iPhone6SからiPhone13に変えたんだけど、イヤホンジャック用端子がないです。
今持っている有線イヤホンをそのまま使用したいなぁ。
変換ケーブルを使えば、お持ちの有線イヤホンがそのまま使用できますよ。
2021年9月24日、iPhone13シリーズが発売されました。
注目の入力端子ですが、今回もLightningが継続されていましたね。
iPhoneは、iPhone7でイヤホンを接続するイヤホンジャック用端子が廃止されました。
以降のiPhoneでは、イヤホンジャック用端子が付属されておらず、今回のiPhone13も同様です。
イヤホンジャックがないために、iPhoneで有線イヤホンを使用するには、下記3つの方法をとる必要があります。
iPhone7以降で、有線イヤホンを使用する方法3つ
- ワイヤレスイヤホンでbluetooth接続する
- Lightning専用のイヤホンを使用する
- Lightningとイヤホンジャックをつなぐ変換ケーブルを使用する
今回の記事は、③の変換ケーブルを使用・検討する方のために、変換ケーブル4つをレビュー・比較しました。
100均ダイソー、Apple純正、エレコム、3coinsの4つをレビューします。
・変換ケーブル4種の特徴(メリット/デメリット)
・おすすめ変換ケーブル:Apple純正がおすすめだが、エレコム品も安心して使用できる
この記事ではApple純正を一番におすすめしていますが、それぞれ一長一短ありますので、個人の用途に合わせて選ばれたらいいかと思います。
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- 「気軽に手軽にイヤホンライフを~」をモットーにイヤホン関連の情報発信しています。
- 本サイトのレビュー記事は全て実物を実際に使用して感想を書いています。
100均ダイソー変換ケーブル レビュー
最初に100均ダイソーで販売されているE Core品の変換ケーブルを紹介します。
E Coreは、LAN、USBなどの各種ケーブルや、携帯電話アクセサリー、その他雑貨を製品販売している企業です。
E Coreは、東京都昭島市に本社を構える企業です。
中国に生産拠点を設け、高品質かつ安価な製品を国内外の顧客に販売しています。
(E-core企業HPはこちら)
E Coreの変換ケーブルですが、わかりやすいように「ダイソー変換ケーブル」として紹介していきます。
ダイソー変換ケーブル 概要
ダイソー変換ケーブルの概要は下記の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | E Core |
価格(税込み) | 550円 (2021年9月26日現在) |
生産国 | 中国 |
ケーブル | 長さ:12.4cm、太さ:2.6㎜ |
色 | 黒 |
通話 | × |
ケーブル操作 | × |
その他 | 片面使用 |
100均のダイソーで販売していますが、価格は消費税込みで550円になります。
Lightningイヤホンジャックの変換ケーブルとしては低価格帯に入ります。
他メーカー品の多くが1000円を超えており、半額以下で購入できます。
ダイソー変換ケーブル 外観
次に外観を見ていきましょう。
ダイソー変換ケーブル ケース外観
ケース正面に、「音楽鑑賞専用」と小さく記載されています。
記載の通りで、通話はできません。
また、ケーブル上での再生/停止や音量操作もできません。
ダイソー変換ケーブルは、音楽鑑賞に特化して作られており、他機能は使用できません。
その分コストがカットされて安価な製品に仕上がっています。
ケース裏側に、「商品の特徴」、「使用上の注意」、「メーカー」、「材質」などが記載されています。
では、開封していきます。
中身は変換ケーブルのみです。
ケーブルは太さがあり、頑丈な印象です。
ダイソー変換ケーブルは、黒の一色のみです。
色の濃いイヤホンには合いますが、イヤホンが白だとアダプター色が強くなり、見た目が悪くなります。
iPhone入力部への挿し込み部の片面のみ「UPSIDE」の記載があります。
「UPSIDE」の面を上にして、入力部に挿し込みましょう。
反対にすると変換ケーブルが機能しません。
「UPSIDE」を上にしないと動かないのですね。
少し確認する手間がありますね。
ダイソー変換ケーブル 機能
ダイソー変換ケーブルは、音楽鑑賞のみの使用となります。
変換ケーブルを間に入れることで、音質の変化を確認しました。
結果、変換ケーブルを間に入れることによる音質に変化はありませんでした。(あくまで個人の感想です。)
しかしながら、時折「ジジ」という微かな(かすかな)ノイズが聞こえることがあります。
主に曲の切り替え時に出てきます。
ダイソー変換ケーブル メリット/デメリット
まとめとして、ダイソー変換ケーブルのメリット/デメリットは下記の通りです。
・変換ケーブルは安いものがいい
・音楽鑑賞のみの使用で、通話やケーブルでの操作は考えていない
・ケーブル色は黒でいい
・小さなノイズは気にしない
ダイソーの店舗検索はこちら
音楽に特化した必要最低限の機能を備えています。
片側のみ使用というのが面倒です。
Apple純正変換ケーブル レビュー
次にLightning端子を採用しているAppleの純正変換ケーブルを見ていきます。
Apple純正変換ケーブル 概要
Apple純正変換ケーブルの概要は下記の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | Apple |
価格(税込み) | 1,100円 (2022年4月21日現在) |
生産国 | ベトナム |
ケーブル | 長さ:7.9cm、太さ:1.6㎜ |
色 | 白 |
通話 | 〇 |
ケーブル操作 | 〇 |
Apple純正の変換ケーブルは、1100円になります。
コンビニやAppleストア、Amazonと多くの場所で購入可能ですが、値段は一律です。
通話、ケーブル操作(再生/停止や音調調整)と全ての機能が使えます。
Apple純正変換ケーブル 外観
では、外観を見ていきましょう
Apple純正変換ケーブルのケースは、Appleらしいシンプルな正方形型です。
ケース裏側には、6か国語で「Lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」と記載されています。
では開封します。
変換ケーブルの他に保証書と説明書が同梱されています。
ケーブルの形状は普通です。
Apple純正変換ケーブルは、白の一色のみです。
黒のイヤホンなどに付けた場合は、変換ケーブルが目立ち、見た目が悪くなります。
カラーバリエーションがあればよかったのですが…。
イヤホンが黒だと、目立ちますね。
Apple純正変換ケーブル 機能
Apple純正変換ケーブルを間に入れて、音質と通話品質に影響があるかを確認しました。
結果、音質、通話品質に共に変化はありませんでした。
またケーブルに付属している操作ボタンで音楽の再生/停止、音量操作も使いましたが、問題なく使えました。
Apple純正だけあって、全ての機能が問題なく使用できますね。
純正ならではの安心感があります。
Apple純正変換ケーブル メリット/デメリット
Apple純正変換ケーブルのメリットとデメリットをまとめます。
・純正ブランドを重視している
・通話やケーブル操作をおこなう
・ケーブル色は白でいい
エレコム変換ケーブル レビュー
3つ目として、エレコムの変換ケーブルを見ていきます。
エレコムは、パソコンやデジタル関連の周辺機器で有名な会社ですね。
エレコムの変換ケーブルは家電量販店やAmazonなど多くの場所で販売されていたので、今回レビュー対象にしました。
エレコム変換ケーブル 概要
エレコム変換ケーブルの概要は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | エレコム |
価格(税込み) | 1,680円 (2022年4月21日現在) |
生産国 | 中国 |
ケーブル | 長さ:12.1cm、太さ:1.7㎜ |
色 | ゴールド、シルバー、ピンク、黒、赤 |
通話 | 〇 |
ケーブル操作 | 〇 |
エレコムの変換ケーブルは、他2機種に比べると2000円弱と高価になります。
色のバリエーションが豊富でいいですね。
エレコム変換ケーブル 外観
エレコムの変換ケーブルのケースは、他2機種に比べてしっかり作られています。
ケース裏側には、エレコム変換ケーブルの特長が書かれています。
- スリム耐久ケーブル
-
フィラーによる摩耗軽減と線材内の密度を高め強靭で効率的な導体構造にすることでスリムな外観を維持したまま屈曲への耐久性を高めている
- エンボスプッシュ
-
プッシュ部には、屈曲による衝撃を和らげるエンボスを付け、最も断線が起こりやすいコネクタ根本を強化している
- デザインコネクタ
-
パウダーを混ぜた特殊光沢塗装で高級感のある外観に仕上げている
断線が起きないようにケーブル加工に力を入れていることがわかります
では開封します。
ケース内は変換ケーブルのみです。
ケーブルは普通ですが、柔軟性があるため、ケーブルへの負荷が軽減されている印象です。
エレコム変換ケーブルは、色が5種類あります。
5種類あるため、イヤホンやiPhoneの色に合わせて選ぶことができます。
今回はシルバーを紹介しています。
エレコム変換ケーブル 機能
エレコム変換ケーブルで音質と通話品質に影響があるかを確認しました。
結果、エレコム変換ケーブルも、音質・通話に変化なく問題ありませんでした。
また、ケーブルの操作ボタンも音楽の再生/停止、音量操作も問題ありませんでした。
エレコム変換ケーブルは、Apple純正と同レベルの性能です。
エレコム変換ケーブル メリット/デメリット
エレコム変換ケーブルのメリットとデメリットをまとめます。
・耐久性を重視している
・通話やケーブルの操作ボタンを使用する
・ケーブル色を複数から選びたい
少し高価にはなりますが、色の種類も多いですし、耐久性もあります。
長く使いたい方にもおすすめです。
3coin変換ケーブル レビュー
次に3coinsの変換ケーブルを見ていきます。
3coinsは女性に人気の雑貨屋さんですね。
3coinsの変換ケーブルは別記事にも紹介しています。
3coins変換ケーブル 概要
3coins変換ケーブルの概要は下記の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | ㈱パル |
価格(税込み) | 330円 (2022年4月21日現在) |
生産国 | 中国 |
ケーブル | 長さ:13.7cm、太さ:3.0㎜ |
色 | 白 |
通話 | × |
ケーブル操作 | × |
色は3coinsカラーの白のみです。
業界最安の330円になります。
ダイソー品同様に通話はできません。
3coins変換ケーブル 外観
3coins変換ケーブルのケースです。
シンプルな包装です。
ケース裏側です。
では開封します。
ケース内は変換ケーブルのみです。
ケーブルは見た目頑丈に作られています。
耐久性はよさそうです。
3coinsらしい白を基調とした外観です。
エレコムのシルバーに外観は似ています。
3coins変換ケーブル 機能
3coins変換ケーブルで音質に影響があるかを確認しました。
結果、この変換ケーブルを間に入れることによって、下記2点で音質が明らかに劣化しました。
- 低音が出なくなり、音の厚みがなくなる
- 位相(音の出どころ)が変わり、不安定な音質になる
一定の低音が出なくなることにより、音の厚みがなくなり、軽く薄い音質に変化します。
元々低音質の100円イヤホンレベルではわかりにくいですが、1000円以上するような中級イヤホンになると明らかに違いがわかります。
この変換ケーブルをつけることにより、イヤホンの音質が下がります。
また位相(音の出どころ)がおかしくなり、イヤホン本来のバランスが崩れます。
本来とは違う箇所から音が鳴っているような不安定な音質になるため、気持ちよく聴くことができません。
100円レベルのイヤホンなら許容かもしれませんが、1000円以上の有線イヤホンにつなげることはおススメできません。
また、この変換ケーブルを間に挟みながら音楽や動画を視聴していると、「ジジッ」というノイズ音が発生することが確認されました。
YouTube視聴や音楽再生時でこのノイズ音を確認しています。
ダイソーの変換ケーブルでもノイズ音が発生しましたが、明らかに3coins変換ケーブルの方が頻度が多いです。
また、ノイズ音自体も大きいです。
音楽再生しかできない変換ケーブルで、音質の劣化は致命的なデメリットです。
3coins変換ケーブル メリット/デメリット
3coins変換ケーブルのメリットとデメリットをまとめます。
・とにかく安い変換ケーブルを探している
・通話機能やリモコン操作はしない
・音質の劣化は気にしない
・ノイズ音は気にしない
業界最安ですが、デメリットが大きいのでおススメしにくいです。
まとめ 変換ケーブル4種比較/おすすめは?
ライトニング用変換ケーブル4種をレビューしてきました。
まとめて比較してみます。
変換ケーブル 4種比較
ダイソー | Apple | エレコム | 3coins | |
---|---|---|---|---|
商品 | ||||
税込み価格 | 550円 | 1000~1500円 | 1,500~2000円 | 330円 |
生産国 | 中国 | ベトナム | 中国 | 中国 |
ケーブル | 長さ:12.4㎝ 太さ:2.6㎜ | 長さ:7.9㎝ 太さ:1.6㎜ | 長さ:12.1㎝ 太さ:1.7㎜ | 長さ:13.7cm 太さ:3.0㎜ |
色 | 黒 | 白 | ゴールド、シルバー、 ピンク、黒、赤 | 白 |
通話 | 〇 | × | 〇 | × |
メリット | ・価格550円 ・頑丈なケーブル形状 | ・全ての機能が使用可能 ・純正ならではの安心感 | ・耐久性を強化されている ・全ての機能が使用可能 ・色が5種類 | 業界最安の330円 |
デメリット | ・音楽鑑賞以外の機能が使用不可 ・片面のみ使用可 ・ノイズの発生 ・黒一色のみ | ・白一色のみ | ・価格が高い | ・音質が劣化する ・通話機能、リモコン操作、マイク機能に対応していない ・ノイズ音が発生する |
こんな人におすすめ | ・安いものでいい ・音楽鑑賞のみの使用 ・ケーブル色は黒でいい ・小さなノイズは気にしない | ・純正ブランドを重視 ・通話をする ・ケーブル色は白でいい | ・耐久性を重視 ・通話をする ・ケーブル色を複数から選びたい | ・とにかく安いものでよい ・音楽鑑賞のみの使用 ・ノイズは気にしない |
購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
それぞれの変換ケーブルで特徴がありますね。
変換ケーブル おすすめ
4種それぞれメリット、デメリットがありますね。
とりあえず音楽だけ聴ければいいので、一番安いのでもいいかな…。
おすすめはどれですか?
私のおすすめは、Apple純正>ELECOM>ダイソー>3coinsの順です。
安いダイソーと3coinsが下なんですね。
ダイソー品も音楽鑑賞のみなら十分なのですが…。
Apple純正品のおすすめ理由を3つ述べていきます。
Apple純正品のおすすめ理由3つ
- ・イヤホンの機能が全て使える
- ・純正の安心感
- ・値段も約1000円と手頃
Apple純正品は、通話やケーブル操作が普通に使用できる点が大きいです。
Apple純正というブランドも安心感があります。
逆にダイソー品は、音楽鑑賞以外の使い道がないこと、少しノイズが入ること、550円という価格がそこまで低価格ではないこと、この3点で3番手としました。
ダイソー品が300円でしたら、エレコムを抜いて2番手になっていたかと思います。
エレコム品は、機能面や色の選択肢では他3機種を上回っていますが、値段が高いです。
Apple純正品より少し程度高い程度であればよかったのですが、5割以上の価格差は大きいです。
ただし、エレコム品の耐久性は一番かと思いますし、色も選択できるので、安心感や見た目でエレコム品を買うのもありかと思います。
私はエレコム品を一番よく使っています。
最安の3coinsは、音質の劣化とノイズが入るのでおススメしません。
ライトニングの変換ケーブルは技術的に作るのが難しいようで、良品は高くなります。
安い製品や知らない会社の製品は避けた方が無難でしょう。
最後に
iPhoneのLightning用イヤホンジャック変換ケーブル4種を紹介し、比較しました。
今回はApple純正品をおすすめしましたが、各変換ケーブルそれぞれに一長一短があり、こちらの記事を参考にしながらも個人の用途に合わせて決められるのがいいかと思います。
迷われていましたら、Apple純正でいいかと思いますよ。
Appleは今回のiPhone13でもLightningの入力端子を採用しました。
有線イヤホンとiPhoneをつなぐ変換ケーブルは、まだ今後5年は使われると思います。
この記事が皆様の変換ケーブルを選ぶ上で参考になれば幸いです。
以上、iPhone用イヤホンジャック変換ケーブルの比較レビューでした。