【ARZOLICOワイヤレスイヤホン】第三世代H66を徹底レビュー

arzolico-h66

Amazonで売れている謎の完全ワイヤレスイヤホン、ARZOLICOのH66

2021年11月に発売されましたが、Amazonのイヤホンランキングで1位を獲るなど常に上位にランクされています。

この謎のイヤホン/ARZOLICOのH66の性能はどうなのか、人気ほどの実力を備えているのか、実際に使用してレビューしました。

この記事でわかること
  • ARZOLICO H66の性能
  • ARZOLICO H66の評判・口コミ
  • ARZOLICO H66はおススメか
この記事の著者
  • オーディオマニアをうたうにはいまだ発展途上の平民ブロガー
  • 「気軽に手軽にイヤホンライフを~」をモットーにイヤホン関連の情報発信しています。
  • 本サイトのレビュー記事は全て実物を実際に使用して感想を書いています。

ARZOLICO H66を詳しく解説する前に、先にこの記事の結論を述べていきます。

ARZOLICO H66

arzolico h66
おススメ度
low
1
2
3
4
5
high
コスパ
low
2
3
4
5
high
音質
low
1
2
3
4
5
high
接続安定性
bad
1
2
3
4
5
good
装着感
bad
1
2
3
4
5
good
見た目
bad
1
2
3
4
5
good

音質評価:4.4 (音質の評価はこちら

  • 高音:4/10
  • 中音:5/10
  • 低音:5/10
  • 音場:4/10
  • 解像度:4/10
良かった点
残念だった点
  • 高級感ある見た目
  • IPX7対応
  • 120時間のバッテリー性能
  • モバイルバッテリーとして使用可能
  • 装着感が良好
  • ケースから取り出しにくい
  • 音がこもりがち
  • 人混みで接続が途切れがち
  • マイク音質が不安定
ARZOLICO H66/こんな人におすすめ

・電池持ちがよい製品がほしい
・モバイルバッテリーとしても使用したい
・音質にはさほどこだわらない

ARZOLICO H66は、ワイヤレスイヤホンとしての基本性能を備えています。
特にモバイルバッテリーも兼ねる電池性能が他のイヤホンと比べても優れていました。
充電ケース合わせて120時間の電池性能はかなり高いレベルです。

音質に関してはこもりがちですが、この価格帯のワイヤレスイヤホンとしては標準です。

接続安定性とマイク音質は他イヤホンと比べると劣ります。
特に接続安定性については、人混みの中だと切れることがありました。
東京駅の混雑時で一日一回程度音切れが発生するレベルです。

結論としては、音質にこだわる方人混みで使用される方にはおススメしにくいです。
反面、音にこだわりのない方室内での使用をメインで考えられている方であれば、ARZOLICO H66も満足できるレベルでしょう。

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ではARZOLICO H66の詳細を見ていきましょう。

先にARZOLICO H66の性能を見たい方はこちら

目次

ARZOLICO H66 概要

ARZOLICOはどんな会社?

arzolico h66

謎のイヤホンブランドのARZOLICOについてネットや説明書などで調べてみました。

Amazonの販売サイトでは、販売業者として「Luohe Demao Network Technology Co., Ltd」とあり、住所は中国の河南省となっています。
「ARZOLICO」がブランド名で、メーカー名がこの「Luohe Demao Network Technology Co., Ltd」かと思われます。

ARZOLICOは、かつてドライブレコーダーも扱っていました。
Amazonでは「在庫無し」となっていましたが、1000件以上のレビューがあり、以前は人気があったことがうかがえます。

ARZOLICOのドライブレコーダーはこちら

イヤミン

2022年5月現在、ワイヤレスイヤホンの販売のみでドライブレコーダーの販売はありません。

スペック:電池持ちが120時間

arzolico h66 販売サイト
Amazon販売ページより

ではARZOLICO H66のスペックを見ていきましょう。

項目ARZOLICO H66
ドライバー10mmダイナミック
出力音圧レベル
再生周波数帯域2400-2480GHZ
インピーダンス
質量本体:49g×2
ケース:73.8g
イヤーピース材質:シリコーン
サイズ
S:径₋10.7㎜ 高さ₋7.1㎜
M:径₋11.8㎜ 高さ₋7.4㎜
L:径₋12.3㎜ 高さ₋7.6㎜
ノズルサイズノズル径:5.5㎜
くびれ部:4.6㎜
ノズル長:3.5㎜
充電端子USB Type-C
充電時間イヤホン:約1時間
充電ケース:約1.5時間
電池持続時間本体:約6時間
充電ケース込:約120時間
Bluetoothバージョン5.1
コーデックSBC、AAC
対応BluetoothプロファイルA2DP、AVRCP、HFP、HSP
防水性能IPX7
ノイズキャンセリング×
外音取り込み×
自動装着検出×
保証期間6ヶ月
その他CVC8.0ノイズキャンセリング
モバイルバッテリー機能

ARZOLICO H66で特筆すべき点は、①防水性能がIPX7に対応していること、②充電ケース込みで120時間の再生が可能ということです。

IPX7は、30分間水の中に入れても影響が出ないレベルです。
突然の雨でも安心して使用できますし、水の中に落としても短時間であれば問題ありません。

SONYの数万円するワイヤレスイヤホン/WF1000XM4でもIPX4(雨や汗程度では問題なし)のレベルです。
IPX7がいかに水に対して強いことがわかります。

充電ケース込みで120時間のバッテリー性能は、他イヤホンと比べてもトップクラスです。
一日2時間の使用でも2ヶ月はもつ計算になります。

実際は、頻繁に充電ケースに収納して充電するので、120時間までは持たないと思いますが、電池性能のスペックは高いです。

イヤミン

充電ケースへの充電頻度が少なくて済みますね。

Bluetoothバージョンは5.1 になります。

5.1は方向探知機能が付与されており、より一層の通信安定性があり、音が途切れにくくなります。

ARZOLICO H66の接続安定性については後述します。(接続安定性の記載はこちら

外観:電池残量がわかりやすい

では、ARZOLICO H66の外観を見ていきましょう。

ケース正面です。

arzolico h66 ケース正面

製品の写真と型番である「H66」の記載があります。

右下に「NOT JUST FOR MUSIC」の記載があります。
この英語の意味は、「音楽用だけではない」です。
要するに、音楽だけではなく、他の用途(通話や動画視聴)にも使用できるということです。

「NOT JUST FOR MUSIC」を「音楽用ではない」と解釈して、「音楽を聴く音質ではない。パッケージにも書いている。」とレビューされている方が複数いたので、ご注意ください。

ケース裏側です。

arzolico h66 ケース裏面

簡単なスペック一覧が書かれています。

再生周波数帯域の「2400~2800GHZ」の記載が謎です。
イヤホンの再生可能な周波数とは明らかに単位が違います。

イヤミン

この記載の意味を調べてみましたが、よくわかりませんでした…

開封していきます。

arzolioco h66 開封直後

充電ケースは丁寧にビニールで梱包されています。

LINE登録で保証期間が半年から1年半に延びる案内カードも入っていました。

ARZOLICO H66の梱包物は下記の通りです。

ARZOLICO H66梱包物
ARZOLICO H66 梱包物
  • 説明書
  • イヤホン本体(イヤーピースMサイズ付属)
  • 充電ケース
  • 充電用 TYPE-Cケーブル
  • イヤーピース(S、Lサイズ)

取扱説明書です。

ARZOLICO H66 説明書1
ARZOLICO H66 説明書2

記載されている内容は下記の通りです。

イヤホンの本体です。

ARZOLICO H66 イヤホン

豆型のワイヤレスイヤホンです。

イヤホンの本体の重量は、片側4.9gです。

ARZOLICO H66 イヤホン重量

普通の重さです。

イヤホンの筐体(ハウジング)です。

ARZOLICO H66 イヤホン ハウジング
ARZOLICO イヤホン ハウジング裏

イヤホンの左右を判別するL/Rの記載は上側にあります。

ARZOLICO H66

少し見えづらいですね。

筐体の裏側にタッチセンサー部があります。

ARZOLICO H66 タッチセンサー

タッチセンサーを使用して以下の操作が可能です。

タッチセンサー操作L側R側
1回タップ・再生
・応答/電話を切る
・一時停止
・応答/電話を切る
2回タップ・前の曲へ・次の曲へ
3回タップ・Siriの起動・Siriの起動
長押し・音量を下げる・音量を上げる
電源オフ時に長押し(約3秒)・電源オン・電源オン
待機状態に長押し(約5秒)・電源オフ・電源オフ
イヤミン

時折反応しないことがあり、誤作動もありました。
個人的には物理ボタンの方が好みです。

イヤホンのノズルです。
ノズルは耳の形状に沿ってナナメに伸びています。

ARZOLICO H66 ノズル1
ARZOLICO H66 ノズル2

ノズルサイズは下記の通りです。

ノズル径:5.5㎜

くびれ部:4.6㎜

ノズル長:3.5㎜

ノズルのサイズは一般的なサイズです。
標準タイプのイヤーピースであれば、装着ができます。

イヤーピースです。

ARZOLICO H66 イヤーピース

一般的なシリコーン素材です。

イヤーピースのサイズは下記の通りです。

Sサイズ
径:10.7㎜

Sサイズ
高さ:7.1㎜

Mサイズ
径:11.8㎜

Mサイズ
高さ:7.4㎜

Lサイズ
径:12.3㎜

Lサイズ
高さ:7.6㎜

完全ワイヤレスイヤホンのイヤーピースなので、高さに制限があります。
別のイヤーピースを購入される際は、通常のイヤーピースではなく、「ショート」や「完全ワイヤレス(TWS)」用を選ぶようにしてください。

充電ケースです。

ARZOLICO H66 充電ケース1
ARZOLICO H66 充電ケース2

ケースの表面はポリカーボネートの加工が施されており、光沢感があります。
同価格帯のワイヤレスイヤホンはプラスチック感がありますが、ARZOLICO H66は表面の艶やかさで高級感が感じられますね。

バッテリー性能を重視しているためか、大きめです。
手のひらから少しはみ出るレベルです。

ARZOLICO H66 充電ケース3

充電ケースの重さは73.8gです。
少し重めです。

ARZOLICO H66 重量

イヤホンを収納した状態です。

ARZOLICO H66 充電ケース(オープン)

イヤホンが充電ケースから取り出しにくいです。
磁力が強力なのと、手で掴む範囲が小さいです。
取り出す際は落としそうになるので、注意しましょう。

また、充電ケースの収納時も少し課題がありました。
イヤホンが収納部にきちんとはまらないことがあり、調整しながら入れる必要があります。

他のワイヤレスイヤホンよりも収納性が悪かったです。

正面にバッテリー状態を示す表示があります。
これは数値化されているので、わかりやすいです。

ARZOLICO H66 充電ケース

ケース裏側には簡単なスペックが記載されています。

ARZOLICO H66 充電ケース裏側

ケースの両側面にUSB Type-CとUSB Type-Aのポートが付いています。
充電ケースのType-Aから別の機器への充電が可能です。

ARZOLICO H66 充電ケース 端子1
USB Type-C
ARZOLICO H66 充電ケース 端子2
USB Type-A

充電方法

ARZOLICO H66の充電方法を解説します。

充電ケースを充電する

STEP
充電ケースにUSB Type-Cの充電ケーブルを接続する
STEP
パソコンまたはUSB ACアダプタにUSB充電ケーブルのType-A側を接続する(充電中は液晶画面に電池残量が表示されます)
STEP
液晶画面で100%の表示になると充電完了

充電時間は約1.5時間になります。

続いてイヤホンの充電方法です。

STEP
イヤホンを充電ケースに収納し、充電ケースのフタを閉める
ARZOLICO H66 イヤホン充電1
STEP
充電が開始されるとイヤホンのLEDが点灯する
ARZOLICO H66 イヤホン充電2
STEP
LEDが消灯すると充電完了
ARZOLICO H66 イヤホン充電3
フタを締めたままでも中身は見えます

Bluetooth接続方法

ARZOLICO H66をペアリング(接続)する方法を解説します。

まずはiPhoneです。

STEP
充電ケースからイヤホンを取りだす。
 (自動的に電源がONになり、イヤホンがペアリングモードになる。)
ARZOLICO H66 iPhone ペアリング1
STEP
iPhoneのホーム画面「設定」をタップして設定画面を開く
ARZOLICO H66 iPhone ペアリング2
STEP
「Bluetooth」をタップする
ARZOLICO H66 iPhone ペアリング3
STEP
Bluetoothがオフになっている場合はオンに切り替える

※写真は「オフ」になっています。タップして「オン」に切り替えてください。

ARZOLICO H66 iPhone ペアリング
STEP
 「その他のデバイス」にある「H66」をタップする

※イヤホンがペアリングモードになっていると、「H66」が表示されます。

ARZOLICO H66 iPhone ペアリング4
STEP
製品名の横に「接続済み」と表示されたら接続完了

※ペアリングが完了すると、イヤホンのLEDが消灯する

ARZOLICO H66 iPhone ペアリング6

Android Bluetooth接続方法

STEP
  充電ケースからイヤホンを取りだす。
 (自動的に電源がONになり、イヤホンがペアリングモードになる。)
STEP
ホーム画面の「設定」をタップして設定画面を開く
ARZOLICO H66 Android ペアリング2
STEP
「無線とネットワーク」の欄にある「Bluetooth」をタップする
ARZOLICO H66 Android ペアリング3
STEP
「Bluetooth」がオフの場合、タップして「ON」に切り替える

※写真は「オフ」の状態です。タップして「オン」に切り替えます。

ARZOLICO H66 Android ペアリング4
STEP
「使用可能なデバイス」に表示された「H66」をタップする
ARZOLICO H66 Android ペアリング5
STEP
「ペアリングされたデバイス」の欄に「接続済み」と表示されたら完了
ARZOLICO H66 Android ペアリング6
イヤミン

上記内容に沿ってやれば簡単にペアリング(接続)ができます。

ARZOLICO H66 レビュー

ARZOLICO H66を、下記5つの項目でレビューしていきます。

  • つけ心地
  • 音質
  • 接続安定性
  • マイク音質
  • 遅延度合
イヤミン

音質もさることながら、つけ心地や接続安定性も重視しましょう。

つけ心地:良好

ARZOLICO H66 つけ心地

ARZOLICO H66のつけ心地は良好です。(個人の感想です。)

豆型のイヤホンが耳の形状に沿って作られており、うまく装着してくれます。
ゆる過ぎず、きつ過ぎずでちょうどいいフィット感です。

ARZOLICO H66を装着しながらランニングもしましたが、緩むことなく使用することができました。
運動しながら使うことも十分可能です。

数時間使用しても耳が痛くなることもありませんでした。
運動面も含めてつけ心地は良好と言えるでしょう。

音質:こもりがち

ARZOLICO H66 音質評価

ARZOLICO H66の音質をレビューします。

第一印象は低音が強くて、全体的にこもっています

音が丸くなっており、音のクリアさには欠けます
一枚ベールがかかったような音質になっています。

低音はなかなか強く迫力が感じられます
ベースやドラム音がズンズンと鳴り響きますので、低音を強調したロックやR&Bを好む方にはおススメです。

ボーカルを軸とした中音域は、強い低音に埋もれがちで、一歩後ろに下がっています。
ポップスやEDMなどのボーカルメインの楽曲は少し物足りないです。

全体的な音の丸さは高音も同様です。
高音の鮮明さがなく、一音一音が丸く、にじむように聞こえます。
女性ボーカルの伸びやかさやピアノの高音域などのシャープさが欠ける印象です。

イヤミン

音全体が一枚ベールに包まれているように感じます。

反面、音が丸い分高音域独特の刺さるような刺激はありません
マイルドな音質なので長時間聴いていても疲れにくいです。

音の広がりは限定的です。
各音の立体感は感じられず、一定の空間からそれぞれの音が鳴っているように聞こえます。

私の音質評価は下記の通りです。

音質評価:4.4

  • 高音:4/10
  • 中音:5/10
  • 低音:5/10
  • 音場:4/10
  • 解像度:4/10

ARZOLICO H66は、100円イヤホンのような何かが欠けるような音質ではありません。
低音から高音までの音が万遍なく鳴っています。

全体的にこもりがちで各音を細かく見ていけば物足りない部分がありますが、音にさほどこだわりのない方であれば満足いくレベルでしょう。

イヤミン

「ながら聴き」であれば十分な音質です。

接続安定性:人混みで音が途切れやすい

ARZOLICO H66 接続安定性評価
東京駅ホーム

ARZOLICO H66はbluetooth5.1を採用しており、スペック上の接続安定性は問題ないです。
Amazonの販売サイトでも「トギレナイ快適さ」と書かれています。

Amazon販売ページより

では、実際の接続安定性はどうなのか、ARZOLICO H66を人混みの中で使用してみました。

通勤時間帯の電車内、東京駅のホーム、改札口などで実際に使用して確認します。

結果、所どころで音切れが発生しました。

低価格帯で同じBluetooth5.1採用のワイヤレスイヤホンでもほとんど途切れることのない製品もあります。
その中でも接続安定性は悪い方の部類でした。
一日に数回片耳や両耳が一瞬切れる、そんな事象が何度かありました。

反面、人がいても混雑していない場所や室内であれば、音が途切れることはありませんでした。
人混みの中で使用する機会がない方は安心して使用できるでしょう。

人が多い中での使用を考えている方は他のワイヤレスイヤホンを選ぶ方がいいです。
同価格帯のワイヤレスイヤホンでは、Joyhouse K2や3coins BEANS MUSIC2の接続安定性はよかったです。

Joyhouse K2の記事はこちら
3coins BEANS MUSIC2の記事はこちら

イヤミン

人混みの中で接続の不安定さがありました。
「トギレナイ快適さ」ではなかったですね…。

Bluetoothバージョンが5.0台でも接続安定性が悪いものもあるので、よく口コミやレビューを確認しましょう。

マイク音質:不安定な傾向

完全ワイヤレスイヤホンにはイヤホンにマイクが内蔵されており、ハンズフリーの通話ができます。

有線イヤホンのマイク音質は優秀ですが、無線で接続しているワイヤレスイヤホンはイヤホンによって差が出やすいです。

Amazonの販売サイトでは、ARZOLICO H66のマイク性能について下記のように記載されていました。

  • ENCノイズ低減
  • CVC8.0HD通話

「ENC」と「CVC8.0」は販売サイトの広告に小さく記載されているだけで、説明書やケースには記載がされていませんでした。

本当に効果があるのか、実際にマイクを使用してその音質を確認しました。

マイク性能の検証には、オンライン通話ソフト「Zoom」を使用しています。
受信側から録音しましたので、聴いてみましょう。

ARZOLICO H66

10秒ほどなのでわかりづらいかもしれないですが、通信が不安定で全体のバランスが悪く感じられます

上記の音声ですが、実は何度か録音を取り直して、一番良かったものを選んでいます。
一度目は前半の声が入らなかったこともありました。

結論としては、ARZOLICO H66のマイク性能は安定性に欠けると評価します。

参考までにこれまで評価した別イヤホンのマイク音声も載せておきます。

Joyhouse K2(同価格帯ワイヤレスイヤホン) 

AT-EMS007(100円セリア有線イヤホン) 

上記2製品の方が、音の流れが一定で聞き取りやすいです。

ARZOLICO H66のマイク音質は安定感に欠けるため、大事な会議などでの使用は避けた方が無難です。

イヤミン

ENCやCVC8.0の効果は見られませんでした。

低価格でも有線イヤホンのマイク音質は安定しています。
コードが邪魔になりますが、相手側に自分の声をより正確に届けるなら、有線イヤホンを使用しましょう。

音の遅延:動画視聴は問題なし

ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothを使用して音のデータをイヤホン側に送っており、イヤホンから聞こえてくる音は少し遅れます。

音の遅延については、イヤホンによって差があります。
ARZOLICO H66の音の遅延度合いがどうなのか、音ゲーと動画の視聴を通して確認しました。

まず、ARZOLICO H66を使用して、音ゲーの「太鼓の達人」をプレイしました。

普段ほぼミスなくプレイできる標準モードのスコアを比較すると下記の通りです。

有線イヤホン 太鼓の達人プレイ
有線イヤホンでプレイ
ARZOLICO H66 太鼓の達人プレイ
ARZOLICO H66でプレイ

正確な操作を必要とする音ゲーはさすがに厳しいです。

音に合わせて太鼓をたたくと、わずかな遅れで「不可」となりました。
微妙に音楽と画像がずれているので、快適にはプレイできません
音中心の激しいゲームは難しいですね。

動画視聴については問題ありませんでした。
よくよく注意して見ると口元と声にわずかなズレがありますが、意識しなければ普通に視聴できる程度のわずかなズレです。

イヤミン

普通に視聴する分には、音の遅延はそこまで気になりませんでした。

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ARZOLICO H66 評判・口コミ

ARZOLICO H66

ARZLOLICO H66を評価してきましたが、世間一般の評判はどうなのかを述べていきます。
Amazonの販売サイトには多数のレビューが書かれていましたので、口コミをまとめました。

Amazonの詳しいレビューはこちら

  • 耳のフィット感がとても良いです
    見た目もオシャレ。充電器兼ケースがモバイルバッテリーの役割を果たしていてとても便利です
    気軽に音楽を聴く場合や電話やzoom会議などの音質としては十分です
    ランニングや散歩中にコードがある煩わしさを考えるとワイヤレスイヤホンでこの音なら大満足です
  • ケース付き、充電容量が分かりやすいのは◎
  • これまでも幾つかbluetooth接続のイヤホンを購入して利用してきました。
    大体1万円ぐらいまでの商品です。その中でも安定して繋がります
  • 接続もとても早いし、音質も申し分なし充電のもちもとても良く、減っている気がしません。
  • 充電の持ちが良く、音質も値段の割に良い。外見もカッコいい。買って良かったです。
  • 設定も簡単で充電も簡単(^^)
    音質もよく持ち運びもコンパクト
  • ①ケースとか見た目がいい
    ②値段にしては音質がいい
    充電状況がわかるのがいい
    片方単独で起動するから便利
    ⑤ボタンがタッチじゃないから誤操作しにくい

良い評価

良いと評価したコメントをまとめると下記の通りです。

  • 見た目がよい
  • 電池容量がわかりやすい
  • 耳へのフィット感がよい
  • 電池持ちがよい
  • 音質が良い
  • モバイルバッテリー

特に見た目がよいというコメントが多数あり、これはARZOLICO H66のメリットだと思います。
他のワイヤレスイヤホンに比べても見た目はよく作られています

また電池持ちがよいという意見も賛成です。
電池性能が劣ると充電回数が増えます。
充電頻度が少ないのは楽ですし、使いやすいですね。

悪い評価

次に悪い評価をまとめます。

  • 音がこもっている
  • タッチセンサーが使いづらい
  • 接続安定性が悪い
  • 音の遅延度合が大きい
  • ケースの出し入れが不便

タッチセンサーは確かに使いづらいです。
口コミに書かれているように音量の上げ下げの微妙な調整が難しく、これは使えなかったです。

私のレビューと同様に接続安定性の悪さについても書かれている方がいました。

イヤホンの音の評価は、大体分かれます。
音質に満足するかしないかは人それぞれで、個人が過去使ってきたイヤホンとの比較によって判断されるものだと思います。

よって、口コミはあくまで参考として、自分がどのレベルの音を求めるかで判断するとよいでしょう。

この記事では、ARZOLICO H66の音質は有線イヤホンの300〜500円レベル、ワイヤレスイヤホンでは3000円前後のレベルと評価しています。

イヤミン

ARZOLICO H66の音質は価格相当の音質です。

ARZOLICO H66 まとめ

ARZOLICO H66

ARZOLICO H66についてレビューしてきました。
最後にまとめに入ります。

ARZOLICO H66

arzolico h66
おススメ度
low
1
2
3
4
5
high
コスパ
low
high
音質
low
1
2
3
4
5
high
接続安定性
bad
1
2
3
4
5
good
装着感
bad
1
2
3
4
5
good
見た目
bad
1
2
3
4
5
good

音質評価:4.4 (音質の評価はこちら)

  • 高音:4/10
  • 中音:5/10
  • 低音:5/10
  • 音場:4/10
  • 解像度:4/10
良かった点
残念だった点
  • 高級感ある見た目
  • IPX7対応
  • 120時間のバッテリー性能
  • モバイルバッテリーとして使用可能
  • 装着感が良好
  • ケースから取り出しにくい
  • 音がこもりがち
  • 人混みで接続が途切れがち
  • マイク音質が不安定
ARZOLICO H66/こんな人におすすめ

・電池持ちがよい製品がほしい
・モバイルバッテリーとしても使用したい
・音質にはさほどこだわらない

Amazonで人気のARZOLICO H66。

艶やかな見た目の良さ120時間使用できる電池性能など同価格帯ワイヤレスイヤホンよりも優れている点があり、人気の理由もうなづけます。

反面、接続の不安定さケースへの収納性マイク音質など同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べて劣る点もあります。

特に接続安定性はワイヤレスイヤホンの重要な要素ですので、人混みでの使用頻度が多い方は購入を避けた方が無難でしょう。

ARZOLICO H66の購入を検討されているなら、Amazonでも販売されているJoyhouse K2や3coinsのBEANS MUSIC2も合わせて比較検討されてみてはいかがでしょうか。

以上、ARZOLICO H66のレビューでした。
この記事が皆様の検討の一助になれば幸いです。

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