「気軽に手軽にイヤホンライフを~」をモットーにイヤホン関連記事を投稿しているイヤミンです。
今回は100円イヤホンシリーズの第二弾。
セリア、ワッツで販売されているXYY32Bをレビューしていきます。
100円イヤホン9機種を比較したまとめ記事もあります。
興味ありましたら、下記記事をどうぞ。
・XYY32Bの性能
・XYY32Bの良かった点・残念だった点
・どんな人におススメか
先に記事のまとめを述べます。
XYY32Bの音質は、低音がほとんど出ておらず、価格相当の仕上がりです。
音質は期待できないでしょう。
反面、人の声が聞き取りやすく、YouTube動画視聴などには適しています。
またマイク性能も良好なので、ハンズフリー通話にも十分使用できます。
XYY32B/こんな人におすすめ
- イヤホンは100円で十分
- 音質にこだわりがない
- 通話で使用する機会が多い
では詳しく見ていきましょう。
セリアイヤホン/XYY32B:概要
まずは、XYY32Bのスペックを見ていきましょう。
項目 | XYY32B |
---|---|
価格(税込み) | 110円 |
販売店 | セリア、ワッツ |
販売元 | 丸七㈱ |
製造国 | 中国 |
ノズル部 | ノズル径:5.3㎜ くびれ部:4.2㎜ ノズル長:4.8㎜ |
イヤーピース | 材質:シリコーン サイズ 径:9.6㎜ 高さ:7.1㎜ |
コード | 材質:銅線 長さ:1.0m コード被覆:PVC(塩化ビニル樹脂) |
プラグ | 3.5mm金メッキステレオミニプラグ(I型) |
質量 | 10.4g |
XYY32Bは、百均ストアのセリア、ワッツで購入できます。
百均ストアの名の通り、100円(税込み110円)で販売されています。
100円は業界最安の価格になります。
マイク付きのイヤホンで100円は破格ですね。
セリアの店舗をお探しの方はこちら
ワッツの店舗をお探しの方はこちら
XYY32Bの販売元は丸七になります。
セリアイヤホン/XYY32B:外観
XYY32Bの外観を見ていきます。
まずはケース正面です。
「耳にフィット」が大きく書かれています。
耳へのフィット感については、後で述べていきます。
ケース裏側です。
裏側には、注意事項や適合機種が記載されています。
適合機種はQRコードをかざすとスマホから見ることができます。
XYY32Bの適合機種はこのようになりました。
iPhoneの使用が〇となっていますが、iPhone7以降はイヤホンジャックがありません。
ライトニングへの変換ケーブルが必要になります。
では開封していきます。
中身はイヤホン本体のみとなります。
XYY32Bは、白と黒の2種類があります。
この記事では、黒のXYY32Bを紹介しています。
ハウジング(筐体)です。
表側にL/Rの表示もあり、判別が簡単です。
イヤホンのノズルです。
ナナメ出しになっており、耳にフィットしやすい構造になっています。
ノズルサイズは下記の通りです。
- ノズル径:5.3㎜
- くびれ部:4.2㎜
- ノズル長:4.8㎜
イヤーピースはシリコーン素材です。
イヤーピースのサイズは下記の通りです。
- 径:9.6㎜
- 高さ:7.1㎜
イヤーピースは小さいです。
外径9.6㎜はSサイズの部類です。
前回紹介したXYY50Aのイヤピースと比較してもはっきりわかります。
下:XYY32B
あらかじめ付属されているイヤーピースで、ここまで小さいサイズは初めてです。
イヤーピースは100円ショップでも販売されていますので、合わない方は別サイズに変更しましょう。
ケーブルにマイクも付いています。
こちらのマイクを使用して通話ができます。
プラグです
標準タイプの3.5mmステレオミニプラグになります。
金メッキ加工がされています。
XYY32Bの重量は、10.4gでした。
有線イヤホンとしては標準の重さになります。
次につけ心地や音質を見ていきます。
セリアイヤホン/XYY32B:性能
セリアイヤホン/XYY32B:つけ心地
XYY32Bを装着して、つけ心地を確認しました。
ノズルの角度がナナメに伸びており、耳穴には入りやすくフィットしやすい構造になっています。
実際耳穴にはすっぽり入りました。
イヤホン自体の装着感は悪くありません。
しかしながら、イヤーピースがSサイズと小さいため、耳穴への密着性が不足しています。
(普段Mサイズを使用している私の場合です。)
イヤーピースでの密着性がないため、すぐに抜けてしまいます。
実際首を横に数回振っただけで抜けてしまいました。
イヤーピースが合わない方は大き目のサイズに変更することをおススメします。
イヤーピースは百均ショップで販売されています。
価格も100円と安価ですので、Mサイズ以上にすれば装着感が大きく変わり、外れにくくなります。
100円イヤホンに100円イヤーピースをつけるのも抵抗ありますね…。
セリアイヤホン/XYY32B:音質
XYY32Bの音質はどうですか?
やはり100円相当でしょうか。
100円相当でした。
でも、改善も可能です。
XYY32Bの音質を確認しました。
まず低音がほとんど出ておらず、重低音の響きがありません。
解像度はマシですが、音が抜けてシャカシャカした音になっています。
非常に軽い音で、音の厚みがないです。
音漏れしているイヤホンを聴いているかのようです。
また高音が少し刺さりやすいです。
音が通る分、シンバル音やボーカル高音の刺激が少し気になりました。
私の音質評価は下記の通りです。
- 高音:2/10
- 中音:2/10
- 低音:1/10
- 音場:2/10
- 解像度:2/10
- 総合:1.8(E)
結論としてXYY32Bは、100円相当の音質になっています。
前回のXYY50Aは、こもり感が強く高音・中音がマスクされているような音質でした。
XYY32Bはクリア感はあるものの、音の厚みがなく、物足りないものになってしまっています。
シャープな音にはなっているので、音楽以外の動画視聴や通話には使えます。
音の抜けが強いため、イヤーピースを変更したところ、音質が変化しました。
イヤーピースはSednaEarfitCrystalとダイソー品を試しています。
SednaEarfitCrystalの場合は、耳への密着感があり、音の抜けがなくなりました。
低音が聴こえるようになり、音の厚みが増します。
解像度がやや落ちますが、迫力や音場は改善されます。
ダイソー品の100円イヤーピースでも同様です。
SednaEarfitCrystaに比べると改善幅は小さいですが、低音が出てくるので全体のバランスは向上します。
イヤーピースを変更すると音質が変わるのがよくわかるイヤホンです。
元々付属されているイヤーピースが貧弱かつ小さいので、イヤホンの実力値を下げています。
イヤーピースの変更で音質が大きく変わるので、別のイヤーピースに変更することをおススメします。
イヤーピースを変更すると100円イヤホンが数千円のイヤホンに匹敵すると聞いたことがありますが、そこまでの上昇幅はありません。
私の体感だとSednaEafitCrystalに変更しても300円相当のイヤホンに近づけるぐらいです。
しかしながら、100円イヤホンと300円イヤホンの実力値は違うので、効果はあります。
セリアイヤホン/XYY32B:マイク性能
XYY32Bはケーブルにマイクが付属されており、ハンズフリーの通話が可能です。
マイク性能を検証するために、テレビ会議ソフト「Zoom」を使用して受信側から録音しました。
結果、マイク音質は良好です。
テレビ会議などの通話で十分使用できるレベルです。
100円なので、通話専用で持っておくのもありですね。
セリアイヤホン/XYY32B:まとめ
最後にXYY32Bをまとめます。
こんな人におすすめ
- イヤホンは100円で十分
- 音質にこだわりがない
- 通話で使用する機会が多い
100円イヤホン/XYY32Bを見てきました。
音質は価格相当で低音が弱く、高音・中音に特化した軽い音質になっています。
音質はイヤーピースによって一定の改善が期待できます。
マイク性能が良好で通話に使用できるため、音楽視聴以外にも視聴できます。
音楽視聴をメインに考えている方にはおススメできませんが、テレビ会議での使用がある方や音質にこだわらない方であれば、予備機として一本カバンに入れておくのもありかと思います。
以上、100円イヤホン/XYY32Bのレビューでした。
この記事が皆様の検討の一助になれば幸いです。