「気軽に手軽にイヤホンライフを」をモットーに、イヤホン関連の記事を投稿しているイヤミンです。
WF-1000XM4って発売当初は話題になってたけど、実際どうなの?
購入してから週10時間程度、約2ヶ月使用しました。
実際使ってみて肌で感じたWF-1000XM4のレビューをします。
先に良かった点、気になった点をまとめると下記のようになります。
良かった点(メリット)
- 音質:業界最高峰のクリアな音質
- ノイズキャンセリング:業界最高品質の静寂性
- 外音取り込み機能:日常生活で多用
- バッテリー:充電頻度が少ない
- 高い接続安定性:一度も音が途切れたことはありません
気になった点(デメリット)
- 装着感が微妙
- 充電ケースの磁力が強い
- 使わない機能が多い
- 価格が高い
以下詳しく述べていきます。
SONY WF-1000XM4の概要
外観・付属品
まずは、WF-1000XM4の外観です。
WF-1000XM4のパッケージは、プラスチックを一切使用しない、サトウキビや竹、リサイクル紙を由来とする再生紙を使用しています。
環境に優しい素材を使用している反面、パッケージの高級感はないですね…。
開封していきます。
ケース内に、本体・付属品・説明書などが梱包されています。
本体・付属品一覧
- イヤホン
- 充電ケース
- イヤーピース×3種類(S、M、L)※Mは本体イヤホンに装着
- USBケーブル(Type-C)
- 説明書類×4
充電ケースは、ワイヤレス充電に対応しています。
スペック・価格
WF-1000XM4のスペック(価格含む)は下記の通りです。
価格 | 33,000円 |
ドライバー | 6㎜ ダイナミック |
質量(重量) | 約7.3g×2 |
充電時間 | 約1.5時間 |
充電端子 | Tyoe-C、ワイヤレスQi |
電池持続時間 (本体のみ) | 最大8時間(ノイズキャンセリングON) 最大12時間(ノイズキャンセリングOFF) |
電池持続時間 (充電器込み) | 最大24時間(ノイズキャンセリングON) 最大36時間(ノイズキャンセリングOFF) |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
コーデック | SBC, AAC, LDAC |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | 〇 |
外音取り込み | 〇 |
自動装着検出 | 〇 |
前機種WF-1000XM3と比べ、防水防滴性能がIPX4(雨や汗程度では問題なし)相当となり、ワイヤレス充電にも対応するようになりました。
次に、私が2ヶ月間WF₋1000XM4を使用して良かった点、微妙だった点を取り上げます。
SONY WF-1000XM4レビュー 良かった点(メリット)
WF-1000XM4の良かった点はこちら。
WF-1000XM4 良かった点(メリット)
- 音質:業界最高峰のクリアな音質
- ノイズキャンセリング:業界最高品質の静寂性
- 外音取り込み機能:日常生活で多用
- バッテリー:充電頻度が少ない
- 高い接続安定性:一度も音が途切れたことはありません
では一つずつ感想を述べていきます。
①音質:業界最高峰のクリアな音質
WF-1000XM4は、高音域、中音域共に透き通るようなクリアさで、低音域も迫力が過度に強調されることもなく全体がバランスよく表現されています。
音の一粒一粒が忠実に細かく再現されており、ライブ会場にいるかのような立体感さえ感じられます。
多くのyoutuberさんやブロガーさんが言われている通りで、音質は完全ワイヤレスイヤホンの中では最高峰にあると言われるのも納得です。
万人受けするフラットな音質ですが、専用アプリでイコライザーを変更できるので、個人個人の音の好みにカスタマイズできますよ。
②ノイズキャンセリング:業界最高品質の静寂性
WF-1000XM4のノイズキャンセリング性能は業界最高水準と言われています。
実際体感した内容は下記の通り。
WF-1000XM4のノイズキャンセリング(ノイキャン)を体感
- ONにした途端、すっと現れる音の無い世界感に没頭 ⇒ 雑踏(電車内や喫茶店など)の騒音の中だと効果絶大!
- ON→OFFへの切り替え時に周りの騒音に驚く ⇒ ノイキャンの効果(静か過ぎ)
- 周りの音が軽減されている分、イヤホンの音量が普段よりも低い ⇒ 聴覚への負担が小さい
- ノイキャンは音楽をかけていなくても作動する ⇒ 騒音が低減され、集中して仕事や勉強に取り組める
周りの騒音が気になった時、WF-1000XM4のノイズキャンセリングがあると音を遮断できるので、便利です。
ノイズキャンセリングの注意点
- WF-1000XM4のノイズキャンセリングは業界最高水準と言われていますが、完全に音が消えるわけではありません。
- 私も購入前に視聴した際、「あれ?完全には消えないぞ」と思いました。
- 数多くの機種でノイズキャンセリングを体感した人でない限り、視聴での短い時間ではこの性能の良さを実感しづらいかもしれません。
- このノイズキャンセリング機能は、実際使ってみて初めてその効果が実感できるかと思います。
③外音取り込み機能:日常生活で多用
WF-1000XM4では、外音取り込み機能を「アンビエントサウンド」と呼んでいます。
外音取り込み機能については、レジで買い物する時など人と会話する際に使用しています。
音楽を停止し、なおかつアンビエントサウンドをONにした状態なら、イヤホンを装着した状態でも周りの音が自然に入ってきます。
わざわざイヤホンを取る必要がないので、重宝しています。
イヤホンをタップするだけの操作で、ノイズキャンセリングやアンビエントサウンドのON/OFF、音楽の再生/停止ができます。
④バッテリー:充電頻度が少ない
ノイズキャンセリングをONにした状態でも充電ケース込みで最大24時間のバッテリー性能があります。
週10時間程度の使用ですが、この2ヶ月間での充電回数は数えるくらいでした。(3~4回程度)
イヤホン装着時に「バッテリー○○%」とアナウンスしてくれます。
常に充電ケースに収納しているので、この○○%が50%を切った時点で充電しています。
(50%でも2時間以上は持ちます。)
このバッテリー性能やアナウンスのおがげで電池切れの心配なく使用できており、ワイヤレスイヤホンのデメリットである充電の手間を補ってくれています。
⑤高い接続安定性:一度も音が途切れたことがありません
WF₋1000XM4で2ヶ月間使用した結果、音飛びについては一度もありませんでした。
※DAP(デジタルオーディオプレイヤー)は iPhone12 miniを使用しています。
ソニーさんのHPにも音飛びの改善について記載されています。
高い接続安定性と低遅延
左右同時伝送方式に加え、統合プロセッサーV1により通信アルゴリズムが最適化され、WF-1000XM3よりも接続が安定し、周囲に干渉のある環境下でも音飛びがしにくくなりました。動画などの低遅延も実現。
音飛びがあるとそれだけでストレスになりますよね。
東京駅や通勤電車などの人が密集する中でも問題なかったですよ。
以上が、WF-1000XM4を使用してみて、良かった点です。
続いて、気になった点を取り上げます。
SONY WF-1000XM4レビュー 気になった点(デメリット)
WF-1000XM4は完成度が高く不満はないのですが、気になった点はいくつかありました。
WF-1000XM4 気になった点(デメリット)
- 装着感が微妙
- 充電ケースの磁力が強い
- 使わない機能が多い
- 価格が高い
では、一つずつ述べていきます。
①装着感が微妙
WF-1000XM4は、カナル型のイヤーピースを耳穴に押し込み、イヤホン全体を耳の複雑な凹凸(おうとつ)に密着させるように装着します。
ソニーさんのHPには下記にように記載されています。
装着安定性の向上
WF-1000XM3よりもイヤホン本体と耳の接触面を増やすような形状設計「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」を採用しました。耳の複雑な凹凸にも干渉しにくい形状になっており、快適にご使用いただけます。さらに、独自開発のポリウレタンフォームの内側に笠構造を形成、発泡部と空間部の変形を最適化し、装着時の耳へのスムーズな付けやすさを実現しました。
筆者は、まずイヤピース部分を耳穴に押し込み、イヤホン全体が耳の形状に収まるようにグリグリとねじ込んでいくのですが、いまだに「ここだ!」というポジションが定まっていません。
イヤーピースというよりもイヤホン全体を押し込んでいる圧迫感がいまだに気になっています。
多くのyoutuberさんが、「装着感がいい」と言っているのですが、私のつけ方が悪いのか…。
②充電ケースの磁力が強い
WF-1000XM4の充電ケースとイヤホンの磁力が比較的強いです。
イヤホンを充電ケースに収納する際に、スポッと入ってくれるメリットがある反面、取り出す際に少し力が入ります。
この力を入れた時に勢い余ってイヤホンを落としそうになることが何度かありました。
軽く取れるくらいの磁力だったらよかったのですが、結構強力です。
こんな事言っているのは私くらいかも…。
③使わない機能が多い
WF-1000XM4は多彩な機能が装備されていますが、使っていない機能がたくさんあります。
電力節約のために機能をOFFにしています。
使っていない機能
- スピーク・トゥ・チャット:音楽を聴いている時に会話する場面が少ない。⇒ 機能OFF
- 風ノイズ低減:風が強い日に一度試したが、効果が実感できず。⇒ 機能OFF
- LDAC:DAP(デジタルオーディオプレイヤー)がiPhoneなので、LDAC使用できず。
- DSEE Extreme:OFFの状態でも十分な音質。何度聴いても違いがわからず。⇒ 機能OFF
- 360 Reality Audio:専用アプリを入れたものの、コンテンツが少なく未使用。
私の音感がいまいちなのか、DSEE Extremeの恩恵は体感できずでした。
④価格が高い
WF-1000XM4の価格は税込みで33,000円で高価です。
音質、ノイズキャンセリングは間違いなく業界トップクラス。
しかしながら、品質=価格であり、この価格帯だとなかなか気軽に買える値段ではありません。
1万円以下でもノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンを購入できる時代なので、特に音質やノイズキャンセリングをそこまで重視しない方にはお勧めできないかと思います。
次に、もう一つ気になった点に入れようと思っていた不具合が解消されました。
SONY WF-1000XM4 不具合の改善について
①WF-1000XM4の不具合
WF-1000XM4は、発売当初から前機種や他のワイヤレスイヤホンには見られない不具合が発生していました。
・特定の条件で、ノイズキャンセリングや外音取り込みの効果が瞬間的に切れる事象
私はDAP(デジタルオーディオプレイヤー)としてiPhone12 miniを使用していたのですが、上記特定の条件に当てはまっていたようです。
YouTubeに接続した直後や、音楽を聴いている最中で、時折「ボワッ」と異音が発生していました。
「音飛び」もそうですが、快適に音楽を聴いている中での異音はストレスです。
ネット上で、DSEE ExtremeをOFFにすると上記事象が収まると書いており、上記事情が減りはしましたが、それでもまだ起きる時がありました。
②WF-1000XM4の不具合改善について
もやもやしながら使用していましたが、ソニーさんが2021年7月27日(発売約1ヶ月後)に、ソフトウェアアップデートを配信しました。
早速アップデートしましたが、以降「ボワッ」の異音が発生することはなくなりました。
(DSEE Extreme機能ON時も同様です。)
ソフトウェアのアップデートは、イヤホンを接続した状態で専用アプリからソフトウェアをアップデートするだけです。
これから購入される方は、購入直後にソフトウェアのアップデートを行いましょう。
他、WF-1000XM4の不具合は見当たりません。
SONY WF-1000XM4レビュー まとめ
最後にWF₋1000XM4の良かった点、気になった点を下記にまとめます。
良かった点(メリット)
- 音質:業界最高峰のクリアな音質
- ノイズキャンセリング:業界最高品質の静寂性リスト
- 外音取り込み機能:日常生活で多用
- バッテリー:充電頻度が少ない
- 高い接続安定性:一度も音が途切れたことはありません
気になった点(デメリット)
- 装着感が微妙
- 充電ケースの磁力が強い
- 使わない機能が多い
- 価格が高い
気になった点も上げてはいますが、デメリットを差し引いてもWF-1000XM4の音質、ノイズキャンセリング性能に感激し、購入したことに満足しています。
今は、電車や都会の騒音の中でも静寂な空間で音楽を聴ける幸せを毎日体感しています。
購入を検討される方は数多くのYouTubeチャンネルやブログレビューがありますので、そちらも参考にして、不安や迷いを取り除いてから購入されることをお勧めします。
この記事が皆様の検討の一助になれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。