2022年2月にダイソーから300円イヤホンEVシリーズ2機種が発売されました。
EV001
EV002
前回は紫のEV001をレビューしてALシリーズに劣らない性能であることを述べましたが、今回は二つ目赤のEV002をレビューしていきます。
（EV001のレビューはこちら）
男性色以外の外観はほとんど同じなんですが、音質は違うのですか？
イヤミン実際聴いてみると低音性能で違いがありました。
先にEV001との違いを見たい方はこちら
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先にEV002のまとめを下記記載します。
EV002
音質評価：6.0 (音質の評価はこちら）
- 高音：6／10
- 中音：6／10
- 低音：6／10
- 音場：6／10
- 解像度：6／10
・低価格でマイク付きイヤホンを手に入れたい
・赤のイヤホンがほしい
・強すぎる低音を少し抑えたい
・ダイソーが近くにある
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では、詳しく見ていきましょう。
ダイソーEV002 概要
EV002の概要はEV001とほぼ同じです。
(先に音質レビューを見たい方はこちら)
EV002 スペック
EV002のスペックは下記の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格（税込み） | 330円 |
| 販売店（販売元） | DAISO（大創産業） |
| 色 | 赤 |
| 製造国 | 中国 |
| マイク | 有 |
| ドライバー | ダイナミック 10㎜ |
| 出力音圧レベル | 104±3dB/mW |
| 再生周波数帯域 | 20～20,000Hz |
| インピーダンス | 16Ω |
| ノズル部 | ノズル径：6.0㎜ くびれ部：4.9㎜ ノズル長：5.3㎜ |
| イヤーピース | 材質：シリコーン サイズ 径11.5㎜ 高さ 9.0㎜ |
| コード | 材質：TPE 長さ：約1.2m |
| プラグ | 3.5mm金メッキステレオミニプラグ（I型） |
| 質量 | 12.2ｇ |
EV002のスペックはEV001とほぼ変わりません。
(ノズル部やイヤーピースに少し数値の差が出ていますが、0.1mm単位の誤差になります。)
EV002もEV001同様に300円の低価格です。
ダイソーの300円イヤホンはマイクも付いており、低価格ながらコスパが高いです。
EV002 外観
EV002の外観を見ていきましょう。
ケース正面です。
EV001同様のキャッチフレーズで、「臨場感ある、楽曲再生」と書かれています。
音質のチャートはEV001と全く同じになっています。
先に音質の比較を見たい方はこちら
ケース裏面です。
日本語、英語、ポルトガル語で、使用方法、使用上の注意、型番(EV-002）などが書かれています。
ケース側面です。
ドライバーやインピーダンスなどのスペック各項目が書かれています。
ケース底部です。
底部には、EV002の材質が記載されています。
では、開封していきましょう。
開封直後です。
EV001と同様に付属品はありません。
イヤホンの筐体(ハウジング)です。
EV002はハウジングが赤色になります。
イヤホンの左右を識別するＬ／Ｒの表記はハウジングの裏側にあります。
実際使用してみたところ、Ｌ／Ｒの表記に色がなく、見えづらいです。
イヤミンL／R表記が見えづらいのは、EV001と同様ですね。
イヤホンのノズルです。
ノズルはハウジングから垂直に伸びています。
ノズルサイズは下記の通りです。
ノズル径：6.0㎜
くびれ部：4.9㎜
ノズル長：5.3㎜
ノズルのサイズは一般的なサイズです。
標準タイプのイヤーピースであれば、装着ができます。
EV001とサイズ差がありましたが、誤差範囲かと思われます。
見た目違いはありません。
イヤーピースです。
一般的なシリコーン素材です。
イヤーピースのサイズは下記の通りです。
径：11.5㎜
径：9.0㎜
イヤーピースのサイズは一般的なMサイズです。
リモコンマイクです。
ケーブルの中央に付いています。
このリモコンマイクでは下記の操作が可能です。
ボタン1回押し
・音楽の再生／停止
・着信時の受話、終話
リモコンマイクでの音量の調整はできません。
プラグです。
一般的な3.5㎜ステレオミニプラグになります。
EV002の重量は12.2gです。
EV001の重さと変わりません。
イヤミンEV002の外観はEV001とほぼ同じです。
違いは色(EV001：紫、EV002：赤）ぐらいになります。
ダイソーEV002 レビュー
では、EV002を実際に使用した感想を述べていきます。
①つけ心地、②音質、③マイク性能のそれぞれをレビューします。
EV002 つけ心地
EV002のつけ心地は普通です。（あくまで個人の感想です。）
一般的なカナル型有線イヤホンで、耳穴に挿し込むように入れます。
特に快適でも不快でもなく、ごく普通のつけ心地でした。
イヤミンイヤーピースが耳穴に密着して支えるタイプなので、遮音性もまずまずです。
イヤホンの装着感がスカスカする、またはきついと感じる方は、イヤーピースの交換をおすすめします。
特にイヤーピースが小さいと感じた方は、イヤーピースの密着によっても音質が変化するので、より交換をおススメします。
イヤーピースは百均ショップでも販売されています。
イヤミンイヤーピースは落とすこともあるので、予備のイヤーピースも持っておきたいですね。
EV002 音質
EV002 の音質をレビューします。
再生機器はiPhone12miniで、エレコムのライトニング変換ケーブルを経由しています。
EV002の最初の印象は、いたって普通のイヤホン。
大きな欠点なく、音質にさほどこだわらない方であれば、不満ない音質になるかと思います。
EV002は、低音強調のドンシャリ型のイヤホンです。
全体的にはドライな音質ですが、低音～高音まで全音域で万遍なく音が出ており、全ジャンル広く楽曲を楽しむことができます。
強めの低音域でズンズンと迫力ある音を出してくれます。
少し音が丸くなっており、低音豊かな楽曲だと強い低音域が中音域のボーカルラインに重なることがありました。
高音域はカラッとしており、音量を上げると少し刺さるようになります。
伸びやかさには欠ける印象です。
中音域のボーカルラインは中央にあり、聴き取りやすいです。
音場はさほど広くはありません。
意識すれば物足りないですが、問題ないレベルかと思います。
私の音質評価は下記の通りです。
音質評価：6.0 （ランク：B)
- 高音：6／10
- 中音：6／10
- 低音：6／10
- 音場：6／10
- 解像度：6／10
イヤミン同じダイソーの300円イヤホン/EV001やAL002とほぼ同等レベルです。
後の記事でEV001やAl002とも比較しています。
比較記事を先に読みたい方はこちら
EV002は低音豊かな音質なので、重低音を重視した迫力ある音質を好まれる方には特におススメです。
EV001 マイク性能
EV002はケーブルにリモコンマイクが付いています。
ハンズフリーの通話が可能です。
EV002のマイク性能を見ていきましょう。
テレビ会議アプリのZoomを使用して受信側の音声を録音しました。
EV001やAppleのEarPodsと比較しています。
EV002
EV001
EarPods
結果、上記3機種ほぼ変わりなく、EV002も十分使用できるのがわかります。
EV002のマイク性能は問題なく、使用できます。
オンライン通話では、自分の声がクリアな音声で相手側に声が伝わります。
ダイソーEV002 比較
男性EV001とEV002はどこが違うのですか？
音質は同じですか？
EV002を同価格帯のイヤホン3機種と比較してみました。
それぞれ見ていきましょう。
EV001と比較
EV002を同時発売されたEV001と比較しました。
それぞれパッケージに記載されている音質チャートは全く同じ値です。
実際聴いてみて、違いがあるのかを確認しています。
まずは比較表を見ていきます。
| 製品名 | EV002 |  EV001 |
| 価格（税込み） | 330円 | 330円 |
| 販売店（販売元） | ダイソー（大創興業） | ダイソー（大創興業） |
| 音質 | 高音：6／10 中音：6／10 低音：6／10 音場：6／10 解像度：6／10 総合：6.0／10（ランク：B) | 高域：6／10 中域：6／10 低域：7／10 音場：6／10 解像度：5／10 総合：6.0／10（ランク：B) |
| 良かった点 | ・300円の低価格 ・低音重視の迫力ある音質 ・中音が聴き取りやすい ・リモコンマイクが付属 | ・300円の低価格 ・低音重視の厚みのある音質 ・リモコンマイクが付属 |
| 残念だった点 | ・L／R表記が見にくい | ・L／R表記が見にくい |
EV001とEV002の外観の違いは色のみで、後は全く同じです。
音質性能ですが、低音に違いがありました。
両機種共に低音は強いのですが、EV001の方がより強く低音が鳴り響いています。
より迫力ある音質を求める方はEV001をおススメします。
EV001は低音が強い分、中音域をややマスクするような傾向がありました。
中音の聴き取りやすさはEV002の方がいいです。
迫力ある低音を求めたいが、強すぎるのは避けたいと思われる方はEV002を選ぶとよいでしょう。
AL002と比較
AL002はEV002同様ダイソーの300円イヤホンで、ALシリーズ5機種ある中で一番おススメしているイヤホンです。
| 製品名 | EV002 |  AL002 |
| 価格（税込み） | 330円 | 330円 |
| 販売店（販売元） | ダイソー（大創興業） | ダイソー（大創興業） |
| 音質 | 高音：6／10 中音：6／10 低音：6 ／10 音場：6／10 解像度：6／10 総合：6.0／10（ランク：B) | 高域：6／10 中域：6／10 低域：6／10 音場：5／10 解像度：6／10 総合：5.8／10（ランク：B) |
| 良かった点 | ・300円の低価格 ・低音重視の迫力ある音質 ・中音が聴き取りやすい ・リモコンマイクが付属 | ・300円の低価格 ・クリアな音質 ・リモコンマイクが付属 |
| 残念だった点 | ・L／R表記が見にくい | ・迫力低音の音質ではない |
ダイソー300円イヤホン最高傑作のAL002ですが、EV002も似たような音質でした。
違いとしては高音の伸びがAL002の方が上です。
EV002はカラっとしており、音量を上げていくと少し刺さり気味になります。
AL002の高音はより艶やかで、刺激も少なくなっています。
低音については、EV002の方が大きいです。
迫力ある音質を求めている方にはEV002をおススメします。
EV002は、前述したEV001と今回のAL002の中間に位置するような音質でした。
高音の伸びや解像度ならAL002、迫力ある低音を求めるならEV001、その中間をとりたいならEV002がおススメです。
AT-ES11と比較
AT-ES11はセリアで販売されているアットキュー社の100円イヤホンです。
当たり外れの多い100円イヤホンの中では群を抜く音質性能を持っています。
イヤミンAT-ES11はコスパ最強の100円イヤホンです。
EV002をAT-ES11と比較してみました。
| 製品名 | EV002 |  AT-ES11 |
| 価格（税込み） | 330円 | 110円 |
| 販売店（販売元） | ダイソー（大創興業） | セリア（アットキュー） |
| 音質 | 高音：6／10 中音：6／10 低音：6 ／10 音場：6／10 解像度：6／10 総合：6.0／10（ランク：B) | 高域：5／10 中域：5／10 低域：5／10 音場：4／10 解像度：4／10 総合：4.6／10（ランク：C) |
| 良かった点 | ・300円の低価格 ・低音重視の迫力ある音質 ・中音が聴き取りやすい ・リモコンマイクが付属 | ・100円以上の高音質 |
| 残念だった点 | ・L／R表記が見にくい | ・高音が刺さりやすい |
3倍もの価格差は考慮せずに単純に音質比較しましたが、これは明らかにEV002の方が上です。
AT-ES11とEV002では音の情報量が違います。
AT-ES11は面で楽曲を聴いているような音質ですが、EV002に変えると、面に厚みが増してより立体的に聴こえるようになります。（音場、解像度が上がる）
EV002の方が、低音から高音までのそれぞれの音が明瞭です。
AT-ES11では聴こえづらかった細かい音が聴こえてくるようになるでしょう。
EV001 比較まとめ
| 製品 | EV002 | EV001 | AL002 |  AT-ES11 |
| 価格（税込み） | 330円 | 330円 | 330円 | 110円 |
| 販売店（販売元） | ダイソー（大創興業） | ダイソー（大創興業） | ダイソー（大創興業） | セリア（アットキュー） |
| 音質 | 高音：6／10 中音：6／10 低音：6 ／10 音場：6／10 解像度：6／10 総合：6.0／10（B) | 高音：6／10 中音：6／10 低音：7／10 音場：6／10 解像度：5／10 総合：6.0／10（B) | 高域：6／10 中域：6／10 低域：6／10 音場：5／10 解像度：6／10 総合：5.8／10（B) | 高域：5／10 中域：5／10 低域：5／10 音場：4／10 解像度：4／10 総合：4.6／10（C) |
| 良かった点 | ・300円の低価格 ・低音重視の迫力ある音質 ・中音が聴き取りやすい ・リモコンマイクが付属 | ・300円の低価格 ・低音重視の厚みのある音質 ・リモコンマイクが付属 | ・300円の低価格 ・クリアな高音質 ・リモコンマイクが付属 | ・100円以上の高音質 |
| 残念だった点 | ・L／R表記が見にくい | ・L／R表記が見にくい | ・迫力低音の音質ではない | ・高音が刺さりやすい |
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EV002と同価格帯イヤホン3種を比較しました。
同じダイソー品の3機種はほとんど変わらなかったです。
わかりやすかったのは、低音性能の違いです。
低音を抑えたバランス型ならAL002、
AL002から低音を強調したいならEV002、
EV002からさらに低音を強調したいならEV001がおススメです。
イヤミン個人的にはEV001を一番気に入っています。
低音が強いので、ノリのいい楽曲を楽しんで聴いています。
100円イヤホン最強のAT-ES11は、300円イヤホンに比べると物足りなく感じます。
あくまで「比べると」ですので、AT-ES11の音質は100円のコストで考えるとよく作られていると思います。
ダイソーEV002レビュー まとめ
今回は、ダイソー300円イヤホン／EV002をレビューしてきました。
最後にまとめに入ります。
EV002
音質評価：6.0
- 高音：6／10
- 中音：6／10
- 低音：6／10
- 音場：6／10
- 解像度：6／10
・低価格でマイク付きイヤホンを手に入れたい
・赤のイヤホンがほしい
・強すぎる低音を少し抑えたい
・ダイソーが近くにある
EV002は、低音強めのドンシャリ型イヤホンです。
低音強めですが、こもることもなく低価格イヤホンとしては十分な仕上がりとなっています。
特に音質にこだわりのない方でしたら、満足できる製品と言えるでしょう。
マイクも付属されています。
その性能も十分で、テレビ電話やオンライン会議などでも問題なく使用できます。
300円イヤホンの中でも一歩抜けていたAL002と比べても同等の性能で、前回のEV001と比較してもEV002は甲乙つけがたい良品になっています。
イヤホンにお金をかけたくない方はメインのイヤホンに、他に上位機種をお持ちの方は予備機として1本持っておいても損はないかと思います。
イヤミンEV002はコスパの高い製品に仕上がっていますので、おススメです。
以上、ダイソー300円イヤホン／EV002の商品レビューでした。
この記事が皆様の検討の一助になれば幸いです。
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