ワイヤレスイヤホンを初めて買います。
数千円〜数万円までの機種があって、どれを買っていいのかわかりません。
おススメの製品はありますか?
SOUNDPEATS Mini Proはどうですか?
6000円前後でノイズキャンセリングも付いています。
欠点の少ないイヤホンで初心者には特におススメですよ。
メイン機のワイヤレスイヤホンを数週間単位で取り替えているので、全く操作方法を覚えられないイヤホン平民のイヤミンです。
今回は中国新興イヤホンメーカーSOUNDPEATSの新作「Mini Pro」を1ヶ月使用したので、レビューします。
結論を先に言うと、下記5つの理由でSOUDNPEATS Mini Proをおススメしています。
- 多機能の割に価格が安い
- 万人受けするフラットな音質+専用アプリのエコライザーで調整可能
- 電波干渉が強い場所でも接続が切れない
- ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)搭載
- 口コミの評判もよく、VGPのコスパ大賞を受賞している
ノイズキャンセリングも付いているのですね。
5000〜10000円レベルの中機種のワイヤレスイヤホンを探している方には、特におススメできるイヤホンでした。
そのSOUNDPEATS Mini Proを本記事で詳しく解説していきます。
- イヤホンブロガー。所有するイヤホンは30機種以上。
- 「気軽に手軽にイヤホンライフを~」をモットーにイヤホン関連の情報発信しています。
- 本サイトのレビュー記事は全て実物を実際に使用して感想を書いています。
- SOUNDPEATS Mini Proの概要・性能
- SOUNDPEATS Mini Proの口コミ・評判
- SOUNDPEATS Mini Proのおススメ理由5つ
本記事のまとめを先に記載します。
SOUNDPEATS Mini Pro
音質評価:7.0(音質の評価はこちら)
- 高音:6/10
- 中音:7/10
- 低音:7/10
- 音場:7/10
- 解像度:8/10
・ワイヤレスイヤホン初心者
・お手頃価格でノイズキャンセリング搭載のワイヤレスイヤホンを使用したい
・ワイヤレスイヤホンで失敗したくない
では、概要、使い方、レビュー、口コミの順で詳しく解説していきます。
目次をクリック(タップ)するとその章に飛べます。
SOUNDPEATS Mini Pro 概要
SOUNDPEATSとは?
SOUNDPEATSってどんな会社なの?
信頼できる会社?
SOUNDPEATSは2011年に中国の深センで創業された新興オーディオメーカーです。
(正確には「SOUNDPEATS」はブランド名になります。)
中国のみならず、米国、ヨーロッパを中心にイヤホン販売を展開しており、2015年には日本法人「SOUNDPEATS Japan」も設立し、日本国内の販売やサポート体制を充実させています。
SOUNDPEATSは、「夢中になれるようなオーディオ体験とつけ心地の良さを生み出すことに取り組んでいます。」をミッションとして掲げており、価格もさることながら、イヤホンの品質向上にも積極的に取り組んでいます。
その結果として、日本国内オーディオビジュアルアワード「VGP」でも数々の賞を受賞しています。
SOUNDPEATSのVGP受賞履歴は下記の通り。
- True Air2 金賞(Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(5千円未満))
- Truengine3SE 金賞(Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(5千円以上7.5千円未満))
- Sonic Pro 金賞(Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(5千円以上7.5千円未満))
- Air3 Pro 金賞(Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン/ノイズキャンセリング(6.5千円未満))
- H2 金賞(Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(7.5千円以上1万円未満)
- Mini Pro 金賞(Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(6.5千円以上8千円未満))、コスパ大賞
- Air3-Deluxe 金賞(Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(5千円以上6.5千円未満))
ここ近年は毎回のようにSOUNDPEATSの製品がどこかの部門で金賞を受賞しています。
本記事で紹介しているMini Proは2022年SUMMERのコスパ大賞と金賞を受賞しています。
ここまで受賞実績があるのなら信頼できそうですね!
Mini Pro スペック
SOUNDPEATS Mini Proの仕様(スペック)は下記の通りです。
項目 | Mini Pro |
---|---|
発売日 | 2022年4月22日 |
色 | 黒、白 |
質量 | 本体:4.9g×2 ケース:27.6g |
イヤーピース | 材質:シリコーンゴム |
充電端子 | USB Type-C |
電池持続時間 | 本体: 約7時間(ANC OFF) 約5時間(ANC ON) 充電ケース込: 約21時間(ANC OFF) 約15時間(ANC ON) |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
コーデック | aptX-Adaptive、aptX、AAC、SBC |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
防水性能 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | 〇 |
外音取り込み | 〇 |
自動装着検出 | ✖ |
保証期間 | 1年 |
Mini Proの色は、黒と白の2種類になります。
本記事では、黒を紹介しています。
電池持続時間は、イヤホン本体で約7時間、充電込みで約21時間です。
通勤・通学に使用しても1週間は持ちそうです。
コーデックは、aptX-Adaptive、aptX、AAC、SBCに対応しています。
防水性能は、IPX5対応になります。
Mini Proは、ANC(アクティブノイズキャンセリング)と外音取込み機能が搭載されています。
Mini Proは、6000円前後の価格でANCが備わっているワイヤレスイヤホンです。
Mini Pro 外観
ではMini Proの外観を見ていきましょう。
ケース正面と裏側です。
正面はMini Proを装着している女性、裏側はイヤホン本体になっています。
なかなかオシャレなデザインですね。
側面にはイヤホンの仕様やSOUNDPEATSの会社・所在地が英語で書かれています。
では開封していきましょう。
開封直後です。
中身は充電ケースの他に付属品のイヤーピース(S、L)、USB type-C、説明書が梱包されています。
イヤホン本体は保護テープで包まれています。
イヤホンの筐体(ハウジング)です。
イヤホンの左右を判別するL/Rの表記があります。
SOUNDPEATSの「S」がデザインされており、格好いいですね。
イヤホンのノズルです。
ノズルは縦長の楕円形になっています。
ノズルのサイズは下記の通りです。
ノズル径(縦):6.0㎜
ノズル径(横):4.8㎜
くびれ部(縦):4.7㎜
ノズル径(横):3.4㎜
ノズル高さ:3.7㎜
楕円形のノズルは珍しいですね。
イヤホン本体の重量は4.9gです。
標準的な重さです。
イヤーピースです。
一般的なシリコーン素材です。
本体に付いているものを含めて3種類あります。
イヤーピースもノズルに合わせて楕円形になっています。
こちらも珍しいです。
イヤーピースのサイズは下記の通りです。
Sサイズ径(横):10.7㎜
Sサイズ径(縦):11.9㎜
Sサイズ高さ:6.9㎜
Mサイズ径(横):11.3㎜
Mサイズ径(縦):13.4㎜
Mサイズ高さ:6.3㎜
Lサイズ径(横):12.9㎜
Lサイズ径(縦):14.3㎜
Lサイズ高さ:6.6㎜
イヤーピースは3種類あるので、自分の耳に合わせて使い分けてください。
充電ケースです。
マットな仕上がりで高級感があります。
数万円するイヤホンと比較しても遜色ありません。
充電ケースの裏側にUSB Type-Cの差し込み口があります。
こちらから充電を行います。
SOUNDPEATS Mini Proはワイヤレス充電には対応していません。
ここは少し残念。
ワイヤレス充電対応なら、置くだけで充電ができるので便利です。
充電ケースを開けると本体が収納されています。
充電ケースの重量は27.6gとなります。
軽い部類に入ります。
Mini Proは軽量かつコンパクトなので、持ち運びに便利ですね。
SOUNDPEATS Mini Pro 説明書・使い方
Mini Pro 説明書
Mini Proの同梱物として取扱説明書が入っています。
多言語ですが日本語の説明も入っています。
- ブルートゥース接続方法
- リセット方法
- タッチセンサー使用方法
- 装着方法
- Q&A
Mini Proのタッチセンサーの操作方法は下記になります。
タッチセンサー操作 | L側 | R側 |
---|---|---|
1回タップ | ・音量を下げる | ・音量を上げる |
2回タップ | ・再生/停止 ・応答/終了 | ・再生/停止 ・応答/終了 |
3回タップ | ・ゲームモードON/OFF | ・音声認識アシスタントON/OFF |
1.5秒間長押し | ・ANC、外音取込み、ノーマルに切り替え | ・曲送り |
電源オフ時に長押し(約1.5秒) | ・電源オン | ・電源オン |
電源オン時に長押し(約10秒) | ・電源オフ | ・電源オフ |
たまに誤作動もありますが、慣れると便利です。
タッチセンサー操作で曲戻しができないのが残念でした。
Mini Pro 充電方法
充電ケースへの充電方法を解説します。
充電ケースを充電する
Mini Pro ペアリング(接続)方法
スマホなどの音楽再生機器にMini Proを接続する(ペアリングする)方法を解説します。
まずはiPhoneです。
(自動的に電源がONになり、イヤホンがペアリングモードになる。)
※写真は「オフ」になっています。タップして「オン」に切り替えてください。
※イヤホンがペアリングモードになっていると、「SOUNDPEATS Mini Pro」が表示されます。
続いてAndroidです。
Android Bluetooth接続方法
(自動的に電源がONになり、イヤホンがペアリングモードになる。)
※写真は「オフ」の状態です。タップして「オン」に切り替えます。
ペアリングは1分で完了しますので、簡単です。
SOUNDPEATS Mini Pro レビュー
では、SOUNDPEATS Mini Proを使用した感想を述べていきます。
当記事では、著者が重要と考える下記5項目に加えて、ANC(ノイズキャンセリング)と外音取り込み機能も評価していきます。
- つけ心地
- 音質
- 接続安定性
- マイク音質
- 音の遅延
やはり音質は気になりますね。
音質もそうですが、ワイヤレスなので接続が途切れないか「接続安定性」も重要視しています。
Mini Pro つけ心地:標準
ワイヤレスイヤホンはケーブルがないため、耳穴のみでイヤホンを固定します。
イヤホンの重さや形状、イヤーピースによってつけ心地が悪くなることがあります。
Mini Proのつけ心地(装着感)はどうでしょうか。
つけ心地はあくまで著者の感想です。
人それぞれ耳の形状が違うので、あくまで参考として見てください。
装着直後の第一感としては、つけ心地は良好です。
耳穴の形状に合わせて設計されており、圧迫感は感じられません。
2時間ほど使用するとイヤホンと接触している耳の部分に軽い痛みを感じましたが、総じてMini Proのつけ心地は標準レベルと評価します。
Min Proの特徴として、イヤーピースが耳穴に合わせて楕円形になっています。
楕円形の効果についてはよくわからなかったのですが、耳穴への圧迫感は緩和されているかもしれません。
イヤーピースのサイズは前述の通りですが、少し大きめになっています。
きついと感じたら下のサイズ、もしくは別のイヤーピースに交換しましょう。
Mini Pro 音質:十分な高音質
Mini Proの音質はどうでしょうか。
ポップス、ロック、バラードなど様々なジャンルを聴きながら、過去評価したイヤホンとも比べてみました。
初めてMini Proを聴いた時の印象は、「クリアで聴き取りやすい」でした。
音の解像度、クリアさ、情報量などが、3000円前後のロークラスのワイヤレスイヤホンとは明らかに違います。
全体的にはフラットな音質で低音から高音まで万遍なく音を出しています。
特長は音の分離感がよく、各音域が他の音に干渉することなく独立して鳴らしてくれているので、それぞれの音色が聴き取りやすいです。
私はフラット型と評価していますが、YouTubeや他ブログでの音質評価はまちまちで、中には低音強めのドンシャリ型と言っている方もいました。
これは各音域が聴き取りやすいために、低音が強いと評価されたからかと思います。
それだけ各音域が聴き取りやすいワイヤレスイヤホンであると言えます。
MiniProの音質を細かく見ていきます。
まず高音ですが、宇多田ヒカルや西野カナなどの女性ボーカルのハイトーンの伸びやかさが忠実に再現されており、ピアノの高音域もつぶれることなく艶やかに鳴らしてくれます。
Mini Proの音質はシャープでキレのあるサウンドで、音の輪郭がはっきりしています。
その分高音域の「サ」行の刺激が強く、音量を上げた時に音の刺さりが気になりました。
Mini Proは専用アプリでイコライザーの調整が可能です。
「刺さり」が苦手な方は音質の調整が可能なので、高音域を下げれば「刺さり」は改善します。
ボーカルやギター音に近い中音域ですが、音が重なることなく、半歩前に出ているように感じます。
ポップスやEDMなどボーカルメインの曲は他音源に埋もれることもなく、聴き取りやすいです。
低音域はドンシャリ型イヤホンに比べると控えめな印象です。
しかしながら、低音域が丸くならずにシャープに鳴らしてくれるので、低音域に不満はありません。
ハイハットやシンバルの音色も綺麗に鳴らしてくれています。
シンバルは、「ジャーン」ではなく「シャーン」と鳴らしてくれるようなイメージです。
各楽器の音色が鮮明に聴こえると気持ちがいいですね。
音場も一定の広さを保っており、前後左右の立体感も感じられます。
ライブ会場とまではいきませんが、それなりの臨場感を楽しむことができます。
私のMini Proの音質評価は下記の通りです。
音質評価:7.0
- 高音:6/10
- 中音:7/10
- 低音:7/10
- 音場:7/10
- 解像度:8/10
6000円前後のワイヤレスイヤホンとしては十分な音質です。
Mini Pro 接続安定性:優秀
ワイヤレスイヤホンはスマホなどの音楽再生プレーヤーから無線でイヤホンに音を送信しています。
私の経験上、室内や人気の少ない場所では接続が途切れることはないですが、信号や駅のホームなど電波干渉が強い場所では、接続がぶちぶち切れるワイヤレスイヤホンがあります。
接続安定性は、YouTubeレビューや口コミでもなかなか情報がないんですよね…。
Mini Proはクアルコム社の高性能チップを採用しており、Bluetooth5.2に対応しています。
接続安定性に期待が持てます。
では実際Mini Proの接続安定性がどうなのか、電波干渉の強い場所(他のワイヤレスイヤホンで接続が切れやすい場所)で使用してみました。
満員電車の車内、駅のホーム、信号機の前など電波干渉の強い場所で使用した結果、接続が切れることはありませんでした。
接続安定性では、Mini Proは優秀です。
ワイヤレスイヤホンとして安心して使用することができます。
以前8000円のワイヤレスイヤホンを購入して、接続安定性の悪さにがっかりしたことがあります。
Mini Proだと接続が途切れにくいのですね。
ストレスなく使用できますね。
Mini Pro マイク性能:問題なく通話可能
Mini Proに限らずワイヤレスイヤホンにはハンズフリーの通話ができるマイクが内蔵されています。
マイク性能は、イヤホンによって大きく変わります。
有線イヤホンのマイク性能は優秀ですが、無線で接続しているワイヤレスイヤホンはイヤホンによって差が出やすいです。
Mini Proは、通話時のノイズを軽減するために、最新のcVc 8.0ノイズリダクションに対応しています。
では、Mini Proを使用して通話をすると相手側にどのように聞こえるのか、テレビ会議ソフト「ZOOM」を使用して、受信側で録音しました。
SOUNDPEATS Mini Pro音声
cVcノイズリダクションに対応している効果で、相手側に自分の声がクリアに届くのがわかります。
有線イヤホンに近いレベルなので、通常の通話はもちろんビジネスの場でも十分使用することが可能です。
余談として、オンラインで通話する際は、有線イヤホンの使用もおススメです。
100円のイヤホンでも相手側にクリアに音を届けることができます。
セリアで販売されているAT-EMS07(100円)の音声ファイルを貼っておきますので、ご参考までに。
AT-EMS07音声
Mini Proでも十分なマイク性能がありますよ。
Mini Pro 音の遅延:ゲームモードで改善
ワイヤレスイヤホンは通信で音を送っているので、有線イヤホンに比べてどうしても音の遅延が発生します。
Mini Proは前述のようにクアルコム社のチップを採用しており、音の遅延も抑えられています。
またゲームモードも搭載しているので、ゲームをする際の遅延を緩和する機能もついています。
では実際Mini Proの遅延がどの程度のものなのか、実際に音ゲーをプレイして確認しました。
音ゲーは「太鼓の達人」を使用して、普段ノーミスの難易度で出来る限り音を聴きながらプレイしてみました。
結果は下記の通りです。
通常モード
ゲームモード
体感的には通常モードでは、他のワイヤレスイヤホンと同等の遅延度合いでした。
音を使うゲームでの使用は厳しいです。
ゲームモードは大きく遅延が改善されており、ほんのわずかなズレを感じる程度でした。
さすがに音ゲーの「太鼓の達人」をプレイするのは難しいですが、ゲームモードでは音の遅延が少ないので、音ゲー以外のゲームは普通にプレイできそうです。
YouTubeなどの動画視聴は問題なく使用できます。
通常モードでは口元と声にわずかながらのズレはありますが、気になるほどではありません。
またゲームモードを使用すれば改善しますので、動画視聴でもズレを抑えたい方はゲームモードを使用するといいでしょう。
Mini Pro ANC(ノイズキャンセリング):35dBの低減効果
Mini ProにはANC(アクティブノイズキャンセリング)機能がついています。
ANC機能は数年前まではAirPodsなどの数万円する高機能イヤホンのみでしたが、技術の進歩は著しく、5000〜10000円帯の中位機種のワイヤレスイヤホンにも付属されるようになってきました。
Mini ProのANC機能はどうなのか、電車の中など騒音の中で使用してみました。
電車の中ですが、普段あまり気にしていなかった「ゴォ〜」という騒音がピタっと止まり、「サ~」という静かな音に変わります。
SOUNDPEATSのHPには、最大35dBの騒音を消すことができると書かれていますが、個人的には十分なANC性能と評価します。
以前記事にしたSONYのWF-1000XM4のANCよりはやや小さめですが、業界最高水準のANCと比べても大きく劣るようなことはありませんでした。
Mini Proの価格帯でこのANC性能があれば十分満足できるANC性能でしょう。
ANC機能のあるワイヤレスイヤホンを使ってみたい、でも数万円は高すぎるという方には、Mini ProのANCを体感してみてはいかがでしょうか。
ANCをONにすると風切り音も取り込んでしまいます。
風が吹くと「ブオ〜」という音が別で聞こえてくるようになります。
ノーマルモードでは風切り音がなくなるので、切り替えをおススメします。
私も外を歩く際はノーマルモードを使用しています。
Mini Pro 外音取込み:十分
Mini Proは外の音をマイクで拾ってくれる外音取込み機能が付いています。
イヤホンをしたままでも外の音を届けてくれるので、人との会話が可能になります。
私はコンビニなどのちょっとした買物時に一時的に「外音取込み」をONにします。
人と会話する時にイヤホンを外さずに済むので、便利な機能です。
実際に「外音取込み」を使用したところ、イヤホンの装着時でも人の声が聞こえ、買物時のやり取りもスムーズに行うことができました。
また散歩時にも使用しましたが、通常のノーマルモードよりも外の音が聴こえやすくなりました。
車がどこから来ているのかもはっきりわかります。
風切り音ですが、こちらはANC以上に聞こえてきます。
ちょっと風が当たっただけでも「ブオ〜」と鳴るので、自転車やランニング時は常に風切り音が鳴るようになります。
外ではノーマルモードで使用した方がよさそうですね。
Mini Proは、「ANC」、「外音取込み」、「ノーマル」と3つの機能を切り替えることができます。
私は、下記のように使い分けています。
- 電車・室内:ANC
- 買物時:外音取込み
- その他:ノーマル
基本は「ノーマル」モードで使用しながら、環境によって「ANC」や「外音取込み」を使っています。
SOUNDPEATS Mini Proの基本性能を見てきましたが、各機能十分な仕上がりです。
接続安定性やマイク性能、ANCも十分でしたので、安心して使用することができます。
SOUNDPEATS Mini Pro 専用アプリ
SOUNDPEATSは、自社のイヤホンの設定や更新をするための専用アプリを用意しています。
Mini Proもこの専用アプリを使用して操作することが可能です。
専用アプリってダウンロードの設定が少し面倒です。
登録が少し手間ですが、入れておいて損はないですよ。
ここでは、専用アプリについて、登録方法、使い方を述べていきます。
SOUNDPEATS 専用アプリ 登録方法
まずはSOUNDPEATの専用アプリの登録方法を解説します。
下記iOS版とAndroid版のどちらかをクリックしてアプリをダウンロードする。
(本記事ではiOS版で解説しています。)
ダウンロードしたSOUNDPEATS専用アプリを開いたら、Welcome表示の画面で「Agree and continue」をクリックする
「Log in」か「Register」かの画面が出るので、「Register(登録)」をクリック
①E-mail(メールアドレス)、②Password(パスワード)、③Nickname(ニックネーム)を入力し、「Get code」をクリック
登録したメールアドレスに「ear-soundpeats@earphoneapp.xingkeqi.com」から「SOUNDPEATS verification code(認証コード)」メールが届く。
口コミには、認証コードがなかなか届かないとありましたが、私は10秒ほどで届きました。
メール本文に書かれている6桁のverification code(認証コード)をSTEP4のRegiter画面に入力し、最後にReigterをクリックする。
⇒登録が完了する
Mini Proをペアリング状態にしておくと、自動的に接続します。
接続が完了すると専用アプリに下記表示がされるようになります。
私の場合、最初の専用アプリとの接続がうまくできませんでした。
専用アプリによるMini Proの修正更新が失敗してしまうからです。
この場合、一度イヤホン本体をリセットした後に初期のペアリング接続を行うとMini Proの修正作業ができます。最終的に専用アプリとの接続ができるようになりました。
イヤホン本体のリセット方法は下記になります。
イヤホンをリセットして、再度ペアリングすれば、専用アプリの接続もできるようになりました。
専用アプリに接続したら、左上のメニューアイコンから「SETTING」⇒「Language」に入り、日本語に変更しましょう。
専用アプリの登録はやや手間がかかりますが、上記手順でやれば大丈夫です。
Mini pro 専用アプリ 使い方
専用アプリにMini Proを接続したら、その使い方を見ていきましょう。
専用アプリで設定できる項目は下記の通りです。
- ボリュームコントロール
- 可変的なイコライザー
- イコライザー
- ノイズ低減モード変更(ANC、ノーマル、外音取込み)
- ゲームモードON/OFF
- ワンクリック機能のON/OFF
- インジケータスイッチのON/OFF
それぞれの使い方を見ていきましょう。
①ボリュームコントロール
Mini Proの中心音量を調整することができます。
初期設定で問題なければそのままでいいかと思います。
(私は特に変更していません)
②可変的なイコライザー
音質テストを行い、アプリが各個人に合ったイコライザーを設定してくれます。
音質テストは数分で終わります。
私の場合、テストの結果、低音強調のややこもった音になりました。
好みの音質ではなかったので、使用していません。
音質テストによって、今まで気づかなかった音の好みが見つかるかもしれませんね。
③イコライザー
専用アプリを使用してイコライザーの調整が可能です。
プリセットで用意しているイコライザー設定と完全カスタマイズと二つが用意されています。
プリセットは9つのイコライザーがあらかじめ用意されています。
細かい調整が不要なので、簡単にイコライザーの設定ができます。
イコライザーを細かく調整したい方はカスタマイズを使用しましょう。
低音から高音まで微妙な調整が可能です。
好みに合わせて音質を変えることができるのはいいですね。
④ノイズ低減モード変更(ANC、ノーマル、外音取込みの切り替え)
ノイズ低減モード3種をアプリから変更することが可能です。
ノイズ低減モードの変更は、タッチセンサー左2秒長押しでも変更できます。
私もタッチセンサーを使って変更しています。
⑤ゲームモードON/OFF
ゲームモードのON/OFFを変更することができます。
音の遅延を改善したい方向けの機能です。
タッチセンサーでは、左3回タップでON/OFFの変更ができます。
⑥ワンクリック機能のON/OFF
タッチセンサーの1回押しの機能をONにするか、OFFにするかの設定です。
タッチセンサーの1回押しは音量調整に使用します。
私はタッチセンサーで音量調整するのが便利なので、OFFにしています。
⑥インジケータスイッチのON/OFF
イヤホン本体のインジケータを点灯するかどうかの機能です。
私の場合ONにしても違いがなかったので、OFFにしています。
OFFにしていても支障は全くありません。
専用アプリは個々の操作よりもイコライザー設定で使用することが多いです。
タッチセンサーが苦手な方は専用アプリで個々の操作を行えるので便利です。
専用アプリがあるので、イコライザーで好みの音質を探してみたいと思います。
アプリの登録がやや面倒ですが、音質を変えてみたいという方はアプリでイコライザーの調整をされてはいかがでしょうか。
SOUNDPEATS Mini Pro 評判・口コミ
Mini Proの性能はわかったけど、世間一般の評判も知りたいです。
Mini Proの口コミをAmazonのレビューとTwitterから代表的なものを集めてみました。
高評価と低評価をそれぞれ見ていきましょう。
Mini Pro 口コミ(高評価)
Amazonのレビューから高評価のコメントをまとめました。
- この価格で、ノイキャン含む機能、品質を踏まえると、コストパフォーマンスは高いイヤホンだと思います。いつかバッテリーは劣化するし、紛失するリスクを考えると、Mini Proは気軽に使えます。
- AirPods Proの独特の軽いのに安定した装着感というより、普通のカナル型の装着感です。耳に入れたときの収まり具合は悪くありません。通勤で歩きながら使ってるが落としたこと、落ちそうになったことはありません。
- 音質に不満はなく、無くしやすいコードレスイヤホンとしてはコスパが良いと思います。
- 装着してみると、フィッティングはイヤーピースの出来が良いこともあり、良好です。
- ノイキャンイヤホンを買うのは初めてなのですが、面白いぐらいノイズが消えて良いです。
- 新宿と人が混むところにいくとき、300円店のやつが結構切れるから購入。出勤時の使用には、今までと違って、しっかりと繋がっている。
- ノイズ除去は結構きくので換気扇や空調、飛行機内でも静かに過ごせ、音楽を聴ける。
- ランニングの時も付けましたが、落ちるようなことはありませんでした。
- 通信は比較的安定しています。通勤ラッシュ中の渋谷駅地下構内もAPT-X接続で途切れはあまり感じませんでした
続いてTwitterでの高評価を抜粋します。
AmazonとTwitterの高評価では下記のようなコメントが多かったです。
- コスパが高い
- ANC(ノイズキャンセリング)の性能がいい
- 通信が安定している
- 装着感が良好
ANCや通信安定性に満足されている方が多かったです。
コスパが高いのは言うまでもありませんね。
Mini Pro 口コミ(低評価)
続いてAmazonのレビューとTwitterで見つけた低評価の口コミです。
- 歩いてるときにノイキャンオンにすると、風切り音が酷く感じます。歩くときはノイキャンをオフにした方がいいのかもしれません。
- 基本的に接続は安定していますが人が多いターミナル駅だと音がブチブチになる(具体的には朝のJR横浜駅ホームと改札周辺)
- 風が強い日の風切り音が気になりますね。
- ゲームモードにしても音ゲーはできないですね。口コミでできるって書いてあったのでちょっと期待しましたがだめでした。
Twitterの口コミ(低評価)
低評価の口コミをまとめると下記の通りです。
- ANC ON時の風切り音がひどい
- 人の多いターミナル駅(横浜駅)だと音が切れる
- ゲームモードで音ゲーができない
風切り音については、ANCと外音取込み機能の課題ですね。
Mini Proにはノーマル(通常)モードがあるので、風切り音が気になる方はノーマルモードを使用しましょう。
私も外で使用する時はノーマルモードが多いです。
通信安定性で音が切れるとの口コミがありました。
私は他のイヤホンではぶちぶち切れる東京駅構内で確認しましたが、Mini Proでは接続が切れることはありませんでした。
もしかしたら再生機器側の問題かもしれません。
Mini ProのBluetoothバージョンは5.2ですが、再生機器側のバージョンに依存します。
私が使用しているiPhone12 miniのBluetoothバージョンは5.0なので、Mini Proが5.2でもBlutoothバージョン5.0の通信品質になります。
ゲームモードでも音ゲーは確かに厳しいですね。
ゲームモードで音の遅延は改善されますが、それでも若干の遅延はありました。
Mini Pro 口コミ(まとめ)
世間一般の評判・口コミを見てきましたが、概ね私の感想と合致していました。
コスパやANC性能は私も高評価です。
風切り音はANCや外音取込み機能を備えているワイヤレスイヤホンの課題ですね。
Mini Proでは風切り音対策でノーマルモードが重宝されます。
ワイヤレスイヤホンで重要な接続安定性で悪いと書かれているのが私の評価と正反対でした。
イヤホンの問題なのか、再生機器の問題なのか、レビューされた方の場所が電波干渉の問題なのか検証はできないですが、そのような口コミがあったということを紹介します。
購入前にレビューを読んでメリット・デメリットを知っておくと、購入後のギャップがなくなりますね。
SOUNDPEATS Mini Pro まとめ
この記事ではSOUNDPEATS Mini Proを概要、使い方、レビュー、口コミの順でレビューしてきました。
最後にこの記事をまとめていきます。
SOUNDPEATS Mini Pro
音質評価:7.0
- 高音:6/10
- 中音:7/10
- 低音:7/10
- 音場:7/10
- 解像度:8/10
・ワイヤレスイヤホン初心者
・お手頃価格でノイズキャンセリング搭載のワイヤレスイヤホンを使用したい
・ワイヤレスイヤホンで失敗したくない
- 多機能の割に価格が安い
- 万人受けするフラットな音質+専用アプリのエコライザーで調整可能
- 電波干渉が強い場所でも接続が切れない
- ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)搭載
- 口コミの評判もよく、VGPのコスパ大賞を受賞している
SOUNDPEATSのMini Proは6000円前後の中位機種ワイヤレスイヤホンでありながら、ANCと外音取込み機能を搭載しており、10,000円以上する上位機種と遜色ない製品に仕上がっています。
ワイヤレスイヤホンで一番重要な接続安定性も良好ですし、音質も十分でさらに自分好みのイコライザーに設定することもできます。
世間でもVGPの2022年SUMMERでコスパ大賞と金賞(Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(6.5千円以上8千円未満))を受賞しており、評価の高さがうかがえます。
口コミでは高評価が多く、多くの方が満足して使用されています。
現在完全ワイヤレスイヤホンは1000円の低機種から数万円する高機種まで幅広く販売されています。
初心者の方やイヤホンにそれほど詳しくない方はどれを買っていいのかわからずブランド名を優先して数万円するワイヤレスイヤホンを購入される方もいるかと思います。
今回紹介したSOUNDPEATS Mini Proは、現在主流となっている機能を搭載し、コストパフォーマンスに優れています。
ノイズキャンセリングの世界、ワイヤレスイヤホンの便利さなど、このSOUNDPEATS Mini Proで体感してみてはいかがでしょうか。
SOUNDPEATS Mini Pro、後悔しないワイヤレスイヤホンとしておススメです。
以上、SOUNDPEATS Mini Proのレビュー記事でした。
この記事が皆様の検討の一助になれば幸いです。