【ダイソー300円イヤホン/AL-001レビュー】高音質イヤホンか?

「気軽に手軽にイヤホンライフを」をモットーに、イヤホン関連の記事を投稿しているイヤミンです。

男性

ダイソーの300円イヤホンって「高音質」って書いてあるけど、実際どうなのですか?

100均ショップのダイソーの中では高価格帯の部類に入る300円イヤホン。

高音質をうたう300円イヤホンは、HQシリーズとALシリーズがありますが、後継機となるALシリーズ5種(AL-001~AL-005)を実際使用してみました。

ダイソー300円イヤホンALシリーズ5機種

今回はAL-001をレビューします。

イヤミン

他のAL-002~AL-005もレビューしたまとめ記事もありますので、興味あれば下記をご覧ください。

先にAL₋001の良かった点、残念だった点をまとめると下記のようになります。

こんな人におすすめ

・イヤホンにコストをかけたくないが、それなりの音質のものが欲しい
・重低音を強調した迫力あるサウンドが好み
・見た目、ブランドを気にしない
・予備機として携帯しておきたい
・300円のイヤホンを試してみたい

こんな人にはおすすめできない

  • イヤホンの音質にこだわりがある
  • 見た目・ブランド重視

では、詳しく述べていきます。

目次

【ダイソー300円イヤホン/AL-001】 概要

まずはAL-001の外観から見ていきます。

AL-001の外観

AL-001/包装外観(正面)

AL-001のパッケージは青色になります。
正面には、AL₋001とは書いていないので、右下の番号「No.9」がAL-001になります。

AL-001の色の種類は、ハウジング部が青と赤の2種類があります。
写真で紹介しているのは、赤のタイプです。

イヤミン

百均イヤホンは、パッケージが同じでも中身が違うことがあるので、買う前に中身をよく確認しましょう。

AL-001/包装正面記載拡大

ケース正面には、下記記載があります。

  • 「迫力低音+ヴォーカル伸びやか」のキャッチフレーズ
  • アルミニウムハウジング
  • Φ3.5㎜ ステレオミニプラグ
  • 約1.2m ケーブルの長さ
  • 評価値(高域、中域、低域、迫力、解像度)
  • 300円イヤホンNo.9

ダイソーイヤホンの特徴として、各種イヤホンに番号を付与されています。

例)ダイソーイヤホンNo.71

ダイソー100円イヤホンNo.71

AL-001は「300円イヤホンNo.9」となり、300円イヤホンの中で9番目に発売されたということになります。

この番号が大きいほど最新のイヤホンということですね。

ALシリーズは、5機種が同時発売されたので、No.9~13に新旧の違いはありません。

AL-001/包装側面

ケース側面には主な仕様が記載されています。

ケース裏側には、下記記載があります。

  • 輸入会社(日本語記載なし)
  • 製造元:中国(日本語記載なし)
  • 使用方法
  • 製品名:高音質ステレオイヤホン(マイク付、AL-001)
  • 使用上の注意
  • 会社名:DAISO(㈱大創産業)

パッケージに日本語、ポルトガル語、英語の表記があるため、同じパッケージで日本、ブラジル、英語圏に販売されていることが予想されます。

製造元は中国ということが英語表記でわかりますが、日本語表記がないのはあまり強調したくないということでしょうか…。

AL-001開封

AL-001/開封直後(ケース+本体)

ケース内には、本体のみで、付属品や説明書類はありません。

AL₋001/開封直後①
AL-001/開封直後②

開封直後のため、ケーブルがからまります。

AL-001/プラグ部

プラグ部は金メッキ加工。一般的な3.5㎜ステレオミニプラグです。

AL-001/操作ボタン

ケーブルに操作ボタンがついています。
このボタンで音楽の再生・停止と着信時の受話・終話の操作が可能です。

AL-001/ハウジング・イヤピース

ハウジングはアルミニウム加工。

AL-001は、イヤピースを耳に押し込むカナル型イヤホンです。
現在主流のイヤホン型ですね。

AL-001/ケーブル

ケーブルは細めなので、耐久性が心配です。

梱包時についた形(かた)が残っており、全体的によれよれになっています。
(見た目チープ感が出ています。)

300円なので、ケーブルまでコストをかけられないところでしょうか。

AL-001のスペック

AL-001のスペック(価格含む)は下記の通りです。

キャッチフレーズ:迫力低音+ヴォーカル伸びやか

メーカー音質評価値

  • 高域:3.5/5
  • 中域:4/5
  • 低域:5/5
  • 迫力:5/5
  • 解像度:4/5
イヤミン

メーカーの評価値は、購入する際の参考になりますね。

次に私が使用した感想を、①つけ心地、②音質、③マイク性能、④音漏れの4つに分けてそれぞれ述べていきます。(あくまで個人の感想です。)

つけ心地:圧迫感なくソフト

まずはつけ心地から。
どんなに音質が良くてもつけ心地が悪いと使う気になれません。

AL-001/装着

装着した時の第一感は、つけ心地はいい

ノズル形状が耳にフィットするように斜めに出ており、装着しても違和感は感じません。

イヤーピースは、標準より少し小さめ。
「Mの少し下」です。

SednaEarfit Crystalのイヤーピースと比べると、MSと同じサイズでした。

イヤーピース大きさ比較
左:SednaEarfit Crystal / 右:AL-001

イヤーピースが少し小さいサイズなので、多くの方が圧迫感を感じずに装着できるかと思います。

逆に普段大き目のイヤーピースを使用している方はスカスカして物足りないかもしれません。
物足りない方は、イヤーピースの調整をおすすめします。
(イヤーピースは100均でも売っています。)

イヤーピースの材質は、シリコンゴム。
他イヤホンのシリコン型イヤピースに比べると、厚みがなく薄い紙のようです。

イヤミン

音質には問題ありませんが、音質の調整でイヤーピースを変えるのもありかと思います。

音質:300円とは思えない

AL-001のキャッチフレーズは、「迫力低音+ヴォーカル伸びやか」

本当にそうなのか。イヤホンで一番大事な音質を検証しました。

第一感は「予想以上の高音質」

音を鳴らした最初の印象は、「おっ、予想以上に音がいい

この音質だと家電量販店やコンビニで購入できる一般的な1000~2000円イヤホンと遜色ないです。

個別に見ていくと、全体的には低音域が強く、迫力あるサウンドが実現できています。
強い低音ながらも中音域や高音域を妨げるほどではなく、バランスが取れており万人受けする音質かと思います。

デメリットとしては、低音が強調されている分全体的に音が丸くなっており、解像度(クリアさ)は少し落ちるように感じました。

イヤミン

よりクリアな音質を求めている方には、AL₋003がおすすめです。

「ヴォーカル伸びやか」は普通

「ヴォーカル伸びやか」は、特別「伸びている」ような感はなかったですが、ヴォーカルの声は埋もれることもなく、しっかり耳に入ってきました。

ヴォーカルの声を左右する中音域は他のALシリーズ4機種と比べて差はありませんでした。
中音域については特に不満はありません。

私のAL-001の音質評価は下記の通り。

  • 高域:6/10
  • 中域:6/10
  • 低域:7/10
  • 音場:5/10
  • 解像度:4/10
  • 音質総合:5.6/10(ランク:B)

マイク性能:問題ないが、環境によっては外部音を拾うケースも

AL₋001は、リモコンマイクが付いています。
歩行中に通話したり、リモートワークをする方には欲しい機能ですね。

Zoomを使い、AL-001のマイク性能を確認しました。
(Zoomは、PCやスマホを使用して、Web上でテレビ会議ができるアプリです。)

Apple製のEarPodsのマイク性能と比較してみましょう。

AL-001/マイク性能
Apple EarPods/マイク性能

Apple EarPodsと比べて、少し音がこもっている感はありますが、問題ないマイク音質かと思います。

ALシリーズは、口元からマイクまでの距離が離れているため、外部の音声を拾いやすくなっています。
周りの環境によっては、AirPodsのように口元からマイクまでの距離が短いイヤホンの方がいいかもしれませんね。

音漏れ:通常の音量であれば音漏れなし

音漏れ具合も確認しました。

イヤーピースが少し薄いので心配されましたが、通常の音量であれば音漏れはありませんでした。

大音量にすれば、さすがに音は漏れます。

ただし、同じ大音量で他イヤホン(今回は3万円クラスのソニーWF₋1000XM4)で試したところ、同程度の音は漏れました。

通常の音量であれば、音は漏れません。

AL-001とWF-1000XM4(奥)

【ダイソー300円イヤホン/AL-001】 まとめ

まとめとして、AL-001の良かった点、残念だった点、またおすすめする人、おすすめできない人を下記述べていきます。

良かった点① うたい文句通りの高音質

音質についてはいい意味で裏切られました。

解像度は少し落ちるものの、低音域は力強く、かつ中音域、高音域も音が出ています。
1000~2000円クラスのイヤホンと比べても遜色ない音質に仕上がっています。

アルミニウム合金のハウジングで音質が変わるものですね。 

良かった点② つけ心地の良さ

つけ心地は圧迫感がなく良好です。

ノズルの角度が耳穴にフィットするようにできています。
つけ心地のソフト感は小ぶりなイヤーピースのおかげかもしれませんが、物足りない方はイヤーピースで調整するのもお勧めです。

良かった点③ コストパフォーマンスの高さ

AL-001の一番の売りはこの音質で300円という破格の安さ

コストパフォーマンスはかなり高いです。

メインで別イヤホンを使用されている方でも予備機で一つかばんに入れておいてもいいかと思います。

300円のイヤホンで、ここまで求めるのは酷ですが、残念だった点を二つ。

残念だった点 ケーブルの見た目

ケーブルが細いために、ふにゃふにゃしており、チープに見えます。

ケーブル形状の比較(AL-001 VS CK350M(オーディオテクニカ))

AL-001ケーブル:ふにゃふにゃしている
CK350Mケーブル:しっかりしている

1000円クラスのイヤホンだとケーブルの作りがしっかりしており、見た目で違いが出ますね。

イヤミン

ケーブルが細いために、耐久性(断線)も心配ですね…。

300円としての音質は十分なので、ケーブルもコストの範囲内で改善できる余地があるかもしれませんね。

<まとめ:良かった点、残念だった点>

おすすめできる人・おすすめできない人

以上をふまえ、おすすめできる人、できない人を下記記載します。(冒頭で紹介した内容と同じです。)

こんな人におすすめ

・イヤホンにコストをかけたくないが、それなりの音質のものが欲しい
・重低音を強調した迫力あるサウンドが好み
・見た目、ブランドを気にしない
・予備機として携帯しておきたい
・300円のイヤホンを試してみたい

こんな人にはおすすめできない

  • イヤホンの音質にこだわりがある
  • 見た目・ブランド重視
ダイソー300円イヤホン/AL-001

最後に

AL-001は低音重視の迫力ある音質になっています。

300円という価格を考えればコストパフォーマンスはかなり高く、気軽に買えるイヤホンとしておすすめです。

ダイソー300円イヤホンALシリーズは5機種あり、どれがいいのか迷う方もおられるかと思います。
5機種まとめたレビューもしていますので、また読んでいただければ幸いです。

以上、ダイソー300円イヤホンAL-001のレビューでした。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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