改善されて評判がよかっただけに残念でした。
BT003とBT004は、不具合のあったBT001とBT002の改良版として発売されたものになります。
では、BT004の外観、性能をレビューしていきます。
BT004 スペック
BT004のスペックは下記の通りです。
項目 | スペック |
---|---|
価格(税込み) | 550円 |
ドライバー | 10.0mmダイナミック |
出力音圧レベル | 96±3dB |
再生周波数帯域 | 20Hz~20,000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
質量 | 12.0g |
イヤーピース | 径:11.5㎜ 高さ:9.1㎜ |
ノズル | ノズル径:4.9㎜ くびれ部:4.1㎜ 高さ:5.3㎜ |
充電時間 | 約2.5時間 |
充電端子 | Micro USB type-B |
電池持続時間 | 約7時間 |
Bluetoothバージョン | 5.1 |
コーデック | SBC |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
コーデックは「SBC」で、Bluetoothオーディオでは標準の規格です。
Bluetoothバージョンは「5.1」です。
接続の安定性が期待できます。
同じダイソーのTWS001(1000円)のBluetoothバージョンは「5.0」ですので、BT004の方が規格が上です。
対応Bluetoothプロファイルも基本的な性能が備わっています。
・A2DP(Advanced Audio Distribution Profile):音楽再生用
・AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile):リモコン操作用
・HFP(Hands-Free Profile):ハンズフリー用
・HSP(Headset Profile):ヘッドセット用
電池持続時間は約7時間ですので、頻繁に充電する必要はなさそうです。
BT004 外観
BT004のケースです。
ケース正面には下記記載があります。
・連続再生時間:約7時間
・Bluetooth:5.1対応
・ハンズフリー通話対応
ケース裏側です。
対応機種、スペック、使用上の注意が記載されています。
ケース底部にも、下記の記載があります。
・イヤホン・リモコン筐体:ABS樹脂
・ケーブル:塩化ビニル樹脂
・イヤーピース:シリコーンゴム
・生産国:中国
では、開封していきます。
梱包物は下記3点です。
・ブルートゥースイヤホン
・マイクロUSB(Type-B)充電ケーブル
・説明書
説明書は細長い紙で、表裏となっています。
BT004のハウジング(筐体)です。
L(左)とR(右)の記載があり、簡単に左右の判別ができます。
ケーブルに、リモコンマイクが付いています。
リモコンマイクの操作方法
+ボタン
1回押し:音量アップ
2回押し:曲送り
-ボタン
1回押し:音量ダウン
2回押し:曲戻し
再生・一時停止ボタン
楽曲の再生・一時停止
着信の受話、終話
3回押し:Siri、音声検索の起動
実際操作してみましたが、音量調整や再生/停止など使い勝手がよかったです。
リモコンマイクに、充電のコネクタがついています。
付属のマイクロUSB(Type-B)を使用して充電します。
充電方法
充電時間は約2時間30分になります。
BT004のノズルです。
ハウジングから垂直にノズルが伸びています。
BT004のノズルサイズは下記の通りです。
ノズル径:4.9㎜
くびれ部:4.1㎜
ノズル長:5.3㎜
BT004の重量は12.0gです。(普通の重さです。)
イヤーピースです。
シリコーンゴムの素材です。
イヤーピースサイズ
径:11.5㎜
高さ:9.1㎜
標準サイズですが、合わない方はイヤーピースの交換をおすすめします。
イヤーピースは百均ストアでも販売されています。
BT004 Bluetooth接続方法
BT004をペアリングして接続する方法を解説します。
まずはiPhoneです。
BT004の電源がオフの状態から「再生・一時停止」ボタンを3秒以上長押しする
⇒LEDランプが赤⇔青交互に点滅するようになる(ペアリングモードになる)
ペアリングが完了すると、イヤホンのLEDが消灯する
次はAndroidです。
BT004の電源がオフの状態から「再生・一時停止」ボタンを3秒以上長押しする
⇒LEDランプが赤⇔青交互に点滅するようになる(ペアリングモードになる)
しばらくすると、「使用可能な機器(デバイス)」にデバイス名「DAISO_BT004」が表示されるので、タップする
ペアリングが完了すると、イヤホンのLEDが消灯する
接続が完了したら、音楽を聴いてみましょう。
BT004 つけ心地:標準
BT004のつけ心地を確認しました。(あくまで個人の感想です。)
つけ心地は標準です。
ハウジングが少し大きめなので、人によっては圧迫感を感じるかもしれません。
ランニングなどの激しい運動をすると、緩んできて最終的に外れてしまいます。
激しい運動には不向きと感じました。
イヤーピースを変更すると装着感が変わります。
Sedna Earfit Crystalに変更したところ、密着度があがり、首を左右に振っても緩むことはなくなりました。
イヤーピースは百均ストアでも販売されているので、いろいろ試してみるのも面白いです。
上:BT004
中:Sedna Earfit Crystal
下:ダイソー
イヤーピースによって音質も変わるので、いろいろ試すのはおすすめです。
ダイソーBT004 性能
BT004 音質:十分
イヤホンで一番重要な音質を確認しました。
500円のワイヤレスイヤホンなので、音質はいまいちじゃないかしら。
低価格のワイヤレスイヤホンにしては、まずまずの音質ですよ。
BT004の第一印象は、低音が強調されており、耳を通して脳にズンズン響いてくるということでした。
ロックやヒップホップなどの低音重視の迫力ある楽曲が合います。
中音・高音もそれなりに出ています。
ボーカル重視のバラードでも声の伸びやかさが感じられ、十分な音質です。
低音が強い分、ボーカルを表現する中音域については、一本奥に引き込まって聴こえます。
J-POPやEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のような音数が多い楽曲だと豊かな低音にボーカルの声が埋もれてしまいがちです。
解像度は薄いベールが一枚かかっており、高くはありません。
音の輪郭もやや丸く感じられます。
総じて、BT004の音質はイヤホンとしての基本性能を備えており、大きな問題はありません。
より高音質を求めらるのなら別ですが、十分な音質性能です。
有線イヤホンと比較すると300円レベルのイヤホンと同等の音質でした。
私のBT004の音質評価は下記の通りです。
高音:4/10
中音:5/10
低音:5/10
音場:4/10
解像度:4/10
総合:4.4/10(総合:C)
音質にこだわらない方なら、十分な音質です。
BT004 接続安定性:良好
BT004の接続安定性はどうですか。
音が途切れたりしないですか。
朝の満員電車や混雑する駅構内でBT004を使用し、接続安定性を確認しました。
結果、音が途切れることがありませんでした。
BT004は、Bluetoothバージョン5.1を採用しています。
送信側の機器(iPhoneやDAPなど)も5.0以上の規格であれば、接続が安定し、人込みの中でも音が切れにくくなります。
BT004の接続安定性は優秀です。
接続安定性は、受信側のイヤホンだけでなく送信側機器のBluetoothバージョンにも注意しましょう。
例えば、iPhone7はBluetoothバージョンが4.2となり、接続安定性が落ちます。
BT004 マイク音質:少しこもる
BT004を使用してマイク音質を検証しました。
テレビ会議システムのソフト(Zoom)を使用して、受信側で録音しています。
比較用として、ダイソー300円有線イヤホン/AL002も載せておきます。
BT004/マイク音質
AL002/マイク音質
BT004は、有線イヤホン(AL002)と比べると音がこもっています。
普段の通話では充分ですが、仕事上のWeb会議など重要な場面で使用するなら他イヤホンをおすすめします。
BT004 音の遅延:ほんのわずか
ワイヤレスイヤホンは有線イヤホンに比べて、音の遅延が少なからず発生します。
BT004の音の遅延はどうでしょうか。
音ゲーの「太鼓の達人」を実際にプレイして、音の遅延を確認しました。
結果、違和感を感じながらもプレイはできました。
音の遅延は小さいですが、音ゲーには向いていません。
BT004を使用して、動画も視聴してみました。
ドラマ、バラエティ、Web講座などを視聴しています。
こちらは特に違和感なく、視聴できました。
動画視聴は全く問題ありません。
ダイソーBT004 BT003との比較
同時発売されたBT003と比べてどうですか。どちらをおすすめですか。
どちらもおススメできますが、迷ったらBT004です。
BT003とBT004を比較すると下記の通りです。
製品 | BT003 | BT004 |
価格(税込み) | 550円 | 550円 |
色 | 白 | 黒 |
ハウジング(筐体) | ||
つけ心地 | 普通 | 普通 |
音質 | 高音:4/10 中音:5/10 低音:5/10 音場:3/10 解像度:4/10 総合:4.2/10(総合:C) | 高音:4/10 中音:5/10 低音:5/10 音場:4/10 解像度:4/10 総合:4.4/10(総合:C) |
接続安定性 | 良好 | 良好 |
マイク音質 | ややこもる | ややこもる |
音の遅延 | ほんのわずか | ほんのわずか |
おすすめする人 | ・ワイヤレスイヤホン初心者 ・色は白がいい | ・ワイヤレスイヤホン初心者 ・色は黒がいい |
記事 | 詳細を見る | 本記事 |
BT003とBT004は、色とハウジング形状の2点が異なります。
ほとんど違いはないので、好みの色で選択するのをおすすめします。
色にこだわりがなければ、BT004を選べば間違いないです。
BT004の方が、音質面で少し勝っています。
ダイソーBT004 評判・口コミ
BT004は良さそうですが、世間一般の評価はどうでしょうか。
YouTube、ブログ、twitter上のコメントを調べました。
評価をまとめましたので、参考にどうぞ。
<YouTube>
YouTuberのかじまっくさんの動画です。
TWS001と比較しています。
BT004はこもった感はあるが、広がりのある悪くない音質との評です。
かじまっくさんが言われるようにTWS001の音質はいいですね。
ただし、TWS001は接続安定性が悪く、個人的にはおススメしていません。
TWS001はレビュー記事を書いていますので、興味ある方はどうぞ。
<ブログ>
ブログ名 | 記事リンク | レビュー要約 |
---|---|---|
ある日突然、 | http://blog.livedoor.jp/flatboat/archives/50448672.html | 低音域:そこそこ、中音域:強調、高音域:出ていない。かなりのこもり具合で、音の輪郭がぼやけている。 |
BCN | https://www.bcnretail.com/news/detail/20211031_250061.html | 音質は想像以上によく、奥域があり全体のバランスが取れている。 |
Sowda | https://sowdawyldelifehacks.blog.jp/archives/12109308.html | 音質はバランスよく設計されており、良い聴こえ方。接続が途切れやすい。 |
<Twitter>
ツイート期間:2022年12月1日~2022年1月10日
良い評価
- 特に問題なく普通に使えてる。安くていいね。
- 音質はまぁ値段なり、遅延はスクフェスを違和感なくプレイできる。
- 高価イヤホンよりは音質劣りますが、高音も低音もそこそこ拾っていて、立体音響のゲームでも使えたので結構いい感じでした。
- ダイソーの550円のやつ買っただけだけど音ズレがほぼなくて音質も悪くはない。
- ダイソーのBluetoothイヤホン、コスパ良くてめっちゃイイんだけど
- ダイソーの500円のBluetoothイヤホン、ちゃんと使えてすごい。音も悪いってほどじゃないです。
- これが良い意味で予想を裏切られた。音の輪郭はハッキリとしているし、変な味付けもなされていない。
- 安い割になにげ音が良い。質感は何万もするのと比べてたら違うが5〜6千円のBluetoothイヤホンと変わらない…。
- ダイソーの500円Bluetoothイヤホンを買ってみた。今聴いているが、必要十分の性能があるわー。
- ダイソーの550円のBluetoothイヤホン買って使ってみたんだけど予想以上に良くってビックリした。
- レンジはあまり広くないが、癖がなくさわやかで聞きやすい。低域の量感は少ないので、ドンシャリが好きな人には物足りないかも。でもコスパは最高。
- ダイソーで500円でBluetoothイヤホンが売ってた。充電無しですぐ使えた。わりといい買い物なのでは。
- 特に問題なく普通に使えてる。安くていいね。
- 500円のを旦那が使ってますが、500円の割には悪くなかったです。
- DAISOの500円Bluetoothイヤホンがすごく良い。個人的スマッシュヒット商品である。
悪い評価
- ダイソーの500円のBluetoothのイヤホン。スイッチの付近の接続が悪くなったらしく音が途切れる。
- 10月末に550円で買った、ダイソーのブルーツゥース・イヤフォンさんは、昨日片方が聴こえなくなって壊れました。コードが脆そうだったので、恐らく断線。
YouTube、ブログ、Twitterの評価を見てきました。
Twitterでは「良い」評価が多数を占めていました。
「音のこもり」は私も感じましたが、500円の低価格を考えれば許容範囲と思います。
音が途切れるとのツイートもありましたが、私の場合は経験しませんでした。
あとは、壊れやすいとの評もありました。個人の使用環境にもよりますので、なんとも言いがたい部分です。
Twitterでのコメントが多いので、参考になるかと思います。
ダイソーBT004 まとめ
BT004をレビューしてきました。
最後にまとめに入ります。
・ワイヤレスイヤホン初心者
・音質にこだわりはない
・イヤホンにお金をかけたくない
BT004 結論
- 音質は高音質ではないが、許容範囲内
- 業界最安値でコスパは高い
- BT003と大きな違いはない(BT004の音質が少し上)
- 世間の評判もまずまず
BT004は、業界最安値500円のワイヤレスイヤホンです。
音質面に関しては高音質とまでは言えないまでも、高音から低音まで十分な音が出ています。
音にこだわらない方であれば十分満足できる音質レベルに仕上がっています。
接続安定性がいいので、人混みの中でも音が途切れにくく、十分使用できます。
コスパが高いので、ワイヤレスイヤホン初心者の方には特におススメします。
まずBT004を使用して、ワイヤレスイヤホンの利便性を体感し、そこから用途に合わせてグレードを上げていくのはいかがでしょうか。
以上、ダイソー500円ワイヤレスイヤホン/BT004のレビューでした。
この記事が皆様の検討の一助になれば幸いです。